メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

納骨日に見たダメな坊さん

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母ちゃんが昨年末に死んで4ヶ月経った

 

母ちゃんの遺品整理をのんびり行っている

 

アルバムの若い頃の母ちゃんを見る

旅行先でも、子供の入学式でも

母ちゃんは出っ歯だった

 

昔は矯正するだけの知識もお金も

なかったから

出っ歯のまま父ちゃんに嫁いだ

 

父ちゃんから「不細工」と

言われ続けたらしい

 

母ちゃんは老後、入れ歯になったため

出っ歯という印象は消えていた

 

そうそう、こんな顔してた

 

古いアルバムは当時を思い出す

我が家の歴史

私の出処

 

これからの私の行先を考える上での

大事な物品だ

 

母ちゃんの残して逝った衣類や小道具は

値の張る物はない

 

でも、すぐに捨てる事もない

偲びながら処分する

 

仲良し母娘ではなかったが・・・

看取りは生きている時も死んでからも

続く

 

定年退職した私は、時間だけは充分にある

 

男勝りで家事が苦手だった母ちゃん

ミシンは使えた、それなりに

 

ミシン、裁縫箱は処分したけど

ミシン糸は形見に残した

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「足が悪くなると山に登れない」

母ちゃんの一言で

 

我が家の墓は、山のなかにある墓場から

15年前、畑に移した

 

 本日、墓に入る事になった母ちゃん

家族が茶の間に集まる

 

愛犬は姉たちが大好き

踊り狂っている

 

先日、我が家は山の木を売った

采配は長姉が行う

売り上げは山分けしている

 

三十本切って、木こりTさんに35万

払ったら、我が家にはわずかしか残らなかった

 

Tさんのために木を切ったような結果になった

 

姉「仕方ないねぇ、あの山はTさんでないと

入れない険しい山だから」

私「あのジジイ、普段は声もかけてこないのに」

 

納骨は墓のある現場に、時間が来れば僧侶が

やって来る段取りだ

 

バケツの中に線香や蝋燭、マッチ、水、花

忘れちゃいけない骨箱

 

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姉「イヌどうする?」

私「留守番だよ」

 

一台の車で畑に出向く

 

墓に物品をセットし始めると

小雨が降り出してきた

 

止みそうで止まない

姉が傘を取りに戻った

 

もたもたしているうちに

僧侶が軽トラでやって来た

 

相変わらずセーターの上に法衣を

羽織っている

 

読経の前に、「お骨入れて」と言う

相変わらず声が小さい

寒いですか?

 

墓石をずらして、洞穴を見る

10年前に死んだ父ちゃんの骨が見える

 

私「父ちゃんの骨あるよ」

みんなで覗く

 

オーと驚く

 

僧侶が読経のグッズ(茶碗と棒と座布団)を

置こうとするが、なんだか

もたついている

 

腰が痛いんですね

 

小雨は振り続け、姉たちが

僧侶に傘をさしながら

 

線香や蝋燭に火をつけようとするが

雨に濡れ、なかなかつかない

 

早く終わらないかな、疲れた

 

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小雨のなか、読経が始まる

 

覇気のない声

滑舌悪い

5分くらいで終了

 

何か一言あるのかなと待っていたら

帰って行った

 

どんな状態であろうと

プロなんだから読経くらいは

きっちりやって欲しい

 

姉「なんや、あれ、奥さんのほうが

ましじゃない?」

 

僧侶の奥様も修行して読経くらい

できるようになっている

 

これがまた堂々として、声量もあるので

聞き入る程だ

 

都会生活後に実家の跡継ぎとして

返って来たあの僧侶は

いまだに読経が下手だ

 

腰痛を患ってから痩せてしまい

ますます読経が下手になった

 

法話もへた

何言いたいのか良く分からない

 

人を仏の道に案内する立場に

あると思えない

 

また、僧侶はちょいちょいお金を請求をしてくる

先日は、祠堂料だ

 

祠堂料とは

●寺の維持費

●年に二回、お寺で先祖を読経する

●仏の道についてご指導がある

 

早い話、そこんちに見合った

寄付金だ(私の解釈)

 

我が家は、月に一度、母親の死んだ日に

僧侶がやってきて読経をあげている

その都度、2千円お布施を出している

 

さらに亡父の命日は一万円払っている

 

お布施とは別に仏壇の花、茶菓子も

準備しており、お金もかかるが時間も

とられており

はっきりいうと面倒

 

僧侶話好きなので、すぐには帰らない

人徳者にも思えず

わたしにとっては要注意人物

 

先日、僧侶「祠堂いくら払いますか?」

ストレートに聞いてくる

 

私「20万です」

僧侶「20万ですね」

納骨日に祠堂料を払う事になった

ーーー    --

 

納骨の後、ランチに行って

帰りにお寺に寄る

 

奥様が笑顔で出迎える

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ホールに張り出されてある

あれが噂のアレです

 

誰がいくら祠堂料払ったかと

記されたアレ

 

多く払った方は優越感があり

少ない方は面目立たず

 

なんでこんな慣習があるのか

不思議

 

張り紙を見て村の中で

ささやきが始まる

 

奥様が居間に案内する

僧侶は、セーターを着て

座椅子に腰かけている

 

私達は挨拶後に祠堂料を差し出す

僧侶「20万ですね」

私「はい」

 

確認か、後で数えろ

はしたない

 

僧侶が我が家の「過去帳」をプリントして

あった

過去帳というのは、先祖の命日が記録されている物

 

おばあちゃんの死亡について、

備考として、プロレス観戦中に死去と

なっている

 

訂正してください

プロレス観戦中に倒れましたが

死んだのは一週間後だ

 

データーは正確に!

 

 

 

 

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魚は月曜日が美味しいと思う

 

 

 

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最近、我が家では月曜日に

魚料理をする

 

日曜日、伸び伸び泳いでいた魚

月曜日の朝に網を投げ込まれる

 

必死に逃げる瞬間

捕獲される

 

だからとても身がしまっている

月曜日は魚が美味しい

 

生きたまま、町の魚やさんに

配達される

 

町の魚やさんは月曜日だけ

店を開ける

 

スーパーに押され、魚やさんの

客足が落ちた

 

だから週に一回、月曜日だけ

営業する

 

お得意さまは、近所の老女たち

そして

 

私はこの店の魚や老女や客老女から

魚の名前やその料理方法を聞いている

 

料理教室に行かなくても

老女たちが教えてくれる

 

世間話もする

それが、また楽しい

 

先週は「大しけで魚獲れなくて

店休み」と言われた

 

じゃぁ、他の店の魚コーナーも休みなのか?

そんなのないよね、冷凍でも貝でも

何とか並べるよね

 

・・・・仕方がない

 

 

本日、待ちに待った魚の日

朝10時に町の魚やに到着

 

小さな店だが、発泡スチロール箱の

大きな魚たちはすでに予約ずみ

 

あおだい(煮つけ用)と

カレイ(から揚げ用)を買う事にした

 

客の老女が言う

客老「あんた、イワシも美味いよ」

 

私「焼けば良いですか?」

客老「開いて、揚げれば?」

 

魚や老女「なめろうにしても良いよ」

私「骨とるの大変そうですね」

 

客老「指入れて、パーッとやれば骨取れるよ」

私「じゃ、練習しよう、見本見せて」

 

魚や老女「あたし爪がないから包丁で

やるよ」

 

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手際よくさばきだす

 

指でパーの技術をためせなかった

それは次回にしよう

 

魚や老女が丁寧に三枚おろしに

してくれた

 

生きている魚と遭遇するように

なってから、私の疑問が生まれた

 

魚の心電図ってどんな波形なんだろ

血圧どうやって測るのだろう

 

例えば、皇室関係者が魚をペットにしたら

きっとその魚に医師団が付くだろう

 

ネットで検索したところ魚の心臓は

二部屋あり、エラで酸素の取り込みが

されているらしい

 

簡単な構造だ

心のケアも必要ないかも

 

心電図は全身にチューブをつけるらしい

波形は人間と似ている

 

血圧は海の中なので低いらしい

測り方は心臓あたりから直接測定するらしい

 

 

 

あおだい

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包丁で切れ目をいれます

身が詰まっているから皮硬い

 

 

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カレイ

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これも片面、切れ目を入れる

(その方が綺麗に揚がるのかな?と)

 

油に投入したところむっくり起き上がる

のにびっくり

押さえつけた

 

両面切れ目が必要なのかな?

いや、切れ目不要なのか?

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イワシ

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なめろう食べた事がない

揚げよ

 

我が家の梅干しを入れて

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人工肛門みたい

魚臭い

 

イワシは安いから、他の料理方法を

老女達に教えてもうおう

 

来週も行くよ

 

 

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押し花教室とは、お金がかかるもの

 

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朝早く、押し花の先生から電話があった

「お花摘んで、持って来てね」

 

さっそく庭や畑、玄関、仏壇を物色する

 

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押し花教室に本日から入会だ

 

自前の花では足りないかもと

花屋でバラとパンジーを買う

 

バラって一本500円もしたわ

高いね

 

押し花を作るために必要な器具一式を

前回、先生に依頼しており

 

今日は花を乾かす方法をいちから

習う予定だ

 

なにせ素人、花の名前なんか知らない

 

公民館の一室の戸を開ける

お婆ちゃん達(生徒)が振り返る

 

「こんにちわ、よろしくお願いします」

お婆ちゃん達は微笑んでお辞儀してくれる

 

前回の続きをやっている

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 画用紙に塗った絵具が乾いたようだ

 

 

 

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 皆さん、手作りの押し花持参している

 

 

 

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 黒い花、聞くと色付けしたとか

 

 

 

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 絵具の上から、押し花を配置している

 

ピンセットではさんでいるのは

たまねぎだそうです

 

自分なりの思いで花を選び

構想をねります

お婆ちゃん達、それぞれ感性が違います

 

 

 

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画用紙にボンドを塗り、ガラスを

置きます

 

 

 

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中に空気が入っていると花がずれるので

念入りに空気抜きをします

 

 

 

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さらにチューブを差し込み

真空にします

 

 

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額に入れて完成

みんなで褒め合いです

 

 

本日は私以外にもう一人入会者がいました

二人で取りあえずコレに挑戦です

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キーホルダー

 

押し花先生「これ人気があるのよ、500円」

いちいちお金が発生します

 

 

 

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型に緑の洋服を入れます(ボンド使用)

 

 

 

 

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花を洋服の上に好きなように置きます

このピンセット216円

頭の中で電卓をはじきます

 

 

 

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鼻息で飛んでいきそうです

 

 

 

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最後に外部分をはめ込み終了

簡単です

 

 

 

先生が押し花必要器具を持ってきます

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布団乾燥機、18792円

早く乾かしたいときに使うらしい

 

 

 

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生花をはさみこむグッズ他

あれやこれやで3万円弱

 

さらに器具の使い方の本を買うようにと

先生が言います

(取り扱い説明書的なモノないのかな)

 

また、花それぞれ押し方が違うので

その本もすすめてきます

 

なんか〇〇商法みたいな・・

 

私「本全部買います」

先生「悪いわね」

私「退職金あるから大丈夫です」

 

 

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先生、ざっくりと喋りながら実演していきます

効率悪い、動画とか準備していないのですか

 

集中して聞いて見たけど、器具の使い方が

分からない

 

先生「電話して、いつでも教えるから」

私「ありがとうございます」

先生「期待してるわ、インストラクターになってね」

 

そんなのこの世界にあるんですか

インストラクターへの道のりに

また、お金が発生するんですね

 

 

 











 

 

 

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散歩に行くよ

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愛犬の散歩は紫外線を浴びない

夕方にしている

愛犬「早朝でも俺は良いけどな」

 

日焼け止め持ってるけど塗ったり

落としたりが面倒だ

愛犬「俺のブラッシング忘れるよね」

 

でも、今日は天気が良いね

散歩に行くよ

 

断捨離で、麦わら帽子を捨ててしまったのが

悔やまれる

愛犬「早く行こうよ」

 

玄関から車庫に向かい、家の裏にでると

庭がある

 

亡父が見栄で造った庭

手入れもしないから荒れている

 

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あれっ、貴方初めて見るわね
こんにちわ

いつからここにいるの?

 

庭を過ぎると海辺にでる

 

愛犬は地面に鼻先をつけては

急ぎ足だ

 

お目当ての電柱に寄り

片足を上げて放尿

いつかコケルゾ

 

 

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雑草って強いね

どこからでもはえてくる

 

売られる花と売り物にならない花

どう違うのかな

 

人の身長が50㎝なら

あんた達も商品として

大事にされたのにね

 

 

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綺麗ですね

 

 

 

 

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青い花、コンクリートのわずかな

隙間から出てくる

人に踏まれない所でたたずんでいる

 

愛犬「俺、興味ないし」

 

 

 

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川底が見える清流

 

愛犬は写真を撮られるのが苦手

愛犬「タマシイぬかれる」

 

 

 

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田植えを待つ

 

 

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従兄のビニールハウス

 

この前まで鉄骨だったのに

いつの間にかビニールが

かかっている

 

ビニールってどうやって

かけるんだろう?

 

従兄、今年もブドウ植えるのかな

ここは定期的にチェックが必要だ

頂けるものは何でも欲しい

 

 

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ふきのとうがのびきっている

代わりにふきの葉がでてきた

 

ふきの葉のデザインが好きで

自宅で活けるがすぐに枯れる

 

野生の物を育てるのは難しい

 

以前、亡き愛犬ポチが散歩中に

赤ちゃん鳥を見つけ、たわむれ

 

動かなくなった赤ちゃん鳥を

必死に心臓マッサージで救命した

 

呼吸をしてくれた時は嬉しかった

 

自宅で育てようと連れて帰ったが

水さえ飲まず、翌日、死んでしまった

 

野生の生き物は野生のままが

良いらしい

 

 

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つくし

人畜無害、一緒に暮らせば

楽そうだ

 

 

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大雪で壊れた家

ここの住民は

どこかへ行ってしまった

 

竹藪があって、探せば

タケノコがあるらしい

 

 

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コゴミ?、ゼンマイ?

ごめんね、勉強不足で

 

 

 

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誰も見てくれない藪の中

綺麗ですよ

 

 

 

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野イチゴの葉かな?

 

いつもの散歩コース

季節の移り変わりを

楽しんでいる

 

 

 

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有楽町で会いましょう

 

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羽田空港に9時過ぎに到着

 

エスカレーターで一階に降りると

モノレールの改札口がある

 

左に曲がり、トイレに入る

 

貴方に会うために

そこで化粧をする

 

少しでも潤いを持たせたいので

ここに来てから化粧をする

 

鏡に映るしみだらけの顔

目じりが下がり、頬が弛んでいる

 

化粧水をつけ、下地クリームを塗る

しみかくしに厚めのファンデを塗る

 

眉をやや太めに描き、勢いをつける

そして、淡いピンクのルージュをひく

 

おばちゃんの顔はいくぶんか晴れてきた

最後にリップオイルで艶をだす

 

OK,こんなもんかな

 

モノレールで浜松町に行き、山手線に乗り換え

有楽町で下車する。

 

ビックカメラと反対方面にある

古びた喫茶店をめざして歩く

 

戸を開けると、貴方がいる

柔和な顔立ちに四角いメガネをかけている

 

私を直視しないで、視線を落として

話す貴方の癖に慣れた

 

二人の共通の話題は絵画

私はゴッホが好き、貴方はシャガール

 

コーヒーを注文する、いつもの店員さんだ

店内は、次から次へと客が入る

ドアが開くたびに貴方は、外を伺う

 

貴方の家庭の事は知らない

貴方がここにいてくれるだけで

私は救われる

 

短い脚を組んで、斜めになった姿勢で

話す貴方

 

型くずれした背広が愛おしい

 

「この後、用事あるから帰る、ごめん」

私を置いて出て行く貴方

 

まだ一時間も経っていないのに

いつものことだ

 

貴方が帰れば、もう東京に用事はない

17時発の飛行機の時間まで

一人で有楽町をうろつく

 

駅前のピザ、パスタ専門店に入る

私「一人です」

 

中年女性店員「全席禁煙なんですけど」

当たり前だろ

 

中年女性店員「お食事ですか」

頷く

 

中年女性店員「ご案内します

ここ階段あります、気をつけて」

おばあちゃんか

階段なくせば

 

中年女性店員が案内したのは

やや中段にあるテーブルの並び

 

せっかく東京に来たんだから

田舎じゃ食えないのを注文するか

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平めんのパスタと

グレープフルーツを注文した

 

中年女性店員「今の時間ですと、平めんはありません

スパゲッティになりますが」

私「それで良いです」

 

メニュー表にこの時間はスパと明記しとけよ

 

この中段の席は店内を見渡せるばかりでなく

外を行きかう人達も良く見える

 

カップルが入ってきた

こちらに案内されて来る

 

彼女が私の左横に座る

彼氏がテーブルの反対側に坐る

 

つまり、彼氏を前に彼女と私

並んでいる、そんな位置関係だ

 

二人もこれからランチなんだ

 

緑色のスパゲッティが運ばれてきた

それなりに美味しい

 

グレープフルーツも牛乳瓶みたいな

容器に入れてある

 

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彼氏「写真だと大きい人かと思ったよ」

彼女「良く言われます、どうしてですかね」

写真?、お見合いか?

 

彼女「朝ご飯食べてきました?」

彼氏「いや、ちょっと寝坊して、食べてません」

 

彼氏「六本木にお勤めとか、ヒルズですか?」

彼女「じゃないほうです」

テレビにでてくる町ですね

 

彼女「外国企業の製薬会社です。薬剤師では

ないけど入れました」

話が大きい

 

私の左耳はレーダーになっている

このカップル、滑舌の良い人たちで

とても聞きやすい

 

彼氏「凄いね」

彼女「ハンガリーに13年住んでいました

そこでも働いていました」

ハンガリー、東京は凄いな

 

彼氏「風邪ひいているって聞いたけど

大丈夫?」

彼女「はい、なんとか」

 

これは口実ではないのかな

ゴメンナサイのサインかな?

 

彼氏「何食べましょうか、ピザとあと一品づつ

頼みましょうか」

 

若い店員が来て、彼氏から注文を聞いている

彼氏はメニュー表を見ながら

素早く料理名を告げている

 

スピーディだわ、良い感じ

 

彼氏「俺、長野出身なの、たまに帰るよ」

彼女「何人姉弟ですか?」

 

彼氏「男ばっかし、二人とも結婚していて

墓参りしたら、すぐ帰って来るよ」

 

長野は若い頃、お付き合いしていた彼の

故郷です

 

おやきをお土産にもらったことがあるけど

うまかったなぁ

 

居ても立っても居られない

私「初デートなの?」

介入してしまった

 

彼氏、彼女「はい

 

隣の席のおばちゃんの割り込みに

応じてくれる

なんかいいんじゃない?

 

私「ゴメン、全部聞いてた」

彼氏「どうしたらいいんですかね」

面白い事を問いかけてくる

 

私「長野に帰る時はバス?」

彼氏「いえ、電車です」

 

私「あずさ2号?」

狩人の名曲だ

 

彼氏は笑顔で答える

「あずさは1号から10号あるんです」

 

きっと、長野駅構内ではあの曲がかかっている

そう思った

 

彼女は二人のやりとりを聞いている

彼女、目が大きく、その目が

彼氏に似ている

 

私「貴方たち同じ顔しているね

いいんじゃない、彼氏誠実そうだよ」

 

そう言って席を立つと

二人が後ろから「ありがとうございます。」

 

羽田に着いたのが午後1時過ぎ

保安検査場を通る時

係の方が「早いですね」と言う

 

余計なお世話だよ

スマホ見てるだけで時間潰せる

 

やがて飛行機の出発時間が来た

スーツ姿の軍団がやってきた

 

お洒落関係?

外人と日本人

みんなモデルみたい

 

はっ、ここは羽田

モデルたちがいてもおかしくない

写真とりたいなぁ

 

渋い年代はそれなりに素敵

足の曲がっている若い子もいる

 

サッカーか?

気をもんだ、ジタバタした

 

偶然にも同じ飛行機に搭乗

地元に降り立った軍団

 

軍団の中の日本人に聞いた

「サッカー?」

そうです

 

「写真とっても良い?」

「いいけど・・」

 

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目の保養をさせてもらった

明日、試合だとか

がんばってね

 

 

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ソファーの定年退職

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籐ソファー三人掛け用

30年程前に購入しました

 

かなり、傷んでいます

 

このソファー座り心地が良く

お気に入りでした

 

買ったいきさつは足の手術をした後

正座ができないために

必要だったからです

 

変形性股関節症(または寛骨臼外形成不全)」

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骨盤から大腿骨頭がはずれている疾患です

遺伝的要素があります

 

私の場合は、両骨頭ともはずれているのですが

左骨頭のずれが著明で

左寛骨臼蓋骨切り術を受けました

 

当時、先端技術の手術であったため

前例がなく

仕事ができるのかとても不安でした

 

医師たちは心配性だな、仕事できるよと

言い、私を用心深いと笑いました

 

手術はスタート点に過ぎず、職場に

戻り、働かねばならない私は

 

先の見えない将来に

不安いっぱいでした

 

変形性股関節症友の会に加入しましたが

会員は人工骨頭を入れたお婆ちゃんばかり

 

私のような働き盛りの会員は

いませんでした

 

情報交換ができず

不安でした

 

友の会本部がある東京にも

出向きましたが、私のように

働いている方はいませんでした

 

孤独です

 

 

手術から半年後、職場に復帰し

ちょっと痛みがでると

将来が不安でたまりませんでした

 

定期的に通院し患部のレントゲンを

撮っていまいした

 

しゃがむ事ができるようになり

重い物をもてるようになり

走る事ができるようになり

 

いつしか不安はなくなりました

 

亡母が「びっこになるかと心配だった」と

後日言っていました

 

びっこにならなかったけど

デブになりました

 

亡母の大嫌いな犬を海でひらい

そのまま飼いだしました

 

ポチと名付けたその子を

愛おしく思い、旅先でも

ポチの世話を細かく家に電話しました

 

このポチ、一つ欠点があり

それはソファーのクッションの穴掘りを

するのです

 

ワンコの習性か、今飼っている愛犬も

クッションの穴掘りを継承しています

 

30年使ったソファーです

クッションボロボロ、ひじ掛けボロボロ

寝転んでいても体の節々が痛い

 

テレビを見ながら寝る習性の私ですが

朝起きると体が凝り固まっています

 

ソファーも退職願いを出してきました

これ以上は働けませんって

 

クッション以外の本体は

まだ使おうと思えば使えるけど

 

棄てて、新品を買おう

 

 

長きにわたり、支えてくれて

ありがとう

 

 

 

 

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智弁和歌山の男前ピッチャー、今後が心配

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野球小僧の憧れ、甲子園

数々のドラマが展開される

 

ヒーローが生まれ、エラーした子が泣く

まるで人生の縮図のようだ

 

計算通りに行かない、だから

面白い

 

智弁和歌山 対 東海大相模(神奈川)

 

智弁和歌山の監督は71歳

爺さんだ

同級生の誰かは病死している年代だ

 

対する東海大相模の監督は48歳

数字で分析し、効率良い試合を

行う年代だ

 

先攻は智弁和歌山、後攻は東海大相模

両校ともに優勝候補

 

5回の裏、東海大相模が2点の追加点を

あげる

 

守備を終え、智弁和歌山の選手が

ベンチに戻る

 

爺さん監督が怖い表情でベンチ内から大声を

だす、音声がその声をひらう

 

それはまずいです、爺さん

怒るのは大人げない

 

感情コントロールして下さい

長く生きているんだから

 

熱くなってどうするんですか

点を取られて悲しいのは

選手たちですよ

 

上手くたずなを引いてよね

誰もベンチに入らないじゃないですか

 

くそじ・・じ・・い

 

まず選手をベンチ前で迎えてあげて

ほしいな

 

6回表、智弁和歌山の攻撃

ほら、凡打ばっかり

得点はいらず

 

爺さん、心のケアが足りない

 

6回裏、東海大相模の攻撃

縦じまのユニホームに黒の帽子

洗練されててカッコいい

 

守りの智弁和歌山、レッドカラーが

弱く見える

 

打球を取そこなう

エラーの連鎖が始まる

 

爺さん、ここ!

選手が輪になって

「気にするな、大丈夫」とか

 

あれやった方がいいよ

指示だして・・!

 

出さないの?

黙々と投げるピッチャー

 

良く見れば男前みたい

それで智弁和歌山を応援する事にした

 

三つのエラーでさらに4点取られた

10対5、東海大相模が勝っている

 

今頃の子供は強いね

うつうつせずに打ち返していく

 

智弁和歌山はその後、点数を

かせぎ、東海大相模に追いつき

延長戦に持ち込む

 

レッドカラーが今度は強く見えてくる

がぜん、スタンドは盛り上がる

 

あの男前ピッチャーの彼女たちも

ヒートアップして立ち上げっているんだろう

 

A子「見て、マウンドの子、私の彼氏よ」

B子「何言っている!、今月から私達

お付き合いしているのよ!」

C子「黙れ、私はお母様に紹介されたわ」

 

10回の表で智弁和歌山は快打撃で

2点リードした

 

10回裏の東海大相模の攻撃

ここ守れば勝利

 

踏ん張れ、男前ピッチャー

 

12対10

智弁和歌山の勝利、決勝にコマを進めた

 

世間ではチャラついている男子が

大勢いるけど

真剣勝負の場にはそんな奴いない

 

野球は身体能力と頭脳のぶつかり合いだ

団体競技であるがゆえ、人としての協調性が

培われる

 

食うか食われるか

確立は二分の一

 

男前ピッチャーは投げぬいた!

 

 

勝利インタビュー

爺さん監督「足を引っ張る子がいて・・・」

 

私は唖然とした

確かにエラーがあった、でも

その言い方、個人攻撃ですよね

 

物のいい方ってあるんじゃないですか?

全国で放映されてるんですよ!

 

失敗した子の親や友人が見ているんですよ!

爺さん、いい加減にしな!

 

失敗した子は一生、あの場面を

悔やむんだよ

 

そういうこと分かっているのか!

 

側のお立ち台では男前ピッチャーが

インタビューを受けている

 

帽子を取ったその顔立ち・・

美しい・・!

 

歯並び綺麗・・

馬鹿なインタビュアーが来て

「ミスがありましたが、どうですか」

 

馬鹿か、お前、爺さんの言葉に

乘って、ふざけた事聞くんじゃねぇ

 

「監督からどんなアドバイスありましたか?」

男前「です」

 

爺さん監督は怒鳴り散らす嫌な奴

・・と私は判定した

 

 

・・が、ネットで検索すると

爺さん監督、勝率高い、実績のある

名監督と分かった

ごめんね、素人判断でした

 

・・で男前ピッチャーもそれなりに

評価されているらしい

大会前は体調不良だったとか

 

うん、あの爺さん監督のもとじゃ

体調くずすわ

 

時速144Kの速球投げれるらしいけど

打撃戦であったことから

ダルビッシュにはなれないな

 

無駄に男前だから、女で失敗するな

 

 

ご両親へ

野球やめて、手堅い企業に就職を

おすすめします

 男前ピッチャーのファンより

 

 

 

 

 

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