メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

珍道中、EXILE ライブin東京ドーム   < 前編>

 

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EXILEライブを見るために、東京にでかけた

 

普段着のTシャツとジーンズ、パーカーをはおり

背中にリュックを担ぐ

 

ベストセラー「すぐ死ぬんだから」

見た目が大事と思う主人公はなが

嫌う小汚いばばぁ達のいでたちを私もしている

 

小汚いばばぁの口癖「楽が一番」

私も同感だ

 

  

自宅から8キロさきにある空港まで車を走らせる

田舎だけど、過疎の町だけど、何故か空港がある

それが不思議だ

 

政府は何を考えているんだろう

飛行機を日常的に利用する町民っていないのに

採算があわないだろうな

 

EXILEチケットは空港前に待ち合わせているM子が

手配してくれた

 

M子はEXILEファミリーの追っかけをしている

ジェイソールだとか三代目とかイーガルズとか

私に説明してくれるが、どこが良いのか

全く私はわからない

 

ただアツシのバラードは聴いてみたい

北島三郎を超える歌唱力があるのか

確認したいだけだ

 

過疎の町から羽田に向け舞い上がる飛行機

窓側席のM子が言う

「なんでこんなもんが空を飛べるんだろ」

 

パイロットの挨拶が流れると

「若い声だね、大丈夫かな」

 

機内サービスが始まると

「腹減っているから、コンソメスープ頼もう」

 

癒し系のM子とは笑のツボが似ている私

気楽な旅になりそうだ

 

一時間後に羽田に到着

M子が言う

「もう着いた、飛行機ってすごいね」

 

リムジンバスから降りてドームホテルに入ると

男性が近づいて来て、M子の手提げカバンを

とり上げ、番号札159をM子に渡している

 

私「誰?、あの男性」

M「知らん、あのカバンは盗られても

なんも入っていないから良いんだ」

私「ホテルの人かな?」

M「研修中っていうバッジつけてた」

 

大勢の客がいたのにどうしてM子のカバン

なんだろうって不審に思えた

かっぱらいじゃないの?

 

チェックインの前にホテル4階の

ステーキ屋に入る

ランチ6000円

 

目の前に東京ドームが見える

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私「近いね」

M「歩くの疲れるから、ほんと良かった」

 

私は61歳、M子50代

土地勘のない所で、移動に苦戦するのは

苦手な二人だ

 

ライブは5時からだから

ランチ済ませて、部屋に荷物を置き

すぐに出かける予定だ

 

明日の午前中は同窓会に着て行く都会モンの服を

買いたい

 

テレビで映るようなデパートはどこにあるんだろう

 

何処にどうやって行けば良いのか

わからない田舎者だ

 

お店のお世話係の中年女にここらで

デパートがあるか聞いてみた

 

「ないです」そっけない応対だった

田舎モンだと思って馬鹿にしたな

 

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カウンターで肉食ったら、デザートはテーブル席に

移動させられた

ステーキ屋ってそんなもん?

 

テーブル席に座るとM子がトイレに立った

 

パンケーキが運ばれて来た

今度は私が便意を催して席をたつ

 

格式高そうなお店で、貧相な私たちは

不釣り合いな様だ

 

 

ホテル内にカプセル販売コーナーがあった

カプセルとはガチャガチャのことだ

一回500円

 

中身はこんなものが入っているらしい

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輪ゴムとかバッジとかキーホルダーとか

私から見るとおもちゃでしかない

 

M子がガチャガチャに2000円使った

私「ナニソレ、寄付になるの?」

M「何が入っているか楽しいよ」

 

原価数十円たらずだと思える物でも

追っかけは欲しいようだ

 

あとでメルカリでチェックしたら輪ゴムでも

良い値段で取引されていた

 

チェックインのため受付フロアに行くと

大勢の客で行列が出来ていた

ライブがあるとこのホテルは

観戦客がいっぱい泊まるらしい

 

私「こんな所で時間とるとは思ってなかった

グッズ買う時間がなくなるよ」

M「私は事前にグッズを発送してもらう手配してある」

私「え?、そんなんあるん?」

さすが追っかけ、色々知っているな

 

部屋について間もなく、M子の手提げカバンを

ボーイさんが届けてくれた

私「良かったね、泥棒さんじゃなかったね」

 

さっそく手提げカバンから衣類を取り出すM子

「ショールはガンチャンデザインや

フラッグもあるよ」

 

フラッグとは、ライブ中に客が振る旗のこと

安っぽい作りだが一本500円はするらしい

 

馬鹿バカしいのは、そのフラッグを入れるための

サックまで販売されている事だ

 

売り上げを上げるために

スタッフは色々策を練り上げている

恐れ入りました

 

5時開演だけどグッズ購入のため

早めにドームに向かう

私も思い出のためにTシャツは欲しい

 

場外にあるグッズ販売所にはこれまた大勢の客が

幾重もの行列をつくっている

降参、並んでまで欲しくない

 

会場に入り、一階、三塁側やや後方に坐る

ステージは遠い

 

上方に目をやると

巨人軍のスター選手のポスターが見える

 

 

 

今年の夏の甲子園

君と、君の仲間たちは

全国デビューした

 

伸び伸びと、時には楽しそうに

 

強豪校相手の劇的な勝利は

見ていて衝撃が走った

 

そしてよもやの決勝戦進出

強気だった君のうなだれる姿に

涙した

 

アンダー18のアジア大会

君は二敗した

 

来年、君のポスターを

東京ドームで私は見たいと願う

 

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