空き家がリフォーム始めた
私の村に一軒の空き家あり数年前からが売りにだしていた。
最近、誰かが買いリフォーム始めたと噂を聞いた。
敷地は広いが、家の中は相当傷んでいる。
早速、だいを連れ偵察に行く。
その後も偵察に行ったがいっこうにリフォームの進捗がわからない。
ある日、大量の畳が運ばれて来た。
いつものように偵察に行く。玄関にチワワがいた。
声をかけてみた「なか見せて下さい」。すると大工系の男性が出てきて
「いいよ」ときさく。
古民家風。高い天井から和紙で作られた丸い大きな電球が各部屋につるしてある。部屋は障子戸や板戸で囲まれている。 囲炉裏がある居間はわざわざ天板をはずしてある。
アンティークショップから買ってきたという長ーいひっかき棒?は囲炉裏の上で土瓶を掛けたり、鍋で煮炊きができるように使うらしい。
ゆくゆくは民宿にする予定らしい。 買主は暇が出来たら改装をすすめると言う。
「土地に知り合いがいるんですか?」と聞くと「いない。でも海が目の前にあって、それが気に入った」と返答される。
(ねえねえ、家にも古い戸や茶碗あるんですけど買ってくれませんか?)