花を愛でましょう
①別名: ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミ
②分類: ミズキ科ミズキ属
③分類: 落葉小高木
④分布: 日本全土。中国、朝鮮半島原産
⑤特徴: 秋にグミのような楕円形の赤い実をつける
熟せば甘酸っぱい。この実を乾燥させた
ものは、生薬となる
⑥特徴: 春先は、葉がでる前に黄色の小さな
花を咲かせる
月に一度、私は村の生け花教室にでている。
師匠は、村のおばちゃんだが婦人会代表で弔辞を読ませると
右に並ぶ物はいない。
市原悦子のような声、調子でおごそかに読み上げる
まことに葬儀を盛り上げる人物だ。
お年は75歳くらいになっていると見える。
気丈で、足が悪くて、杖をついているが
一人でバスに乗り、病院に行く。
お金が欲しいのか、生け花の指導を広めたいのか
町でも教室をもっている。
お口も達者で、ボケもない。
村の生け花教室は、私を入れて4人だ。
一人は、僧侶の奥さん68歳。しっかり者。
一人は、奥さんの友達であるSさん68歳。多趣味人。
一人は、おおらかでおっちょこちょいのKさん68歳。
3人は、同級生らしく、〇〇ちゃんと言い合っている。
私は村の生け花会に参加して、半年くらい
たつが、未だに何流なのか知らない。
聞くけど覚えられない。
師匠の家で活けてから、花を自宅に持ち帰り
活ける。
熱意がないから、適当に活ける。でも今回は紹介します。
この木はサンシュユ。黄色の小さな花が
可愛い。
木の形に応じて姿が見良いところをいかすので 生徒それぞれ活け姿は違う。
器と木のバランスが大事。
アイリスを後ろ、前と二本さす。
木と花のバランスが大事。
ピンクの菊の花三本。
前方の菊は、ちぎれないように押しつぶし
前かがみに修正する。
完成。
この生け花教室の最大の楽しみは、皆でお茶をのみ
菓子を食べ、世間話をすること。
今日の話題は、多趣味のSさんの持参してきた大根の
漬物。干し大根を購入し、味噌、砂糖、塩、麹など
使い、手抜きで作ったというのが自慢げ。
師匠も奥さんもKさんも一斉に大根漬けについて喋りだす。
下手くそさんは、皆から責められる。
次は、〇〇家の嫁さんが、姑に好かれていない
とか。皆一斉に「嫁は好かれないのが当たり前」
飲み水も、各自で違うよう。
ペットボトルを使用する人、名水をくんでくる人
(名水は、塩素が入ってないから腐る前に飲む事)
うちは水道水を飲んでいるけど、規則で塩素が
入っているそうだ。(知らんかったわ)
お菓子も何処で買ったのか聞いたり、答えたり。
お茶は、茶器でむらしてから入れると美味いとか。
女の情報は、ためになる。
私は村で生きていくと決めたので、村人たちとの集まりに
参加し、色んな知恵やオキテを聞き、そのうち
野菜づくりをしようと思っている。
女のお喋りが終わり、帰り際、Kさんがポンと
私の腹をたたいて行く。
デブになってから、私は良く、腹をたたかれる事が
多くなり、自分でもデブをネタに笑っている。