メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

京都のお好み焼き「くれない」のキムチスペシャルが美味かった

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若い頃、京都に住んでいた

 

友達ができた

白子さんと呼ぼう

 

白子さんはメガネをかけたぽっちゃりさん

大きめのユニホームを着ていた

 

豊満な胸を持ち、すごいブラをしていた

色白でみずみずしい肌が印象的

 

メガネの奥の瞳は大きく、ちょっと舌ったらずな

早口で喋るもんだから

時々、言葉が詰まる

 

愛想良しで誰とでも

上手く付き合える人だった

 

コロコロ笑いながら、私とも仲良くなった

 

いつの間にか黒子さんも加わり三人で

遊ぶようになった

 

時は「ワインレッドの心」が流行った時代

まだのんびりした世の中だった

 

私達の遊び相手は、同期のY君やその仲間たち

 

Y君は背が低く、禿がかっていて、目が細く

気の毒な程の不細工だった

ただ優しく、いつも優しかった

 

ハンサム好きな私は

友達以上には扱えなかったけど

 

いつものスナックに寄る

ママさんはどこにでもいるような中年女

 

ママさんがY君のお父さんの愛人だと知ったのは

Y君がそう話したような気もする

 

愛人のスナックのお得意さんって

Y君も複雑だね

 

Y君の親友K君は、ちょっと男前

彼氏がいるはずの黒子さんが狙っていた

 

K君は忘年会の日に落とされた

 

白子さんはユニホームを脱いで

メガネを取り、化粧をすれば

大変な美人だった

 

雰囲気も激変する

雌ヒョウになる

 

愛想が良いからモテモテ

こだわりがないからやっぱりモテモテ

 

武器は白い肌と豊満な胸

白子さんの高笑いが室内に響き渡る

 

私はというと

Y君の同期で背の高いT君に

ぞっこんトキメイテいた

 

発情期真っ盛りの私達が

良く行っていたのが

お好み焼き「くれない

 

安い、早い、美味い、酒がある

 

職場から徒歩20分程の、下町の

お店だ

 

注文を聞きに来る店員さんも

運んで来る店員さんも

特に鑑賞してこない、きさくなお店だ

 

豆腐ステーキ、初めて食べた

肉でもないのにとても美味しい

自宅では作れない

業務用の鉄板がなければ

 

スペアリブ、初めて食べた

美味いので骨までしゃぶる

飽きずに食べれる

 

甘辛めの味付け

肉が柔らかい

思い出すとヨダレがでる

犬なら絶対ここから離れないだろう

 

そしてキムチスペシャ

豚焼きそばにキムチが入っている

 

この組み合わせ誰が考えるのだろう

ソース味に酸っぱいキムチ

 

両者が相まって絶妙な味わい

笑みがこぼれる

 

焼きそばを包むのは、卵焼き

オムライスの麺版だ

 

卵焼きは誰もが好きだ

黄色は愛らしい

童心に帰れる

 

 

懐かしいな

今でも「くれない」は営業しているのか?

 

ネットで検索してみる

 

もう30年前のお店だ

つぶれていてもおかしくない

 

そもそもネットに載せたい程の

名店でもない

 

ありました!

同じ場所で営業している

 

メニューにキムチスペシャルはないが

 

 

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似たような品がある

 

 

嬉しいな

くれない」頑張ってるね

 

お店の雰囲気継承されているようだ

いつか行くね

 

 

そうそう、白子さんに再会したのは

10数年前

彼女も結婚して子供が二人いる

 

落ち着いたかと思ったけど

職場の男性と浮気していると、

相変わらずだね

 

いやいや何より

驚いたのは

 

白子さん、Y君と当時付き合っていたとの

告白

あの不細工とお?!

 

そしてさらに驚いたのは

いまでも

不定期に連絡取り合い、会っていると

 

 

どんだけ血が熱いんだ白子さん

 

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