メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

都会の駅構内か!見えない医療

f:id:s-dai101030:20171120174646j:plain

 膵臓がんによって、胆管が圧迫され、胆汁がうっ滞し、胆嚢が腫れている。

母ちゃんの病態です。

 

おそらく、胆管に管を留置する治療が、本日実行されるはず。

上の画像は、ネットで私が調べたものです。

 

入院したのは、11月17日。

緊急入院ではなく、予約入院なのです。

 

入院後、担当医にお会いしていません。

 

外来担当医は、検査して、診断し、充分に説明してくれました。

 

入院後、病院からは何の連絡もありません。

 

胆嚢が腫れて、緊急度の高い状態です。

18,19は病院は休みです。

 

治療するなら、今日です。

 

午前、面会に行った姉からの情報では、午後にするらしいとの事。

 

15時に私が面会に行きました。

 

母ちゃんは、酸素チューブをしていましたが、メモリが③に

上がっています。(入院時はたしか①か②、はっきり覚えてないけど)

 

部屋も、変わっていて4人部屋のようですが、元の部屋と違います。

使い捨てのガウンの箱があり、医療廃棄物を入れるビニール箱が

あります。

 

様子がどうもおかしい。

 

テーブルの上には、絶食中と書かれたカード、お家の方お話がありますと

書かれたカードが乗っています。

 

「腹、しんどい」

「どっち?」

「右」

(右か、チューブ入れた後かな?)

「胸撫でて、しんどい」

 胸を撫でます。

「何か飲みたい、ヤクルト」

「まだ、ダメみたい、先生に聞いてからね」

「昨日は大変やった。ご飯つくるの・・」

(そりゃ、大変だったね)

 

 

私に声をかけてきた人がいます。

紺色の事務服を着た女性です。

 

促されてついて行くと、ナースセンターに

隣接されている部屋に案内されました。

「相談員の〇〇です」

 

要は、退院後、どこに入所したいですかって事。

 

「どこでも良いです。生きて退院できるのなら」

「あーそうですよね」笑顔を絶やさない訓練をされている。

 

「そんなことより、検査どうなったんですか、ガウンとか

置いてあるけど、なんかありましたか?」

「聞いてきます」どこかへ行った。

 

そして戻ってきた。

 

「ばい菌を持っていて、他の人にうつらないようにです」

 

例えば、母ちゃんのオムツ交換をする時に、介助者さんが手袋、ガウン

を装着する、院内感染対策だ。

 

母ちゃんがいる部屋にもどると、後から、看護師さんが来て

「検査まだなんですよ、いつも遅くなるんです」

 

 

中日新聞には、医師不足、過剰労働が記事になっている。

医師だけではない、看護師や事務職員もだ。

 

入院3日目、「入院診療計画書」「看護計画書」「検査同意書」なし。

この説明書、法律で義務とされているよね。

 

診療報酬にかかってくるよね。

 

よって、どんな医療が行われているのか見えない。

 

ロビーやナースセンターにスタッフはたくさんいるけど、常に

移動していて、誰も私に気づかない。

 

まるで、都内の駅構内のよう。

立ち止まって、耳を傾けてくれる人はいない。

 

何時になるかわからない治療、待ってられない。

忙しいんだ、医師はね。

 

それフォローするのは、病棟師長かな。

患者、家族の微妙なところ、気づいて欲しいな。

 

末期癌で、86歳で、認知症があるけど、虫けらじゃない。

私の大事な母ちゃんなんだよ!