メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

やっぱり好きになれません、policeman  後編

思うに

女は50歳あたりから70歳代が

男から最も嫌われる年齢じゃないかと思う

 

だいたいのことを経験しているから

仕事でも家事でも人付き合いでも

そこそこ上手くたちまわれる

 

口が達者で、元気そうで

一人でも生きて行けそうだから・・

助けてもらえない

 

一般的に男は若くて綺麗な女を好む

自分が守ってあげないといけないと

思わせるような幼さがあればなお良い

 

 

二年前、スピード違反をおこし

警察車の中で若い警察官に事情徴収された時

私は憤りを覚えた

 

若い警察官は、敬語を使っていたが

語気荒い口調で一方的に話し

態度が威圧的だった

私の問いかけにはまともに返事しない

 

若いモンに馬鹿にされた、チクショウ

やり取りを録音してやれば良かった

 

警察車から解放された後で

怒りメラメラだった

 

そしてこのたび

放置駐車違反(右側駐車)のため警察署に出頭中だ

 

若い警察官が係のようだ(仮にA君と呼ぼう)

黒いジャンパーを着ている

パーマをかけてはいるが、顔立ちは幼い

 

対する私は相変わらずすっぴんでシワだらけ

安物のピラピラのジャンパーをはおっている

 

恫喝されるかもしれないのでやり取りを録音したいが

やっぱりそれは勇気がない

 

スマホの「右側駐車違反」の画面を出してテーブルに

置いた

A君の言動はすべてメモするつもりでテーブルの上に

チラシを置いた

これはA君にプレッシャーをかけるための道具だ

 

転んでもただでは起きぬ、

ブログネタにする

 

A君の視線がスマホに向く

A君「それでわかりましたか?」

 

私「左向きにしていたら良かったんでしょうか」

A君「現場を見ていないからわかりません

駐車禁止の看板はなかったですか?、横断歩道の手前も

だめです、他にも〇〇〇・・」

 

スマホの画面を見ると、駐車した場合、3・5mの余地が

必要と出ている

私「3・5mあるか計らないといけないんですか」

 

面倒くさい

この場合、正しい駐車の仕方を書いたイラスト入りの

説明書をさっと出すべきでは?

この場で飲みこめたら、再犯のリスク減るんじゃない?

 

A君「お仕事は?」

私「無職です」

 

どこに行っても必ず職業を聞かれる

職業の有り無しって人物像をつくりあげるために

重要なポイントになるらしい

 

A君「・・で、どんな理由で滞在していたんですか」

私「友人宅に遊びに来ていました」

A君「そこに車庫はなかったんですか」

私「ないですよ」

 

警察官と対面する時、舞い上がったまま

口を開いてはいけない

 

彼らは何気ないふうを装い、個人が知られては

まずい情報を誘いだす

 

例えば私がヤクチュウで、友人宅はヤクノバイニンで

あるとしたら・・・

彼らの問いかけに対し、一呼吸おいて返答した方が無難だろう

 

小刻みに震えてはいけない

目をきょろつかせてはいけない

署内ではどうどうとしよう

 

私「今後のために、あの付近で有料駐車場があるか

教えて貰えますか?」

A君「そこまで僕らは把握していません」

 

そこは突き放すんかい

金だけとって教育指導はないんかい

 

私「罰金いくらですか?」

A君「一万五千円です」

私「点数は?」

A君「二点です」

 

痛い、とても痛い

無収入には痛い出費だ

 

A君「ここ何年かで他に違反していますか?」

 

スピード違反したことがあるし

その前は免停を食らっている

点数はどれだけ残っているのだろう

 

車がないと生活できない田舎では

罰金よりも免停、免許取り消しの方が

恐怖だ

 

上を見上げると壁際に大きなテレビが備え付けられていて

映像が流れている

夜にいったい誰がこのテレビを見るんだろう

 

気になるのはA君の後ろの壁の大きな油絵だ

いったい誰が描いたんだろう、寄付?

または絵心のある署員が描いたんだろうか

 

首を伸ばして、絵の下にある作家名を見ようと

したがA君の身体が邪魔で見えない

不審そうにA君が私を見ている

 

愛想の良い警察官っていない

取り扱う仕事が仕事だから

笑顔は禁止なんだろうか

 

A君「ここに指紋を押してください」

青い紙の下に名前を書き、隣の印と記した場所に

左ひとさし指でと言われてた

 

テッシュで指先を拭いていると

A君が手を出し、「捨てます」と言う

私「結構です」

小さい抵抗だ

 

私「困った、もう友人宅に行けないかもしれない」

A君「調べてみましょうか

有料駐車場があるかどうか」

 

地図には家の所有者名が記されている

恐ろしい個人情報だ

結局、有料駐車場は見つからなかった

 

腹立たしい

腹立たしいまま警察署を後にした

 

腹立たしいから自宅への道がわからない

 

コンビニを見つけ

そこで一息ついた

 

指紋をとられたのが腹立たしい

あれもデーターベースにのるんだろうか

印鑑じゃだめだったんだろうか

印鑑持ってなかったのが腹立たしい

 

 

有料駐車場を把握していないA君にも

腹が立つ

私が若くて綺麗で幼い感じなら

もっと真剣に耳を傾け

地図も丁寧に見たんではないだろうか

 

後日

駐車違反は出頭しなくても良い事を知った

 

出頭することで運転手を確定され

違反点数が課される

自宅に郵送されてくる反則金納付書で

反則金を収めるだけで事は終了する

 

慌てふためいて、警察に出向き

個人情報をとられ、点数を加算され

バカヤロウだね

 

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