メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

僧侶のために雪かきしたのに、そう、そこに車停めてきたのですね。

f:id:s-dai101030:20180206192401j:plain

月命日。

故人の亡くなった日に、僧侶が

読経をあげに来る日。

 

毎月ある。

 

準備は                                    ●仏壇の掃除

●お供えする花(控えめな色の花を選ぶ

 根元をまとめ、上から見てひし形が良い

 生け花の投げ入れとは違うので注意)

●お供え用の和菓子6個

●僧侶のお茶菓子(通常、その場では

食べない。持ち帰りし易いよう半紙は袋状のものにする)

●蓋付き湯呑茶托(もちろんお茶っぱの確認)

●お布施 (今回は2000円)

●和ろうそく一本

 

※犬は隠す

 

雪が止みそうになく、月命日には大雪になりそうだ。

読経を本日に変更できないかと僧侶に電話する。

 

前日に、必要物品は準備してある。

「雪どけてある?車停めれるかな?」

雪っ!。大丈夫です。午後2時?、お願いします」

 

僧侶って暇なんだね、急な用件でも了解とれたわ。

 

さぁ、急げ、急げ雪かき。

 

家の左側、玄関から車庫方面は雪かきしてあるが

僧侶は、いつも家の右側に停める。

 

県道沿いのため、走ってきたら速やかに

敷地にはいらないと、後続の車に迷惑がかかる。

 

家の右側は、一面深い雪。

高さ50㎝くらい。

 

車一台分が駐車できる程の空き地にしなければ

ならない。

 

大がかりな雪かきになる。(私にすればね)

すぐ側を走る車の車輪から、泥雪が飛んでくる。

危険な場所での雪かき。

 

でも、やらねば!

 

今日、月命日を終わらせないと

明日は、もっと雪が降る。

 

こんな大雪は久々だ。

幸い、雪は柔らかい。

スコップを持ち、一歩一歩雪をどかす。

 

雪をスコップに乗せることより

振って、脇に雪を投げるのが辛い。

 

一時間くらいで空きスペースができた。

ハーと大息をつく。

玄関の方も雪かき。

 

台所の窓から、時々、雪と空きスペースを見る。

(もう少し、雪かきした方が良いかな。)

 

仏間や茶の間、玄関など僧侶が通るルートに掃除機を

かける。

ご飯をたいて、仏壇にお供えする。

 

午後二時、約束の時間だ。

落ち着かない、準備に見落としはないか?

台所の窓から、僧侶の車が停まるのを待つ。

 

ドドドッと大きな音がする。

(屋根雪が落ちたか?、玄関をふさいでないか?)

 

戸を開ける音がする。

玄関に行くと僧侶が立っている。

「あれっ!、車どこに停めたんですか?」

車?車庫の方に停めたよ

 

・・・私の一時間の及ぶ雪かきは、何だったんでしょうか・・。

   あなたは、いつも右側に停めるじゃないですか

 

僧侶は、さっさと仏間に歩く。

何故か、花に触る。

「これ、49日法要の?」

「いえ、昨日、買ってきました」

(花買えない程、貧乏してませんよ。)

 

読経は10分くらいで終了した。

私の入れたお茶を飲む。

 

私は、こんな日のためにお茶を美味しく

入れる練習を重ねている。

 

あとは雑談。

私は気になっていることを聞く。

「羽生君は大丈夫でしょうか、転ばないか心配」

「大丈夫ですよ」

 

ーー僧侶が立ち上がり、帰り支度をする。ーー

着物の下に襟付きのセーターを着ている。

寒いから、それOKです。)

 

僧侶の車が出て行くのを頭を下げ見送る。

 

(そうか、羽生君は大丈夫なのか安心した。)

 

僧侶、あなた左側にも駐車するんですね。

返して下さい、あの雪かきにかけた時間とエネルギーを。

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

 

ノーブラでお邪魔します

f:id:s-dai101030:20180204110346j:plain

 

細い首の華奢な方が巻くマフラーは

愛おしさが増す。

温かい所に案内してあげたくなる。

 

デブが巻くマフラーは

ゴジラの首のようになり

戦って来いと外にだされる。

 

寒波厳しく、人生において初めてマフラーを

首に巻く。

 

このマフラーは数年前、セーターを買った時に

おまけのようについていた物。

 

私には不要のもので、使う事なく

放置していた。

 

たまたま、箪笥の奥にあるのを見つけ

首を絞める要領で、両端は胸の位置。

 

横幅15㎝たらず、厚みもない。

鏡で見ると、首が見え、もさっと感がない。

 

「使えるね、これ」

以後、24時間首に巻いている。

 

我が家は、今年、茶の間の畳をフローリング

に変更しようかと考えている。

憧れの洋式スタイル。

 

でも、石油ファンヒーター、エアコン暖房

両方使っているのに茶の間の床は寒い。

 

「床暖房にした方が良いのかな」

かなり、費用がかかるとか・・。

 

そこで、昨年、増改築したMちゃんのお宅

拝見することにした。

 

Mちゃんとは、ソフトボール部で知り合い

以後、友情を継続している。

 

キャプテンというのは、メンバーの

こころのより所。Mちゃんはキャプテンだった。

 

Mちゃんは優しくて、気配りできる人。

私は、相談事があるとMちゃんに意見を聞く。

 

「明日、用事済んでから、お邪魔してもいい?」

「いいよ、待ってるよ」

メールでアポをとる。

 

Mちゃんは忙しい。

家事以外に孫の面倒がある。

 

当日、遠出してお気に入りのケーキ屋さんの

ショウウインドウを物色する。

 

フルーツケーキ、苺ミルヒフィーユ、皮目

ばりばりシュークリーム、チョコレートムースなど

 

Mちゃんの家族構成を考え、スイートポテトを

手土産に買った。

 

さぁ行くかとハンドルを握るが、ブラジャーが

きつくて、息苦しい。

緩めのブラジャーのはずが・・・。

 

サービスエリアのトイレでブラジャーを外した。

上着は紺色の3Lのシャツ、ふわっとしている。

 

マフラー巻いて、両端を引っ張っていれば

ばれないって。

 

Mちゃん家は、市内にあり、住宅密集地。

似たような家が並び、いつも迷子になる。

 

路地に入ると雪の塊があり、車が揺れる。

Mちゃん家らしき家発見。

 

玄関の雪が少ない所に、駐車する。

「着きました」電話をかける。

 

Mちゃんが玄関から出てくる。

この路地は車の往来があるところ。

 

Mちゃんは、私の車の運転がへたなのを

知っている。

 

M「まぁ、いいか、もう少し後ろに下がった方が

  いいんだけど」

私「無理!」

 

新居に上がるさいに手土産をわたす。

M「なに買ってきたの?重いよ」

私「子供たちの分もあるよ」

 

リビングダイニングの炬燵に旦那が入っている。

旦那には、競馬を教えて貰い、最近は年金の話を

聞いていた。

 

M「すごいことになっている

  スイートポテトぐちゃぐちゃ」

私「えー!本当だ」

 

転がしたと思うほどポテトが、重なり合っている。

私「形悪くなったね、でも味は同じ」

 

そそくさと炬燵に入り、布団を胸まであてる

炬燵の中に触れる物体。

シーズーのミントだ。

 

腰が曲がりすっかり老犬になっている。

ミントは元気な頃、私が来るとはしゃいで

動き回る子だった。

 

この子はMちゃん一家のアイドルだった。

私「ミント!、元気だった?」

 

ミントが炬燵からヨロヨロと出てくる。

右目が白い。

 

M「目見えないみたい、耳も遠い」

ミントは何するわけでもなく、布団の上に伏せる。

 

M「駄目かなって思ったけど、元気になって食べるように

  なった。毛も伸びてきて久々にカットもして来た」

私「背骨ゴツゴツしてるね」

 

夫婦は2階で暮らしていたが、足腰が悪い事から

一階の大改装をした。

 

リビングの奥の戸を開けると、風呂場、トイレ

寝室、ウオーキングクローゼットなどが設置されている。

将来、車椅子生活になっても暮らせるようだ。

 

私「床暖しなかったの?」

コーヒーと菓子を持ってMちゃんも座る。

 

M「必要ないよ。炬燵で良いよ」

私「家、エアコンとファンヒーター使ってるけど

  寒くて、ここんち電気代いくら?」

旦那「1800円くらいかね。夜は暖房消すよ」

 

リビングは暖かく、マフラーをはずしたくなるくらい。

(だめよ、だめだめ。)

 

私「えー!、寝る時もずっとエアコンつけっぱなし

  寒いから」

M「電気代いくら?」

私「三万7千円くらい」

旦那「それや、夜中はエアコン消せ」

私「ここんち、なんアンペア?うち60」

 

夫婦でマイホーム説明書を読んでいるが

わからない様子。

 

M「お母さん亡くなって、精進料理してた?

なんか、痩せていないけど

 

私は通夜の日から焼き鳥食べに行ってます。

 

M「私、今、ジム通っているよ

  筋肉つけないと、膝弱るからね」

そう言ってジムのパンフレットを見せてくれます。

 

私は老眼鏡をこっそりカバンから出します。

カバンの中のブラジャーを見られないように

 

うっかり伸びもできません

マフラーの位置がずれると困ります

時々、マフラーの両端を整えます。

 

私「雪すごいね、ここって除雪車でないの」

旦那「昔はあったけど、今じゃ各自や」

 

M「旦那、雪かきして腰痛めたの」

旦那「みんな年寄りばかりで、誰も雪かきできない

   隣の隣は自衛隊なんだけどな」

私、M「そんなん関係ないって

 

お邪魔してから3時間もたった。

帰る支度をする。

 

マフラーをのばす

 

Mちゃんが「持って」と奥から

白い紙カバンを持ってついて来る。

 

中に赤い包装紙(チョコレートでは?)

旦那がいくぶん首を伸ばして、見ている。

(良いのかな、バレンタイン用では?)

 

玄関におりるとMちゃん、さらに「ちょっと待って」

今度も、白い紙カバン。

(さすがにもういらないよ。)

 

「持ってって」「いいって」カバンを押し合う。

中を一瞬みる、リビングにでてたお菓子の余り物だ。

 

「もらう。じゃ、またね」

車をだすのを見送るMちゃん。

 

ごめんね、接待してもらったのに

ノーブラで。

 

床暖はやめとこう。

 

 

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

Nさんがダイエットに成功した理由

f:id:s-dai101030:20180130145528j:plain

Nさんと初めて会ったのは、職場のエレベーター前。

 

Nさんは、ショートカット、ジーパンをはいていた。

細身で脚の長い人だった。

かけている銀縁メガネが冷たい印象を受けた。

 

そんなNさんと二人で研修に出かけることになった。

不安でお友達にNさんて、どんな人かと聞いた。

「面白いよ」との返事がきた。

 

Nさんと、どちらの車をだし、どこで、何時に

待ち合わせるか電話で相談した。

 

車の中、今まで喋ったこともない人・・・。

お互いに緊張していた。

 

上司をネタに話し始めると、意外やNさんの

かえしが良い。

 

第一印象は冷たい感じだったが、Nさんは良く笑う。

ギャグやボケも随所にあり、お友達が言っていた

「面白い人」って、なるほど。

 

Nさんの噂

1.旦那がNさんに一目惚れして、結婚に至った。

2.朝は鶏より早く起きて一日分の家事を済ませ

  出勤する。

3.嫁ぎ先の田植え、稲刈りが済むと

  次は実家の田植え、稲刈りに行く。

  実家では、全国にいる親戚が集結して

  作業に加わり、夜は宴会。

  みんな酒飲みらしい。  

4.子どもに、肉という食べ物があることを

  隠して育てた。

5.父親は若い頃、自称発明家。売れなかった。

  Nさん一家は、父親の実家に引っ越す。

6.姑は白塗りで、味噌汁に餃子をいれる人。

7.すっぴん、千円カットのNさん、超読書好き。

  専門書、漫画、雑誌、なんでも好き。

8.枕に頭を載せると、すぐ眠る。

9.インフルエンザの予防注射をしない。

  卵アレルギーとか。

 

私が見たNさん

1.童顔、笑うと歯が綺麗。ボーイッシュ。

 年齢不詳な外見。駅で女学生から告白された

 経験を持つ。(男子と間違えられたらしい)

2.焼肉食べるペースが早い。

  焼けるのを待つ子の肉を横取りする。

  「縛っとけ」とみんなから言われる。

3.マヨラー。

4.酒を飲むと喋り魔になる。

  同じ話を繰り返す。くどい。

5.大食い。みんな食べきれないとNさんにあげる。

6.仕事が好き、基本真面目。

7.きれい好き。

  家に遊びに行った時、部屋にはいっさい飾り物がなく

  大事な本は、順番に整理され並んでいた。

8.正座が苦手

  「陸上部だったんだけど、二回、車にはねられ

   膝を怪我した」と言っていた。

9.鉄でできているのかと思う程の重いスニーカーを

  愛用。「足を鍛えるため」と言っていた。

 

細い少年のような外見だったNさんが太り始めたのは

Nさん40代になってから。

 

太ると肩幅が大きくなる。腹がでかくなる。

SサイズからLLサイズになった。

 

その頃、まだ肥満ではなかった私は笑って見ていた。

健康診断で「心電図に異常波がある」と言われたとNさん。

 

ある日、Nさんの顔を見て驚いた。

顔が小さくなっている。

 

シゲシゲ見ると、大きかった肩が小さくなっている。

「あれっ!、痩せた?」

「うん、ちょっとね」

 

太り始めた私と入れ代わるようにNさんは痩せていた。

 

毎日、会っていても気が付かなかった。

ある時、突然わかるんだね、痩せたって。

 

Nさんの昼ご飯は、コンビニで購入した物。

ささみとサラダ、少量のパスタ。

「これだけで足りる?」

「カロリーは充分、バランスも良いよ」

Nさんはゆっくりと咀嚼する。

 

以後、Nさんの弁当をのぞき込む。

量はいつも少ない。

ささみとサラダが必ず入っている。

白飯は食べない。

主食は、雑穀米とかパスタとか、少量だ。

 

マヨネーズはかけない。

 

そして、けっしてお菓子を食べない。

勧めても、場がしらけようがけっしてお菓子は

食べない。

 

Nさんの顔つきが変わる。

お菓子はどこに行っても食べない。」

 

ダイエットに成功したようだ。

心電図異常もなくなったそうだ。

 

今まで以上に仕事をこなしている。

 

Nさんのダイエットのきっかけは

心電図異常。

家庭を守らなければならない、倒れられない。

 

バランスの良い、活動量に見合ったカロリーの食事

 

咀嚼を十分行い、満腹感を味わう。

 

そして、食べたい欲求を制御する強い意思。

時間をかけて体重をしぼっていく忍耐力。

 

恐れ入りました。

 

Nさんは私の肥満を気にしてくれた。

「ダイエットチームに入らない?」

 

若い子たちがNさんによる食事指導を受けている。

若い子は代謝が良いから、糖質制限だけでも効果が出る。

 

私も今年から、お菓子を食べないようにするよ。

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

雪どけを待つ女

f:id:s-dai101030:20180128175630j:plain

雪が積もり始め                                気温がぐっと下がった4日前

我が家にやって来た水道管凍結。

 

水道管凍結第1日目

水道関連業者さんに電話する。

「雪が解けないとどうにもならん」との返答。

 

了解です、恒例ですから何とかなる。

例年、翌日には自然解消する。

蛇口から水がでなくても対応できる。

 

冷蔵庫内には、余り物の料理がある。

冷凍食品も在庫充分あり。

 

器は紙コップ、皿を常備してあるので

食事を摂る事については、問題なし。

 

風呂は、入らなくてもいい。

手や顔なら、ポットからのお湯を使えばいい

ウエットティッシュもある。

 

トイレにはいって、無意識にレバーを引いた時

初めて、「困った!」と思った。

排泄物が流れない。

これは、問題。

 

水道管凍結2日目

やはり、蛇口から水が出ない。

 

良いアイディアが閃めいた。

トイレタンクに水を入れよう。

さっそく、水の買い出しの準備。

 

玄関の戸を開ければ、大雪。

慌てて、玄関の雪かき。

郵便やさんが、道路から歩いて我が家の

ポストにたどりるけるようにする。

 

車庫まで30メートル、車庫から道路まで

10メートル、なりふり構わず雪かき。

 

デブだから、息が上がる。

(早くしないと、排泄物が流せない!

 

ようやく、マツモトキヨシに到着。

わき目もふらず、飲料水コーナーをめざす。

 

2リットルの水を12本カートに載せる。

レジの女性店員さんが、カートから1本

1本持ち上げ、読み取りしている。

 

「段ボールに入れますか?」

「あれば、お願いします」

女性店員は、段ボールを2箱持って来た。

 

入れ替えするのも、車に運ぶのも私。

重い作業だ。

 

以前、ここはシメノドラッグだった。

男性店員さんがいて、噂によると

美人客の荷物は、運んでくれると聞いた事がある。

 

例えば、友人のMちゃん、sさんは運んで貰えたとか。

私は1度も男性店員さんから救助されたことはない。

 

自宅に着くと、重い段ボールを2回に分けて

運び入れる。

 

4本は飲料用にして、8本をトイレ付近に置く。

トイレタンクには丸い穴が開いていて、そこに

水を流し込みしこむ。

 

2本入れたところで、排水レバーを引いてみる。

便器周囲から。水がチョロチョロ流れるが

排泄物を流れない。

量が足りない。

 

今度は4本トイレタンクに流しこむ。

便器周辺から水がでて、ゆっくりとしたスピードで

排泄物が流れて行く、別れを惜しむように。

 

逆流しないか、息をひそめ見守る。

 

成功だ。

この手でいこう。

 

夜、寒気が一層強くなり、寒い、寒いと

震えて寝る。

 

水道管凍結3日目

蛇口から水は出ない。

寒くて、動きたくない。

 

犬の毛だまりがめだつ廊下や台所、茶の間は

ウエットティッシュで拭く。

 

外はあいかわらず、雪が降っている。

 

ペットボトルをもとめて、また

玄関、車庫、車庫から道路まで雪かき。

 

目指すはマツモトキヨシ

カートを押して、飲料水コーナーに

突進。

2リットルの水を12本取り、レジに向かう。

 

昨日と同じ女性店員が水を見て「イヤン」って言う。

きっと、持ち上げては読み取りする動作が

イヤンなんだろう。重いから、イヤンなんだろう。

 

12本を運ばなければならない私は、睨み付けてやる。

 

スーパーに寄り、惣菜6種類買いだめする。

水がないと大変だということに、やっと気が付く。

 

水は貴重、私はトイレタンクに8リットルの水を注ぐ。

タンクの蓋を開けて見ると、8割程の水が貯まっている。

 

今日は、固形物の排出予定だ。

友人のKさんは、日に3回でると言っていた。

 

バス旅行に行くと、トイレ休憩の度に

「また、出た」と私に報告する。

 

私は、便秘症なので、便通の良いKさんが羨ましい。

便秘すると腹が張って苦しいから。

 

今回ばかりは、便秘症で良かったと思った。

久々の便は、崖っぷちに強いタイプで

一気に出てこない。

 

便意がなくなったところで、立ち上がり

排水レバーを引く。

 

良かった、流れたよ、ゆっくりだけど

 

トイレタンクの蓋を開け、残量を確認。

1リットル程しか残っていなかった。

チャンスは1回きり。

 

貴重な水、重く運ぶのが辛かった。

夕方、再び便意がする。

泣く思いで、また、8リットル使う。

 

同じく、夕方、地震かと思える音がして

間もなく、屋根から滑り落ちた雪の多さに驚く。

愛犬も一緒になって、外を見ていた。

 

その日の夜も寒くて、何度も目が覚めた。

 

水道管凍結4日目

蛇口から水は出ない。

洗濯もできない、風呂に入れない。

銭湯に行くには、また車を出さなければならない。

面倒だ

 

寝不足なので、昼寝をした。

 汚い生活をしている。

 

従兄が所用で家に来た。

ペットボトル買いにいくのが大変だと言うと

「今頃、水道水飲まないよ。みんなタンク買っている」

「へー!、驚き、村人も健康意識高いな」

 

夕方、雪も幾らか減って来た。

雪かきしなくても、車に乘れた。

車道も地肌が見えている。

 

雪どけが近い・・・。

 

めざすはマツモトキヨシ、今日も買う2リットルの水

12本。

レジにあの女性店員がいれば面白い。

 

残念、男性店員だった。

「みんな同じだね、あ、1本だけ違うか」

男性店員は、ペットボトルを持ち上げないで

2回読み取りし、レジ終了。

 

簡単に終わった、あの女性店員は1本、1本

持ち上げていたけど・・・。

 

技ありだね

 

帰宅し、すぐに固形物排出。

排泄物を流すのに8リットル必要。

水は貴重。

 

・・・と、また便意が・・・。

また、8リットル使った。

タメグソするか否か、判断は難しい。

 

雪どけが待ち遠しい。

 

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

 

 

 

 

ワンコの幼稚園

f:id:s-dai101030:20180124213343j:plain

私は愛犬が大好き。

でも、たまにウザク感じる時がある。

4時間くらい、どっかに行ってほしい。

 

朝、10時に愛犬を幼稚園に連れて行く。

園から指定された黄色の帽子をかぶせ、黄色の上着を着せて。

 

背中に背負っているキルトのカバンには

キャラ弁とタオルが入っている。

 

門の前には、オカリナ似の保育士さん(以後オカリナ)が

「おはよ、おはよ」と出迎えてくれる。

 

ワンコたちは、飼い主にしがみついている子や

ぐずっている子がいる。

 

オカリナが近づいてきて

頭をなで、手を差し出すと

ワンコは恥ずかし気に門の中に入って行く。

 

みんなが揃うと、オカリナが

英語の勉強を始める。

今日は「1」の練習。

 

オカリナ「みんな元気かな?英語でイチは?」

ワンコたちは声をそろえて答える「ワン

オカリナ「良くできました」

 

ごほうびのクッキーをワンコたちに配る。

 

次はかくれんぼ。

オカリナ「みんな隠れて、先生、目つぶるよ」

ワンコたちは、椅子のうしろやロッカーの中や

机の中に入り込む。

とろい子は、先生の真後ろに立つ。

 

ワンコたちは見つけて欲しくて尻尾をふる。

 

オカリナが一匹、一匹探し見つけてくれる。

ワンコたちは楽しくてたまらない。

 

次は音楽の時間だ。

オカリナのピアノに合わせて

ワンワンワワ、ワンワンワワ♬

 

もう、お昼ごはんの時間。

ワンコたちの大好きな時間だ。

 

それぞれ飼い主が作ってくれた

お弁当を食べる。

 

愛犬も弁当箱のふたを開ける。

細切れ肉の土俵に、白飯の体、腰に海苔。

「ハクホウ」だ。

 

オカリナ「あれ、大ちゃん(愛犬の名)微妙だね」

愛犬「ワン(俺もそう思う)」

 

食事がすめば、歯磨き。

洗面台にある、それぞれの歯ブラシでブラッシング。

 

お昼寝の時間。

ワンコたちは、かばんからタオルをだす。

 

背中にはおる子、枕にする子、噛む子

シコシコしている子(愛犬だ)。

 

もう、午後2時。

オカリナ「さぁ、からだ綺麗のじかんだよ」

ワンコたちは、ロッカーからブラシを持って来る。

 

オカリナ「最初はあたま、ゴシゴシ、次はうで、ゴシゴシ・・」

オカリナの掛け声に合わせて

ワンコたちは自らブラッシングする。

 

オカリナ「はい、今度はお友達の背中、ゴシゴシ・・」

ワンコたちは、となりの子の背中をブラッシングする。

 

オカリナ「みんな、綺麗になったかな?」

頭を傾け、手を耳にあてて聞く。

 

ワンコたちは、両腕を頭上で合わせる(OK)

 

そろそろ、飼い主たちがお迎えにやって来る。

窓から覗いて待つ子、遊び足りなくて追いかけっこする子。

オカリナの頭によじ登る子(愛犬)。

 

このワンコの幼稚園は1年で卒業だ。

だけど進学、就職の相談にものる。

 

麻薬犬、聴導犬、介護犬にさせたい子は進学校に進む。

就職組は会社、プロダクションを紹介してくれる。

タレント、モデル、番犬、ホスト、ホステス

レンタル犬、ベビーシッター

 

愛犬には働いてもらおう、可愛い顔しているから雑誌モデルかな?

 

以上、願望終了

 

 

 

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

ジュンコ

f:id:s-dai101030:20180122200807j:plain

母ちゃんの49日法要二日前から、愛犬を部屋に監禁。

 

読経は、仏間で行われる。

参列者は、喪服で来る。

犬の毛が、喪服につくと大変。

 

自分なりの経験と、区長からの指導をもとに

当日の必要物品を準備した。

 

前日に、母ちゃんの妹さんが

両手いっぱいの花束を持って来てくれた。

大感動、大感謝。

 

当日、9時に姉がやって来た。

姉に僧侶の迎えと、お茶出しを依頼する。

 

村の親戚チーム、母ちゃんの妹たちチームが集まり始めた。

 

私の本日の最大の願いは、参列者が

和気あいあいと過ごしていただきたい、それだけ。

相手が何者かを知らないと

人は無口になる、沈黙が怖い。

 

私は、話のきっかけをつくるため

お客さま同士を紹介をしてまわる。

 

誰もテーブルの上のお菓子を食べない。

(子供じゃないからね。)

 

前夜、手作り焼きリンゴ一口サイズを冷やしてある。

自慢のために。

小さい小皿に載せて、なかば強引に客に食べさせた。

苺でも良かったけど、入れ歯に粒が挟まるって

CMみたから、リンゴをチョイス。

 

10時、僧侶が来た。

あたふたと着物の準備をしている。

お前、いままでねてたやろ!

 

読経が始まる。

もう私は足が痺れてくる。

 

前列で横座りしたり、あぐらをかいたり

座布団をずらしたり。ジタバタ。

後列の参列者は、笑っていた(・・と思う)。

 

読経後、僧侶は参列者にお話をするのだが

声が小さいのと、滑舌が悪いのと

 

途中で自分が準備してきた台本を見ながら

喋るのだが、何が言いたいのか不明瞭。

(点をつけると60くらいかな。)

 

村で育てていかなければならない人材だ。

 

11時、マイクロバスに乗り込む。

運転手さんに「ほんの気持ち」ポチ袋を手渡す。

 

姉は、火の確認と戸締りをしてから料亭に向かう。

 

料亭につくと、女将と二人の熟女が並んで向かえてくれた。

どの人にポチ袋渡せばいいのか迷ったが女将に渡した。

「今日は、よろしくお願いします。」

女将が「こちらこそ」と頭を下げる。

 

私は、この店に3回下見に来ている。

(見た事がない熟女だな)

 

熟女たちは、50代くらい、長いロングスカートを

はいている。顔立ちは中の上。

 

席につくと、先ほどの熟女たちが飲み物を運んでくる。

ケンパイ?は僧侶がする。

ちょうど空腹時なので、みんな食べ始める。

 

刺身の活きが良く、美味い。

牡蠣のクリーム焼きも、珍しい。

ステーキも美味い。

 

姉たちが、ビールを持って、一人一人に話しながら

まわる。

 

先ほどの熟女の一人が、村の爺さんがたの前に座り

ビールをついでは、話相手をしている。

 

席はコの字型。

隣同士でしか話ができない。

 

(いよいよ私の出番よ。)

この時間に向けてシュミレーションしている。

 

「皆様、今日は母ちゃんの49日法要に来てくれて

ありがとうございます」

 

みんなが私を見る。

「これからも仲良くしていただきたいです。

紹介します、こちらの方は・・・・・・・」

オチをつけながら順番に紹介していく。

爆笑が起きる。

「お酒どんどん飲んで下さい、母ちゃんの貯金が

あるので」

 

途中で、姉が止めに入る。

「すみません、放っておくとお喋りが止まらないんです」

 

お吸い物に、白子が入っている。

脳みそみたいで、自分では買わないが

美味しかった。

 

最後はスイーツ、コーヒー。

姉「ポチ袋わたしてあるからね

私「え?、私も渡したよ

 

13時

従兄が「僧侶帰るって」

予め予約してあったタクシーを呼ぶ。

従兄と姉と三人で見送る。

(しっかり修行しろよ)

 

僧侶が帰ってしまうと、客も帰りたい様子。

閉会の挨拶をする。

 

母ちゃんの妹さんから「ありがとう」と言われた。

 

忘れ物がないか確認したあとに、待たせていた

マイクロバスに乗り込む。

 

後ろ座席の三人のお爺さんたちがやたら機嫌が良い。

真ん中の爺さん、特に上機嫌。

この爺さん、普段はむっつりしてるけど。

 

聞きだすと、お酌してくれていた熟女の名前が

「ジュンコ」というらしく、魂ぬかれた様だ。

 

三人で「ジュンコ最高!」

盛り上がっている。

 

男の人って、ジュンコって名前好きだよね

 

高齢者の酔っ払い、重い引き出物を持っている。

バスの運転手さんと交渉し、各自宅前で止めてもらった。

 

とりあえず、終わった。

これで、全ての儀式が終わった。

 

ありがとう、ジュンコさん。

 

 

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

 

 

「ほんの気持ちです」賞味期限あり?

 

f:id:s-dai101030:20180119211610j:plain                                      

母ちゃんの49日法要が近づいてきた。

 

早く、済んで欲しい。

この儀式を乗り越えれば、私は自由になれる。

 

とりあえず、バトミントンをしたい。

パセリの自家栽培をしたい。

クラゲを買いたい。

ダイエット再開。

断捨離再開。

 

49日法要、二日前の本日。

再び愛犬を部屋に監禁。

 

茶の間、仏壇の掃除をする。

10日前に大掃除したので

今日はちょっとだけでやめた。

 

憂鬱。

今までの人生で、企画実践のリーダーやった事が

ないので。

 

憂鬱。

大勢の方がたに応対するのが苦手。

 

憂鬱。

招待したお客さま、来てくれるかな?

父ちゃんのお友達であったGさんは入院中。

妻が代理で来ることになったが気の毒だな。

 

田舎の儀式は、個人ではなく家(義理)を優先する。

 

遠い昔なら、助け合っていかなければ

生活できなかったんだろう。

 

恩を受けたら、恩を返す、そんなやりとりが

繰り返されていたんだろう。

 

今は違う。

イベント、セレモニーは業者に委託すれば

良い。

情報もテレビ、新聞、ネットで分かる。

 

会社に勤め、定期的に現金が入る。

個人で生きていけるようになった。

 

年をとれば、老人ホームに入れば良い。

 

あぁ、そんな愚痴言っても仕方ないか・・。

頑張れ、自分。

二日分の献立開始!

f:id:s-dai101030:20180119205344j:plain

スーパーに行ったら、おから無料で置いてあったので

人参、ゴボウ、グリンピース、コーン、ネギで卯の花。

これは、私の大好物。

 

f:id:s-dai101030:20180119205536j:plain

アジ、シイタケのフライ。

シイタケ美味し。

 

f:id:s-dai101030:20180119205437j:plain

スパゲッティサラダ

 

調理っていうのは、メニューを

決めたら、下ごしらえし、

嗅覚と味覚をフルに使い

味付け、全体を頭で把握しながら

片付けもやるというプレーだ。

 

(凄い、自分)褒めてたら、焦げ臭いニオイ。

 

f:id:s-dai101030:20180119205638j:plain

 

大好きなカレーが、失敗して

死にたいって思った。

 

あと、煮物をする予定だったけど

疲れたので止める。

 

法要の時に仏壇にお供えする和菓子を買いに

行かなければ。

村の区長にお伺いに行く。

「饅頭は白色」とのこと。

何で、白でないといけないのかな?

根拠のあるマニュアルを村で作って欲しいな。

 

町に一軒しかない和菓子屋は愛想がない。

おまけもない。

 

私の住む町の商売人は、本当に愛想がない。

不景気の時代に不思議な町だ。

 

今日は、隣町の和菓子屋に出かけた。

店内に、客はひとりもいない。

 

30代くらいの男性が、ショウケース近くにいる。

坊さんの作務衣のような服を着ている。

お洒落さんだ。

 

私から逃げられない若い男性店員。

いじりたい私。

優勢な立場だ。

 

ショウケースに並んでいる和菓子を

見ながら、質問をしていく。

 

おばちゃんのいじりに、一生懸命答える姿勢が

良い青年だ。

f:id:s-dai101030:20180119205736j:plain

「これ、何?」

「ゴボウと味噌のあんこが中に入っています」

「えー、気持ち悪い。でも試食するか」

 

青年は、和菓子を食べ始めたおばちゃんに

お茶を出してくれる。

「あれ?、美味いね!」

(ぜんぜん、ゴボウくさくない)

 

ゴボウと味噌って考えた人偉いわ。

でも、素材の風味がない、ただのあんこだ。

不味いイメージで入ったら、以外にあんこで

美味しく感じてしまった。

(青年に一本やられた。)

 

和菓子19個買ってしまった。

お客さまにも、お出ししなければならないので

他の和菓子も20個買った。

 

甘いもの苦手な人もいる、せんべい系を探す。

f:id:s-dai101030:20180119210041j:plain 煎餅とチョコとアーモンドの味がする。

珍らしいからお買い上げ。

 

青年によると、フェイスブックをしており

わざわざ買いにくる客がいると言う。

ほんとかな。

 

f:id:s-dai101030:20180119205824j:plain

酒のつまみ。嫌いじゃない。

 

 

f:id:s-dai101030:20180119205924j:plain

ステック状のおかき、珍しいお買い上げ。

青年「大阪から仕入れているんです」

青年は、雄弁になってきた。

買う客だと気が付いたんだろう。

 

 

f:id:s-dai101030:20180119224759j:plain

チョコボール。ウサギの形が可愛い。

お買い上げ。

青年は思う(このおばちゃん、おかしいぞ)

 

店内の隅にケースがあり、そこにも色んな

グッズが並んでいる。

 

便箋、のし袋、花、ブローチ、アロマキャンドル

私が手に取ったのが

f:id:s-dai101030:20180119210515j:plain

ポチ袋。マイクロバスの運転手さんや、会食する

料亭の方に「ほんの気持ちです」と。

 

自宅で見ると賞味期限、税込み、270

ポチ袋に賞味期限あるなんて、早く使わないと。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ