メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

患者(私)をなめるんじゃない

昨年末から続いている背中や首のこりが

ひどくてまいっている

 

背中に鉛がしがみついているいるようで

身体も重いけど、気も沈む

 

家事も断捨離も犬の散歩も鬱陶しい

春なので庭の手入れもしたいのだけれど

 

たかがこり、されどこりにとりつかれ

みけんにしわ寄せて、一日を送っている

 

明報があった

ある日、愛犬の散歩中に畑仕事をしている

同級生T君と出会った

私がこりが辛くて不調なんだと話すと

彼はあるペインクリニックを紹介してくれた

 

T君「腰痛がひどくてどこにみてもらっても

治らなかったけど、そのペインクリニックに

通うようになってから救われた」

 

T君は頭の良い、真面目な子だ

彼が言うんだから間違いないだろう 

 

3日後、T君が通うペインクリニックに

出かけた

 

大通りから路地に入ると古ぼけたビルがあり

めざす〇〇ペインクリニックの看板があった

 

玄関が暗い

 

「〇〇ペインクリニックは2階です」と

ポスターが貼ってある

院長と思われる中年男性の写真が乗っていて

吹き出しに「エレベーターをお使い下さい」と

 

暗い1階から古いエレベータで2階に

上がる

待合室は大勢の老人でいっぱいだった

 

看護師が問診書を持って来て

何処が痛むのか、持病は何があり、どんな薬を

飲んでいるか聞き取りを始める

 

そして誰の紹介でここを知ったかと聞いてくる

そんなん治療に関係ある?

紹介者へのポイントっすか?

それが最初に感じた不信感だった

 

一時間待ちしてやっと名を呼ばれた

 

診察室に案内されるのかと思ったら

カーテンで囲んである簡易ベッドに誘導された

 

診察室は?

レントゲンとか撮らないのかな?

検査は?

またまた不信感がつのる

 

ベッドが数台並んでいて

医師と思われる男性の声が患者さんと

思われる方とやり取りしているのが

聞こえる

 

頭上から、私の名を呼ぶ声が聞こえた

医者らしきオレンジ色の術衣を着た男性が

入って来た

 

「こるってここですか?」

首の後ろや背中を触ってくる

 

そして側にいる看護師に

電気を当ててと指示している

 

流れがわからないまま

背中に吸盤を当てられ

その吸盤からでてくる刺激に戸惑った

 

10分後、先ほどの医者らしき人物が

「首に痛み止めしますよ」と声かけてきた

 

「痛み止めって、何ですか?!」

「局所麻酔、大丈夫ですよ」

 

はなから背部のこりというのりで

治療が優先し

詳しい説明がなかった

 

看護師さんに次回の診療日を予約され

追い出されるように治療室を後にした

 

変なクリニックだ

民間の施術所と変わらない

 

説明不足だし

こりだと裏付けるための検査がない

 

プライバシーの保護がない

 

他の患者さんが聞いているのに

私の名を呼び、服を脱いでとか

うつ伏せになってとか

 

市場のマグロのようにベッド上に

並ばされた

 

笑うほど怪しげなクリニックだ

 

医師免許もってるのか?

大学で何を学んできたんだ

おまえの診断は正しいのか!

血圧くらい測れよ

 

おかしいけど、次こそしっかり説明してくれるだろう

 

予約した再診日、受付に診察券を出すと

「いらないです、持っててください」

後ろを振り向いて奥のスタッフに言う

「メタボンさん、来ました」

 

診察券をいらないないなんて初めてだ

本人かどうか確認しないのか?

 

カルテに正しく記録してんのか?

またまたまた不信感

 

そして並ぶベッドに案内された

服を脱いでうつ伏せで待機して下さいと、

この前と同じ流れやん!

 

愛想よさげに医者が患者たちに話かけしている声や

それぞれのカーテンを開ける音が聞こえる

 

医者は今日はグリーンの術衣を着ている

センス悪い

 

私の所のカーテンを開けると

「こる以外に症状ないですか」と聞いてくる

 

看護師に(看護師じゃないかもしれない・・)

電気を当てる場所を指示し出ていった

10分後に戻って来て、背中に痛み止めを

6本程打って出て行った

これで今日も終わるらしい

 

この前とおんなじやん!

 

田舎では医者におまかせしますという主体性のない

患者がいまだに多い

医者もまた自身の病気経験がないのか

患者の思いに気が付かない方が多い

 

納得できない!

診察室がない

診断を裏付ける検査がない

勝手に治療する

患者の同意を得ない!

 

カーテンを出てから周囲を見渡す

小さい体育館みたいだ

数台並ぶベッドと電気器具

 

出口近くのテーブルで

医者がなにか書いている

私はそこで立ち止まる

 

「先生、ちょっといいですか?」

「なんですか」

「私はこりなんですか」

「そうでしょうね」

「治療内容とその目的を教えて下さい」

 

数人の看護師たちが私を見ている

 

「〇〇〇、代謝が悪い、〇〇〇・・」

悔しいけど

医者の説明がわからない

 

「運動すれば良くなりますか?」

「して良い時と悪い時がありますね」

 

私は馬鹿だ

医者の説明がわからない

ネットで予習してくるべきだった

 

医者をこらしめてやりたかったが

こりについて知識不足だったので

反抗は失敗に終わった

 

もうあのペインクリニックには行かない

 

あそこのトイレ汚いんだって

そこんちの教育水準は水回りをチェックすれば

わかる

 

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