若者たちへ、桜を愛でろ
日本の良い所
四季がある事
春、3月
春一番が過ぎると
芽吹きに気づく
土の中からつくし、フキノトウが顔を
だす
チューリップの葉が伸びてくる
水仙が手入れもしないのに
花を咲かせ、良い香りを発する
タラの芽の天婦羅が美味しい
進路進学、転勤、就職など
別れと出会いがあり、
どこか春は気ぜわしい
夏、8月
蒸し暑さに汗がにじみでる
わきがには、苦痛の期間だ
緑のすいか、切ると赤い実が現れる
すいかはワクワクする
絵的にも大胆な描写
すいかのタネをだすか、飲み込むか
みんな、正解を知らない
甘さを噛みしめる
ハウス栽培によって、年中、すいかは
出回るけど、本当に美味いのは
夏だ
夏は怪談話で盛り上がる
霊がでると噂を聞きつけ、テレビ局が
ビディオを回す
花火、これも夏
恋人たちの遊びだ
女は怖がって見せなくては
ならない、厄介だね
ひとりぼっちで花火はしない
大勢で花火を見上げる
屋台、
タコ焼き、焼きそば、リンゴ飴
得たいのしれない店主
人でごったがえす
なかなか買えないもどかしさ
短気は、行列から出てしまう
のんびりさんは愛する人のため
前を覗いては待つ
海、プール
おしっこでいっぱいだよ
飲んだらダメダメ
バイクにはまる子が出てくる
風を切って走る
お母さんから言われてるでしょ
「ユズル君、ヘルメットしてよ」
深夜、家から抜け出して
コンビニあたりで溜まる
彼女、彼氏が欲しい思春期
夏は大人になる季節
秋、9月
松茸
卑猥な外見
山に行かないと獲れない
地球環境の変化により
松茸は数が減少
珍品となって、料亭で出される
香り、歯触りが良い事で
貴重品扱いされるが
味覚音痴は食うな
しめじと区別つかないなら
しめじ食え
米の収穫を祝い
地方ではお祭りをする
なんだかんだで
群れたがる国民性
島国で生きて行くためには
みんなと協調しなければ
暮らしていけない
冬、12月
肌さむい季節
クリスマスだとか
忘年会だとか
何かと盛り上がる
人は急ぎ足で走り回る
おっと
宝くじ買っとこ
年賀状はもはや書かなくなり
メールで済ませる
これも時代だね
1月
こたつ
みんなで一緒に入るこたつ
潔癖さんはこたつ苦手かも
朝起きると
あたり一面雪景色
思わぬプレゼントに感謝する
でも、大雪は生活を乱す
雪かきは大変な作業だ
車の運転もままならぬ
暖房費も馬鹿にならない
そして
3月
暖かい日差しに包まれる
見上げれば桜
桜の命は短い
開花から2週間足らずで花は散る
春風に乗って、はらはらと散っていく様は
また、いちだんと美しい
満開の桜を目にして
人はロマンチックになる
花見酒、花見団子、いいんじゃない?
瞑想にふけるのもいいんじゃない?
枝は切れないよね、可哀想で
酔っ払いさん、桜を揺らさないでね
先日、テレビで取り上げていたのは
花見の現場に行かなくても
花見気分を味わえるホテルの紹介
勿論、桜は造花だ
一室に造花を飾るという、バーチャルな世界
責めるのは部屋を借りる客じゃない
こんな企画を提案した経営者さんだ
生きる物の風情を理解していない
日本人が古来からいつくしんできた
情感、感性を壊している
情感、感性は人として大切なものだ
愛情深い人になるために
欠かせない要素だ
茶道、生け花、陶芸、絵画、日本料理・・
愛情がないと継承できない
愛情がないと人は育たない
そこんとこ、検討してくださいね