メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

目の保養「かっこいい瓦屋さん」

 

 

f:id:s-dai101030:20180310201004j:plain

 

我が家は、築100年。

先日の大雨で、雨漏り初体験した。

 

 

台所の戸を開けると廊下に出る。

廊下の左側にトイレ、右に曲がると裏戸がある。

裏戸を開けると庭があるのだが・・。

 

廊下に大きな水貯まり!!

何、これ?

一瞬、何が起こったのか理解できない。

 

見上げると天井から、水滴が休みなく落ちてくる。

幅70㎝くらいか天井にシミができている。

 

雨漏れだ、大変。

 

バケツを置く。

テレビで、こんなシーンを見た事がある。

貧乏人みたい。

 

大急ぎで廊下の水貯まりを雑巾で拭く。

背中に水滴がかかる。

うっそー!

 

絶え間なく落ちる水滴の速さに追いつけない。

 

どうしたらいいのかな?

雨漏りの修理って、誰に頼むのかな?

また、面倒な事になったなぁ。

 

古民家ふうのコジャレタ感じを

好み、目指してきたけど

雨漏りは予想外。

 

外は雨、夜中になっても雨漏りは

続いた。

 

我が家の現実、家が壊れている。

 

シルバー人材センターに電話する。

私「あの・・、雨漏りしてるんですけど

そちらに修理できる人いますか?」

 

センター「雨漏り?、・・ふーん

まぁ、誰かに聞いてみるか・・」

のんきな返事。

 

やる気ないなら電話にでるな!

 

数日後、雨がまた降った。

案の定、同じ所から雨漏り。

 

シルバー人材センターからは音沙汰なし。

ビジネスとして機能していない。

 

投書するぞ!

 

・・で、知人に聞くと「そういう時は

瓦屋さんに依頼すれば良いよ」

 

知人に教えてもらった瓦屋さんに電話してみた。

男の子がでた。(お父さんいないのかな?

男の子「はい、分かりました」

お弟子さんか?、師匠に代わって欲しいんだけど

 

午後過ぎにチャイムが鳴る。

同時に愛犬が吠えだす。

 

私が立ち上げる前に玄関に猛ダッシュする愛犬。

小さいくせに声はでかい。

ガラス戸に映る人影に吠えまくっている。

 

玄関を開けると愛犬は飛び出す可能性がある。

玄関横にあるもう一つのドアから、そっと

外に出る。

 

若いお兄さんが立っていた。

「屋根見たいんだけど、どこなの?」

 

背の高いお兄さんは、話かたソフト。

顔立ちが整っている。

 

家の中に入れたい。

 

ドアを開けようとすると

「いや、靴脱ぐの面倒だから、外から屋根に登る」

 

近くに細身のお兄さん(弟)がいて、道具を車から

降ろしている。

 

二人とも迷彩柄のぶかぶかしたズボンをはいている。

膝まであるピッチリした布製の靴をはいている。

 

 

お洒落な忍者さんみたい。

嬉しいな。

 

玄関から裏庭まで案内する。

良かったわ、ましな服着ていて。

 

白いシャツにグレーのカーディガン

胸元にネックレス、ジーパンといった、

ちょっとこの辺にはいないなって感じのセンス。

 

そう、見ためが大事。

顔も洗ったし

 

庭から裏戸を開け、雨漏りのおこった場所を案内。

天井を見るお兄さん(兄貴)、その顔を見る私。

 

振り返れば、もう一人(弟)も顔立ちが良い

 

ジャニーズ?

なんで二人ともお洒落なの?

都会の人みたい。

 

今日カットして来たみたいに髪型が決まってる。

私「写真とっても良い?」

兄貴「いいけど、そんな趣味?」

うなづく私。

 

弟が素直にカメラに収まる。

瓦屋さんなのに日焼けしていない。

 

f:id:s-dai101030:20180310200728j:plain

 

二人とも寡黙で、・・てか弟さん声ださない。

兄貴がしきるようだ。

f:id:s-dai101030:20180310201006j:plain

兄貴が瓦をめくり時、弟が携帯をかざす。

さすが現代っ子だな。

 

庭から眺めながら関心した。

落ちたらどうしよう。

屋根なんてどうでもいいから、怪我しないでね

 

愛犬は庭に向かって、家の中から吠えている。

立ち上がり、両手をガラス戸につけて。

バカヤロウ。ヒステリックな愛犬に怒りが沸く。

 

兄貴「登れる?、見て欲しいんだけど」

私「無理、高所恐怖症」

兄貴「瓦のね、下の板、湿ってんの、それでね・・

 

説明してくれるけど、建築、物理苦手なの

分からないけど、ウンウンって聞く。

 

作業はまかせるよ。

 

茶の間に行き、二人がくつろげるよう

愛犬をチーズで部屋に誘導、監禁する。

 

ソファに座る兄貴と弟、を想像。

顔がゆるむ。

 

コーヒーと、それからお菓子、、、

 

玄関から兄貴が呼ぶ。

兄貴「終わったよ」

 

外に出ると二人が道具を車に乗せている。

 

弟が青色の靴を脱いで、フッと埃を払うような

動作をしてから仕舞っている。

たぶん、弟が運転手さんだ。

 

兄貴「応急処置したよ。直すとなれば大掛かりに

なるから。板のところの隙間にコーティング剤・・

兄貴は携帯で撮った画像を指さしながら説明する。

指を追い、指輪を探す。

 

私「コーヒー飲む?、入る?」

何としても家に入れたい私

兄貴「飲む。上がらない

 

いそいそとコーヒーを二人分用意する。

お盆にパイをそえて、外に出る。

 

二人は立ったままコーヒーを飲む。

意外に喫煙する、そこもまた新鮮

 

弟が時折、見せる笑顔。

その歯並びの良さと白い歯。

 

私「様子みて具合悪ければまた依頼するね」

兄貴「うん、そういうことで」

 

私「・・で支払いはいくら?」

兄貴「3000円」

 

安い、いい加減なお仕事だったのかな?

まぁ、いいけど。楽しかったからね。

 

私「おじいさんが来るかと思ってたよ」

兄貴「若いもんしか出来ないよ、危ないからね」

私「保険やっぱり入ってる?」

兄貴「うん、労災保険入ってる」

 

私「確定申告は何色?、大変だね」

兄貴「それは事務所にまかせてあるから」

 

二人は帰って行った。

f:id:s-dai101030:20180310200714j:plain

 

なんであんな綺麗でお洒落なんだろ?

 

おいおい身辺調査するか。

今日はこのくらいで。

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ