メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

喪服を買いました。

昨日、いつものガソリンスタンドから電話がありました。

先日、タイヤ交換終わったばかり、何の様かな?

 

「〇〇さん、車のトランクにナットウ入ってませんか?」

テキパキ動く元気な女性スタッフの声です。

 

(納豆・・?)

トヨタのナットが残ってまして、〇〇さんのかと思って」

 

いつものガソリンスタンドはお客のタイヤを預かっていて、客は

交換時時期がきたらスタンドに行き、タイヤを交換するのです。

 

タイヤ交換後にナットっていうのかネジっぽいものを袋に入れて客に渡すのです。

(あれのことかな)

 

トランクには見当たりません。

「あの、ないみたいです」

「じゃ明日、スタンドに寄ってもらえますか」

「はい、わかりました」

 

(向こうの渡しミスなんだから、持ってこいや!)

 

最近、私は誰かれかまわず胸ぐらをつかみかかりたい衝動に襲われています。

 

8時に起床。

母ちゃんが帰ってきた時にねかせるための、布団の準備を始めました。

 

使用後、布団は火葬場で焼却するものです。

高価な布団を使うわけにはいきませんん。

 

かけ布団は、先日、新しく買ったため不要となった、炬燵布団に

決めました。

 

掛け布団カバーがどうしても入りません。

炬燵布団は横幅が広いのです。

 

仕方ない、夏、母ちゃんにかけていた夏蒲団にしました。

カバーは中央が透けて見える、古い型です。

おかしいよと言われたら、適当になんかかけとけばいいか。

 

敷布団は、持つのも思い昔の布団。

処分に困っていたから始末するのにちょうど良い。

 

さて、いよいよ喪服を着てみます。

これは有名なデザイナーさんの物で、驚く値段でした。

 

上着はパッツンパッツン、でも着れないこともない。

ワンピースはどうでしょう。

絶対着れない、後ろのチャックが「勘弁して下さい」って叫んでいる。

(やっぱり無理か。買わないと・・)

 

黒のジャケットならあります。

いつの物か肩パットがついています。

(古い、これは、万が一の時にしよう)

 

次姉から夏に貰った黒のズボンがありました。

LLサイズ、ポリエステル36%、柔道用のズボンの形をしています。

はけるズボンはこれしか持っていません。

 

念のため、黒の柔道ズボンをはいて出かけます。

これから手に入れるであろう、上着の素材と色合いを合わせるためです。

 

町に行けば、老舗の服屋があります。

過疎化にともない、町は閑散としていますが老舗の服屋です、喪服あるでしょう。

 

でかける時にコインランドリーでカーペットを洗おうと、それも

もって出かけました。

 

始めてのコインランドリー。使い方がわかりません。

しばし店内見渡し。

 

人に聞いた話では、ぬいぐるみとか靴でも洗えるとか。

「くつ、ぬいぐるみ禁」と張り紙があります。

 

洗剤100円で買いました。

どの洗濯機が妥当かチェックし、600円入れました。

 

老舗の店の玄関にたつと、自動扉が開きます。

(客来ないでしょ、手動にすれば。)

 

がらんとした店内。

中年従業員がこちらを見ます。

従業員は一人です。

他に客はいません。

 

「13号の喪服ありますか?」

「すみません11号までです」

用事は一分で終了。

 

次の店をめざします。

次の店は、バスの停留所前にある田舎用服を主に扱っています。

 

雨合羽、安でのジャンパー、田植え時期なら日差しよけ帽、

畑仕事用ズボン、これは大手では売っていません。

 

(なんでもいいよ、黒ければ・・)

「喪服ありますか、13号です」

 

服でごったがえす、店の中央のテーブルにメガネをかけた中年女性がいます。

テーブル近くにはお婆ちゃんが座っています。

 

この店は、バス待ちの人が暇つぶしにはいってくる店でもあります。

顔見知りのお婆ちゃんだったので挨拶します。

 

メガネの女性に案内された礼服コーナー。

13号の喪服は、2着しかありません。

細身のワンピースにジャケット。

細身のズボンにジャケット。

 

短足の私に長いズボンは、はけない。かなりカットしなければならない。

ワンピースは、正座で座ると足がしびれるから、できたらフレアーが良い。

そもそも家には古いけどジャケットあるし。

 

(簡単にいかないな)

 

そこへ若い店員さんが「これどうですか?」

襟元フリル系のかわいい上着。単品です。

 

「これ良い」私、思わず笑顔。

でも11号。

 

「あるよ」さきほどのメガネの中年女性。

「これ気にいってて、一着、余計に取っとおいてたやつ」

 

奇跡です。

ズボンは柔道用にします。

 

では、インナー探しに移りましょう。

 

私は、腹がでているので体形隠しできるフワッとする形が欲しい。

店員さん達もあれやこれや持ってくるが、タイトな物しかない。

メガネの女性は問屋さんであろう所に電話をかけだします。

 

3人目の店員さんもでてきました。

光浦似です。

 

「黒ければTシャツでいいです。」

そのTシャツもない時期のようだ。

 

男性店員が持ってきたのは、男性用黒の下着。

(いったい何人いるんだここの従業員)

 

そのうち、私は気妙な黒のマント?を見つけました。

「これ何ですか?」

 

「それね、便利よ。この穴に手を入れて、はおるの」

メガネの中年女性が、マントをはおるととても可愛い

「寒い時はひざ掛けにできるし、コートは重いし場所とるけど

これタタメルカラネ」

 

私も試着しました。

(可愛い!)

見た事もない代物だけど、買う事にしました。

 

上着とはおりもの、安い値段ではなかった。

まけてとも言えず、勉強しますよとも言わず商談は終わった。

 

インナー探しにしまむらに行く。

驚いた、喪服一式1万前後の値段から高くても1万5千円。

(しまった、ここに一番にくれば良かった!)

 

おもうようなインナーが見つからず、食料品を買って

家に着いた。

 

今晩の夕食は鍋&カレー

(忘れたネギ、トマト・・そしてコインランドリー

 

町に引き返す。

カーペットは洗濯のみなのかやたら重い。

コインランドリーの目の前にスーパーがあるが

(今日は疲れた、帰ろう。)

 

 

こんな一日を過ごした。

 

 

 

 

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