メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

誰だって我が子が一番

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とあるオリンピック会場。

二つの家族がすれ違った。

 

「あら、おめでとうございます。昨夜金メダル

とられて」

「あら、お久ぶり。ありがとうございます。」

 

マ、マ、マスタードって言うんですって

初代チャンピオンて名誉な事ですね」

あら、マススタートって言うんですよ

嫌だわ、奥様ったら。覚えて下さいませ」

 

「あら、ごめんなさい。馴染みのない種目

だったから」

「あら、そちらこそおめでとうございます

2かいたい連続金メダル。66年ぶりの快挙とか」

 

「そうなんですけど、うちの子、一個し金メダルないんですよ

今回はね

「お怪我されていたとか・・・。情報伏せていたから

心配してたんですよ」

 

「あら、それはどうも。完治してないんですよ。

でも、頑張ったの。神がかり的な子よ

自分が生んだなんて信じられないくらい」

 

「奥様、メダル管理どうされてますの?

うちの子達、たくさん取ったから

パラシュート見ていましたけど、接戦でしたね」

 

あら、嫌だわ。パシュートよ。

チームワークが大切な種目よ。ナルシストには

向かないわね」

「・・・広いスケートリンクで大勢の観客を前にして

大事なのは、自分を信じることなの」

 

「あら、それは競技者全てがそうだと思いますわ」

「コメントも大事なの。自分が何を求められているのか

頭も使うのよ

 

あら、奥様、それじゃうちの子が足りないとか

おっしゃってるように聞こえますけど。

計算づくのあざとい人間って、どうなのかしら?

 

「フィギアの世界では、見た目の美しさは加点よ

「うちの子達も小さい時から可愛いって評判だったわ

 

そこに割ってはいってきた別の一家

「奥様たち、今回、キャプテンを務めさせて

頂いたのうちの子なんですけど。どうしたんですか?」

 

ワラワラ側に集まって来た日本チームの御一行様がた。

うちの子が一番話が延々と続く。

 

 

(こんな有り得ない物語を考えている私。

 どの子達も素晴らしかったよ。熱く涙したよ。

 ごめんね。明日から、正気に戻るね)

 

 

 

 

 

 

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