メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

チンネンと打ち合わせ、ぶどう試食し、野花を摘み

大ちゃんと散歩。

 

山に上がる坂道に同級生のチンネン(あだな)

を見つけ声かけた。

チンネンはぶどうハウスの爺さんと立ち話をしていた。

 

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爺さんは気を利かしたのかノロノロを場を離れていった。

 

「〇〇(同級生の女友達)と最近ごはん食べたんや。

同窓会でもしたいねって話してたんや」

 

私、〇〇、チンネンは小学校が同じ。

 

小学校には4つの村の子供たちが通っていた。

一学年20人ほどの小さい学校。

のんびりしていた時代だった。

 

理科の時間は学校近くの海で貝ほり。

昼は鼻たらし、おさがりの服を着て、ドッジボールした。

また、学校は山に囲まれていたので、雑木林のなかを走り、草や山いちごを食べた。

 

金持ちの女のが、当時上等と言われていたグンゼのパンツを履いて

木に登るのを下から眺め、うらやましいなあって思った。

 

ゴム靴を履いているのが普通ななか、転校生や金持ちの子は革靴だった。

 

冬は田んぼが凍るのでいまでいうスケートをした。

もちろん、氷は溶けていたりするから、足を田んぼに突っ込み

泥だらけになる子もいた。

大雪が降ると雪を積み上げ固め、長靴の底でピカピカにして

コケてた。

屋根からぶらさがるツララは、私達のおやつだった。

 

私のクラスは男子は13人いるのに、女子は4人と少く

班に分かれると、女子一人づつになるので、嫌だったな。

 

給食がまた苦痛で、好き嫌いがあったから。

食べるまで居残りさせられて。

 

私の村は学校から遠いためバス通学だったけど、土曜日はみんなで遊びながら歩いて帰った。

 

車も今ほど走っていなくて、観光バスや汽車が通ると、みんなで

手を振ってた。

時折、バスの窓から菓子を投げてくれるので、拾って食べた。

 

帰り道に、犬がいる家の前は走って逃げた。

 

お小遣い制度は我が家ではなかったが、母ちゃんの実家の祭りに

行くと、爺がお金をくれる。

それで駄菓子屋でせんべいを買って食べた。

 

駄菓子屋以外にラーメンをだす店があったが、注文したら

インスタントラーメンだされて、子供ながら驚いた。

 

時は流れ、私達も定年を迎え、久々、同じ小学校で学んだ者だけで会おうかって

話になった。

 

チンネンはお世話係。

散らばっている同級生の居場所を知っている。

なぜならチンネンは郵便局で働いていたため、毎年、年賀状を同級生に買ってもらっていたから。

 

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チンネンと別れ、私はブドウハウスに向かった。

 

爺さんがいれば、適当なことをしゃべって、頂いていこうと決意していた。

爺さんはいなかった。

 

f:id:s-dai101030:20171015203510p:plain 一粒つまみ食べてみた。

甘いぜよ。

 

これからは爺さんの姿を探しながら散歩をしなければならない。

ひと房ゲットするために。

 

畑への道を歩きながら、途中、猫を飼っている家を覗きに行った。

残念、猫いない。

 

野草を摘み、家で活けた。

 

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ーーーこんなゆるーい日を過ごしたーー