メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

元職場の問題児に出会った、元気そうだったのが嬉しい

f:id:s-dai101030:20181018134726j:plain

アスペルガー症候群の特徴

 

社会的コミュニケーションが苦手、

周囲との共感性に乏しい

マイペース

関心のあることに向かって行動する

 

よって・・

接客やチームワークを必要とされる職場には

向かない

 

 

自分の持ち物を必要としてくれる他者がいて

購入されることで小遣い稼ぎができて

ただ今、メルカリにはまっている私

 

いつものクロネコに品を発送した帰り道

県道沿いを走っている女の子とすれ違う

 

バックミラーで女の子を追視する

元職場の後輩君に似ている

アスペとうわさされていた若い女の子に

 

名前が思い出せない

 

おかっぱ頭で

アトピーがあり

 

指導係の先輩にいつも怒られていた女の子

めげない態度がまた嫌われて

 

来た道を引き返す

ただ事じゃない走り方していたのが気になる

 

そもそも後輩君は

車通勤だし、隣町の子で、ここらを

走っているはずがないわけで

 

でも似てる

 

女の子を追い越す

似てるなぁ

 

知らない子でも送ってあげようか

急いでいる様子だし

車を路肩に停める

 

車から出て、女の子を待つ

女の子が立ち止まる

やっぱり、後輩君だ

 

「どうしたの?、こんなところで

なんで走っているの?」

「あれっ、メタボンさん?」

 

 

「マラソン大会にでるんで

走る練習しているんです」

 

大きなリュックをかついでいる

「今から夜勤じゃない?」

「はい、仕事場まで走ろうかと・・」

 

おまえ、6キロ先の職場まで

走る気か!

ビュンビュン車走っているところで

 

「無理、無理、キツイッて

仕事前になんかあったらどうするつもり」

 

ドアを開けて

後輩君に乗れって合図する

 

「マラソン大会まであんまり日がなくて

練習しないといけないって思って・・」

「そう、でもね、いまから勤務なのに

無理したらダメだよ」

「そうですね、けっこう距離あるなぁって

思いました」

 

「・・で、車どうしたの?、電車で来たの?」

電車なら後輩君の住んでる町から

職場まで二駅だ

 

「いえ、ひとつ手前の駅に停めてきたんです

そこから走って来たんです」

「帰りはどうするの?」

 

田舎だから、終電は夕方だ

仕事が終わるのは深夜

 

後輩君はまだ給料も少なく

タクシーなんて乗れない

しかたないねぇ、迎えに来てやるか

 

「大丈夫です、終わってから考えます

なんなら職場に泊まります」

 

後輩君はたくましいな

きっとどこでも寝れるタイプだね

 

「メタボンさんの家はどこですか?」

「あんたが車を停めた駅から歩いて10分のとこ

今度遊びに来てよ、暇だから」

 

クロネコのあたりで後輩君を降ろした

「ここからでも職場まで3キロあるよ

走って行ってみて、大丈夫そうなら

走る距離延ばしてみて」

 

ありがとうございますと言って

後輩君はバタバタと駆けて行った

 

とてもじゃないけど

ラソンランナーの走り方じゃない

 

 

マイペースで要領が悪くて

仕事が遅くて

多種多様なオーダーをこなせない

 

後輩君は

単純作業部に配属転換された

 

そこでもトラブルを起こし

担当指導者さんの血圧を上げたと聞く

 

後輩君は指導者さんに口答えする

自分の主張を通そうとする

 

そして「面倒見れない」と言われ

また、元の部署に戻された

 

後輩君が新人だった頃のエピソードだけど

たぶん、今も、周囲に迷惑かけてんだろうな

 

でも良かった

後輩君は仕事を続けていたんだ

 

ちょっとホッコリした

気になる子だったから

 

ブログランキング・にほんブログ村へ