メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

頭の弱い女が石油ファンヒーターを買う時、使う時

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母ちゃんは、寒い時期に死ぬ、そう思っていた11月末日。

家は築100年。

冬になると隙間風が凄い。

戸が鳴るんだ、ガタガタ、バッターン!

茶の間は12畳、仏間12畳、座敷12畳×2部屋、玄関8畳くらい。

(これは自慢ではなく、昔は家で結婚式、葬式をあげたから

広くないといけなかったんだ)

 

仏になった母ちゃんの弔いに訪れる客人を温かい所でおむかえしたい。

私はストーブを買うため、百万ボルトにでかけた。

 

町の百万ボルトの店員さんは、来店しても売り込みに来ない。

大勢でレジのあたりにうろついている。

 

困った人達だ。

今月の売り上げ目標とかないのだろうか。

 

店内にいる店員を呼び止める。

「え?、俺・・(しかたないな)」って感じで側に来る。

「ストーブ欲しいんですけど」

 

私は全く機械に弱い。

店員さんが選んで、プレゼンするものを買う気だ。

 

「部屋何畳ですか?」

「12畳」

 

茶の間用と仏間用、二つ欲しい。

座敷は炬燵を買うつもり。

 

店員さんは、数台しかないストーブ売り場に

初めてきたのかと思える様子で、腕組みしながら見入っている。

 

私は紫色の石油ファンヒーターが気になった。

(紫色って素敵)

 

張り紙に12畳用って表記してある。

「これにします」

「これ臭いですよ」

「臭いってなにがです?」

「臭いがね、するんです」

 

(馬鹿じゃないの、この店員)

(客が買うって言ってんだから、良い点を補足すればいいのに)

 

「紫のこれ、二つ欲しいんですけど」

店員は40代くらいの年齢。

この年齢なら家電知識豊富、客のハートをいぬくトークができて

当たり前のはずだが。

 

「すみません、在庫これしかないです」

どこかへ行って聞いてきたようだ。

(取り寄せって知識ないんか)

 

「じゃ、あと一つ選んで下さい」

またまた、店員腕組みしはじめる。難しそうだ。

(お前、今日から働きだしたんか!)

 

「ねっ、それ。同じ大きさの並んでいるけど、何が違うの?」

並んだ二つの石油ファンヒーター、見た目は変わらない。店員は見入る。

「旧型と新型ですね、機能はどっちでも変わりませんよ」

 

店員が勧める旧型は「在庫品処分」の張り紙が貼ってある。

「あなた、早く処分したいんですね」

「そんなことないですよ。機能は同じです」

「あれっ、これ新型より値段高いけど?

そんなはずはない・・」計算機をだしてポチポチしている。

「消費税が入っていて、こちら(旧型)が安いです」

 

ほんとかな、結局、店員の勧める旧型を買う事にした。

 

「ねぇ、・・石油ファンヒーターって、石油入れるの?」

「灯油です」

安心した、聞いて良かったわ。

 

明らかに家電に詳しくない店員と、ぬけている客のやりとりは終了。

レジでカード支払い手続きをした。

 

(忘れてた、炬燵買わないと)

炬燵売り場には、やはり店員は見当たらない。

通りがかりの女性店員を見つけ、炬燵と炬燵布団も欲しいが

布団はどこにあるのか聞く。

「布団ないです」

 

(こんなもんよ、この店)

(申し訳ありません、当店は家電専門でして。とか言えば)

 

買って良かった、石油ファンヒーター

仮通夜に使った。

 

今朝、ファンヒーターをつけたら給油サインが鳴る。

給油タンクを持ち上げる、満タンだけど?、取り扱い説明書を読む。

 

オイルフィルタも異常なし。

わからない、百万ボルトに電話しようか迷った。

念のため、再度、給油タンクを取り出して見る。

 

わかった、給油タンクさかさまに入れてた

 

でも、上手く出来てるね、さかさまでもタンク入れの中に

きれいに収納できるなんて。

 

 

 

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