今日頂いたもの、作った物、活けてみたもの
私は5月から、村に住む生け花の先生宅で月一回
お花を習っている。
私以外の生徒は3人。
🌸 親戚に嫁にきている〇〇ちゃん、この人はいつも朗らか。
ちょっとおっちょこちょいでヘマしては皆を笑わす。
🌸お寺の奥さん、もと教師で落ち着いている。
ちなみにお経も習得しているので住職の都合が悪い時は
奥さんがお経をあげに来る。
🌸もう一人は、奥さんのお友達の〇岡さん。
多趣味、自分で染めたストールを巻いている。
3人はどうやら高校の同級生らしく
お互いを〇〇ちゃんと呼び合っている。
ここに、先生が加わるからお喋りは止まらない。
花を活けているより、その後のお茶の時間がみんなの楽しみ。
美味しいお茶を飲みながら、誰かが準備したお菓子を食べる。
先日はナスとみょうがの漬物、栗煮を〇岡さんが持参してきたが
これが実に美味い。
作り方をさっそく聞いたり、答えたり、話題はめまぐるしく
展開していく。
爺さん、婆さんの色恋沙汰なんかもあり。
私は最近気になっているブドウハウスの話をした。
たわわに実っている緑色の甘いぶどう・・
(この間、こっそり試食したから甘いって知ってる)
「あれは〇〇(私の従妹)のビニールハウスや、くれって言えば
くれるよ」嫁さんが言う。
「えー!? あれ 〇〇爺さんのビニールハウスじゃなかったん?」
「違うよ、〇〇爺さんは今じゃ年取って、・・・」と話題は私がブドウハウスの持ち主だと思い込んでいた〇〇爺さんがいかに最近弱ってきたか
その行動範囲に入った。
「耳が遠いから老人会には来なくなった」などなど・・・。
昼のサイレンが鳴ってお喋りは終わった。
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私は早速従妹に電話する。
「ブドウひと房欲しい」
「どんだけでも持ってけ。誰も食べん」
「なんでぶどう作っとる?売り物じゃないん?」
「なん、ビニールハウスに何か植えておかんと地面腐るから」
(そうか、こんな近くにブドウ作りしとる奴がいたとは知らんかった)
気がせき30分後、私は車をハウスに横づけしぶどうを4房取ってきた。
家に着くと、今度は大ちゃんの散歩がてらに坂道の柿を取ってきた。
買ったら高いよ、田舎っていいね、無料、無料。
気分が晴れ、大好きなカレーを作る。 米には五穀米を混ぜ、炊いた。
焼き芋うまし。
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花は先生宅で活けたあと、ばらして家に持ち帰り、家の水盤に活ける。
何流の生け花なのか、私は何回聞いても忘れる。
先生のご指導も実はちんぷんかんぷんなのだ。
木や花の名前も覚えられない。
そんな私でも、花に相対すると、その凛とした立ち姿に感動する。
生け花っていいね。
花屋さんにどんな花を注文するか、選ぶ時から先生のセンスが
発揮される。
私の先生はおそらくセンスが良いと思う。
月謝は2000円。
お茶菓子食って、近所の情報仕入れて、安いもんだ。