メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

女はいくつになっても若く見られたい

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一年ぶりに映画館で映画を見てきた

「七つの会議」主演;野村萬斎

面白さ70点

 

役者が揃いすぎていてるのが

いささか鬱陶しかった

 

 

場所はイオンモール

自宅から車で一時間かかるショッピングセンターだ

 

ここはディズニーランドのように思える

お洒落な雑貨、流行りの服、人気のスニーカー

キッチン道具、世界のスパイス、電化製品

 

村では手に入らない品々が並んでいて

歩いているだけで楽しい

 

休憩コーナーの椅子に所在なげな様子の

お爺さんたちを見かける

 

老人にはキョウイクが大事だと聞いた事がある

今日行くところ

予定があること

 

誰からも必要とされていない人間には

時間を潰す作業はしんどいことなのだ

 

 

上映時間までにランチする事にした

有名パスタ店だ、味は間違いない

 

・・・おかしいな

サラダが乾燥していて野菜の美味さがない

コンソメスープは塩辛い

酢ジュースは薄めだ

フルーツは缶詰めから出した代物だ

メインのパスタは麺がのびている

 

こんないい加減では

いつか流行らなくなるぞ

経営者さん、現場を視察しなさい

若いモンに任せとくと危険ですよ

 

映画館の入口に

「60歳以上、1100円」と張り紙してある

 

保険証でも提示するのかと思っていたけど

チケット売り場の無表情の若い男性スタッフに

聞かれたのは座席の場所だけだった

 

友人とどこにする?、ここにする?と

言い合っているのを見ている若い男性スタッフは

瞬きさえしない

 

最近、こんな愛想のない子に良く出会う

 

コンビニのレジだったり

飲食店の注文係だったり

 

こっちも忙しそうだからと遠慮して

あまり話しかけないようにしている

 

つまり

自分の付き合うような人間とじゃないと

感知すると

戸を閉ざすってことかな?

働く楽しさって何?

 

若い男性スタッフは私たちに歳を聞かない

2000円払うと900円のお釣りがきた

彼の目は確かだ

 

髪型や着ている服、声、所作、顔のシワ

瞬時に分かったんだろう

60歳以上だって

 

 

でもね

見た目だけで簡単に処理してほしくないな

 

我慢してでも言って欲しかったな

「60歳以上ですか?」

 

耐えて欲しかったな

「免許書、または保険証を提示してもらえますか?」

 

嫌味でも良いよ

「60歳以上ですか?」

 

あっさり切り捨てないで

やりとりしようよ

 

女はね

年齢について敏感なんだよ

老けて見られる56歳だったらどうするんだ!

 

覚えておいて欲しい

実年齢より10歳ほどわかめに言うと

どんな女でも悪い気はしない

 

年齢を当てられたり

老けてるようなことを言うと

女は心が折れる

 

嘘も方便

 

経営者さん

現場を視察しなさい

若いモンが野放しだ

 

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冷凍ブドウをカレーに入れると、ジュウシーで美味い

 

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夏に食べ残した冷凍ブドウ

 

常備してあるショウガ

使いきれず、日に日に色悪くなるのが

小さいストレスだった

 

そこで

カレーを作る事にした

 

具材はジャガイモ、人参、玉ねぎ、しめじ、豚バラ

味付けは市販のルウ&ショウガのすりおろし

 

カレーは糖分、蛋白質、脂質、ビタミンが

一度に取れるので有能な料理だと思う

 

手早く動けるよう

具材をカットし、調味料とともにバットに並べて行く

料理の段取りを頭の中で決めていく

 

調理中にでる小さな紙くずや

生ごみをいちいちゴミ箱まで捨てに行くのが

面倒なので調理台にボールを置き

いったんそこにゴミを入れている

 

・・で結局、最後はボールのゴミを

ゴミ箱にあけているのだが

小さいストレスがある

 

ボールではなく、使い捨ての袋があれば

便利なのにと・・

 

先日、youtubeで見つけた新聞紙で作るゴミ箱

さっそく作ってみたところ

案外いけるわこれ

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ゴミがたまれば

クシャクシャポイって捨てれて

新聞の再利用ができて

楽しいな

 

 

出来上がったカレーの味が

もっさりしている

 

何か物足りない

 

頭と味覚がフル回転する

必要なのは甘ずっぱいモノだ

 

冷凍庫にあったブドウを思い出す

実を半分にカットして種を取り

カレーに投入

 

 

出来上がり(↓がブドウ)

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実食

皮つきなので噛み応えがあり

皮つきなので実がちらず

ブドウの甘酸っぱさが美味い

 

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モロッカンオイル、メルカリなら1000円安く買える事を知った

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知名度や値打ちが明確な品はすぐに売れる

 

例えば

たまたま開けた引き出しの奥に往復はがきを

30枚見つけた

出品すると5分で売れた

 

EXILEのTシャツもこれまた

30分で売れた

 

 

さて

髪の手入れは大事だ

髪にはその方の教養と生活態度が現れる

 

お気に入りの美容院がある

こじゃれたインテリアも素敵だが

経営者夫妻の熱くない接客が好きだ

 

けっしてお店に並べている商品を

売りつけようなんて

態度は全くない

客(私)が欲しいと言えば売ってくれるけど

 

 

 

モロッカンオイル

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100ml定価4700円くらい

 

流さないトリートメント

バニラムスクの甘い香りがする

 

乾燥して艶がない髪に苦戦する私の強い味方だ

二ヶ月に一回はお店で購入している

 

 

去年、家計簿を真面目に記入した結果

将来もらえるであろう年金の倍の出費で暮らしてきた

ことに愕然とした私にとって

モロッカンオイルは贅沢品だ

 

なにげにメリカリをチェックしてみた

 

いっぱいあった!

 

1000円くらい安いのは当たり前で

商売ではなく、本当に処分したい方の出品だと

3000円で売っていた

 

そこで掘り出し物がでないか

日に幾度もチェックしている

 

もう、美容院で買う事はないと思う

 

 

 

モロッカンオイル

贅沢だからといって

これをカットするのはいかがなものかしら

 

生活苦まるだしに落ちていく気がする

 

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やっぱり好きになれません、policeman  後編

思うに

女は50歳あたりから70歳代が

男から最も嫌われる年齢じゃないかと思う

 

だいたいのことを経験しているから

仕事でも家事でも人付き合いでも

そこそこ上手くたちまわれる

 

口が達者で、元気そうで

一人でも生きて行けそうだから・・

助けてもらえない

 

一般的に男は若くて綺麗な女を好む

自分が守ってあげないといけないと

思わせるような幼さがあればなお良い

 

 

二年前、スピード違反をおこし

警察車の中で若い警察官に事情徴収された時

私は憤りを覚えた

 

若い警察官は、敬語を使っていたが

語気荒い口調で一方的に話し

態度が威圧的だった

私の問いかけにはまともに返事しない

 

若いモンに馬鹿にされた、チクショウ

やり取りを録音してやれば良かった

 

警察車から解放された後で

怒りメラメラだった

 

そしてこのたび

放置駐車違反(右側駐車)のため警察署に出頭中だ

 

若い警察官が係のようだ(仮にA君と呼ぼう)

黒いジャンパーを着ている

パーマをかけてはいるが、顔立ちは幼い

 

対する私は相変わらずすっぴんでシワだらけ

安物のピラピラのジャンパーをはおっている

 

恫喝されるかもしれないのでやり取りを録音したいが

やっぱりそれは勇気がない

 

スマホの「右側駐車違反」の画面を出してテーブルに

置いた

A君の言動はすべてメモするつもりでテーブルの上に

チラシを置いた

これはA君にプレッシャーをかけるための道具だ

 

転んでもただでは起きぬ、

ブログネタにする

 

A君の視線がスマホに向く

A君「それでわかりましたか?」

 

私「左向きにしていたら良かったんでしょうか」

A君「現場を見ていないからわかりません

駐車禁止の看板はなかったですか?、横断歩道の手前も

だめです、他にも〇〇〇・・」

 

スマホの画面を見ると、駐車した場合、3・5mの余地が

必要と出ている

私「3・5mあるか計らないといけないんですか」

 

面倒くさい

この場合、正しい駐車の仕方を書いたイラスト入りの

説明書をさっと出すべきでは?

この場で飲みこめたら、再犯のリスク減るんじゃない?

 

A君「お仕事は?」

私「無職です」

 

どこに行っても必ず職業を聞かれる

職業の有り無しって人物像をつくりあげるために

重要なポイントになるらしい

 

A君「・・で、どんな理由で滞在していたんですか」

私「友人宅に遊びに来ていました」

A君「そこに車庫はなかったんですか」

私「ないですよ」

 

警察官と対面する時、舞い上がったまま

口を開いてはいけない

 

彼らは何気ないふうを装い、個人が知られては

まずい情報を誘いだす

 

例えば私がヤクチュウで、友人宅はヤクノバイニンで

あるとしたら・・・

彼らの問いかけに対し、一呼吸おいて返答した方が無難だろう

 

小刻みに震えてはいけない

目をきょろつかせてはいけない

署内ではどうどうとしよう

 

私「今後のために、あの付近で有料駐車場があるか

教えて貰えますか?」

A君「そこまで僕らは把握していません」

 

そこは突き放すんかい

金だけとって教育指導はないんかい

 

私「罰金いくらですか?」

A君「一万五千円です」

私「点数は?」

A君「二点です」

 

痛い、とても痛い

無収入には痛い出費だ

 

A君「ここ何年かで他に違反していますか?」

 

スピード違反したことがあるし

その前は免停を食らっている

点数はどれだけ残っているのだろう

 

車がないと生活できない田舎では

罰金よりも免停、免許取り消しの方が

恐怖だ

 

上を見上げると壁際に大きなテレビが備え付けられていて

映像が流れている

夜にいったい誰がこのテレビを見るんだろう

 

気になるのはA君の後ろの壁の大きな油絵だ

いったい誰が描いたんだろう、寄付?

または絵心のある署員が描いたんだろうか

 

首を伸ばして、絵の下にある作家名を見ようと

したがA君の身体が邪魔で見えない

不審そうにA君が私を見ている

 

愛想の良い警察官っていない

取り扱う仕事が仕事だから

笑顔は禁止なんだろうか

 

A君「ここに指紋を押してください」

青い紙の下に名前を書き、隣の印と記した場所に

左ひとさし指でと言われてた

 

テッシュで指先を拭いていると

A君が手を出し、「捨てます」と言う

私「結構です」

小さい抵抗だ

 

私「困った、もう友人宅に行けないかもしれない」

A君「調べてみましょうか

有料駐車場があるかどうか」

 

地図には家の所有者名が記されている

恐ろしい個人情報だ

結局、有料駐車場は見つからなかった

 

腹立たしい

腹立たしいまま警察署を後にした

 

腹立たしいから自宅への道がわからない

 

コンビニを見つけ

そこで一息ついた

 

指紋をとられたのが腹立たしい

あれもデーターベースにのるんだろうか

印鑑じゃだめだったんだろうか

印鑑持ってなかったのが腹立たしい

 

 

有料駐車場を把握していないA君にも

腹が立つ

私が若くて綺麗で幼い感じなら

もっと真剣に耳を傾け

地図も丁寧に見たんではないだろうか

 

後日

駐車違反は出頭しなくても良い事を知った

 

出頭することで運転手を確定され

違反点数が課される

自宅に郵送されてくる反則金納付書で

反則金を収めるだけで事は終了する

 

慌てふためいて、警察に出向き

個人情報をとられ、点数を加算され

バカヤロウだね

 

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やっぱり好きになれません、policeman  前編

市内にある料理教室へ

往復3時間かけて通っている

 

帰りに久々友人宅にお邪魔し

夕飯をご馳走になることになった

 

友人宅は住宅密集地内にあり

道順を間違えると迷子になる

 

県道を左折し、三番目の四つ角を右折し

左右に並ぶ家並みの右手側に

友人宅がある

右側に車を寄せて友人宅玄関前に駐車した

 

年金と節約について多いに盛り上がった

夜10時過ぎ友人に見送られ

家路に向かった

 

5分も走れば車道専用道路にでるから

ハンドルさえ握っていれば

一時間半後には自宅に着く

・・・はずだった

 

フロントガラスの左側に何かが付いている

何だろう?

紙みたい

嫌な予感がした

 

車を左側に停めて外に出て紙を見る

「駐車違反」の文字が目に入る

血が抜ける感じがする

見なかった事にして、このまま帰りたい

 

「節約は家からでないこと!」友人と

笑い合った10分前の楽しいひと時が

ぶっとんでいく

 

黄色の紙に交番名と電話番号が記されている

 

「もしもし、あの駐車違反した者ですが」

「はい、今から〇〇署まで来れますか?」

電話の声は丁寧で明るい

 

「行ったことはないけど・・ナビで行きます」

 

黄色の紙をじっと見つめる

放置駐車違反(右側駐車)

 

しょんぼりして車を発進する

 

友人宅には何回もお邪魔している

路上駐車違反になるかなと

最初は気がかりだったけど

大丈夫だったのに・・・

 

もしかしたら車を左向きにしていたら

見逃してくれていたのかな?

 

あのあたりは車を停めれる空き地がない

これからも遊びに行くから

ちゃんと停めて良い場所を聞いて帰ろう

 

罰金はいくらだろう

スピード違反みたいに危ない事をしたわけでも

ないから、8000円くらいかな

 

いろいろ考える

15分程走るとナビが

「目的地周辺です」と言う

 

警察署の玄関に一度入ってから

免許証を忘れた事に気づき車に戻る

 

玄関が開き、警官がこちらを見ている

不審者と思ったのかもしれない

 

真顔で警官に近づくと

「右側駐車違反って知ってますか?」

見れば若そうな警官が私に問いかけてくる

 

「気が付きませんでした」

「違反用紙は?」

「車に貼ってありますよ」

「持って来て下さい」

「え?、あれ剥がせるんですか?」

 

再び車に戻ってフロントガラスの用紙を

剥がしてみる

ぴったりくっついているけど

簡単に取れた

 

あっ、記念に違反用紙の写真とっておこう

 

壁に用紙を張り付け、スマホをかざしていたら

風で用紙が飛んでいって見当たらなくなった

 

夜11時、あたりは暗い

歩いたりしゃがんだりして探していたら

さきほどの若い警官が側に寄って来て

「何しているんですか!」

「紙が飛んで行って、探してます」

 

ますます不審者に見えたかもしれない

車の足元にひらひらしていた紙を警官が

たやすく見つける

 

「これじゃないですか!」

警官は自らは拾わない

不審者に隙を突かれてはいけないいけないと

思ったのかもしれない

 

やっと警察署内に入る

 

若い警官がコーナーにある椅子を指して

「こちらで待ってて下さい」と言って

ひっこんだ

 

でっかい警察署だ

 

3人程の警官が電話したり

伸びをしていたり、書いていたりしている

 

全面カウンター式でガラスはない

 

武器を持った悪い奴がきたら

簡単にカウンターを乗り越えられるぞと

懸念した

 

一本のさすまたが立てかけてあるが果たしてあんなので

戦えるかしら

 

これから行われるであろう事務処理を

書き留めておかなければならない

カバンにはあいにくチラシしか入っていない

 

若い警官がA4程の資料を持って

テーブルの向こう側に坐る

 

年寄りだと思ってなめんじゃないよ

 

若い子が相手だといつもこらしめてやるっていう

私の悪癖が舌なめずりを始めた

 

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お悔み覧を読み、故人を偲ぶ

我が家は中日新聞を購読している

 

新聞の中ほどに「お悔み覧」がある

お亡くなりになった方がたの

紙上における最初で最後のメッセージだ

 

一人およそ100文字でまとめられている

①漢字の名前

②ひらがなめい

③死亡日時

④年齢

⑤自宅住所

⑥通夜日時、場所

⑦葬儀日時、場所

⑧喪主名(漢字名、ひらがな名)

⑨故人の人柄

 

私が住んでいる地域には古い習慣がある

 

例えば、故人が

職場の人間の関係者なら

直接お付き合いがなくても

香典を準備し、時には通夜に行く

 

また、もらったほうも我が家に不幸があれば

香典返しをしなければならない

 

だからいつもお悔み覧を見る必要がある

 

お悔み覧は故人を物語る

 

ーーー

 

新聞のお悔み覧に掲載されている故人の

名前(漢字名)が目に入る

 

読めない時は親切にひらがな名が続くから有り難い

昔、ポピュラーだった寅吉さん、貞蔵さん

ハナさん、キクさんといった名前はもうない

 

現在は〇〇子さん、〇雄さん、〇夫さんとか

いった名前に変わりつつある

 

時に漢字一文字だったり、読めない漢字名だと

きっと良い所のお嬢さん、お坊ちゃんだったのかなと

推測する

教養高い親が名付けており

そしてそういうお家は金持ちだ、多分ね

 

名前にイチが入っていると長男で、ハルだと

4月生まれかななんて・・

 

名前って大事だ

時代の流行りを知ったり、誕生した我が子に

対する親の想い、期待、夢を推測できる

 

次に故人の年齢を読む

若い方だと悲しくなる

病気か事故、自死・・

 

そして故人の喪主名が親であったら

親の方の悲嘆、ご苦労であっただろうと

胸がつまる

 

最近では

通夜葬儀終了となっている場合も多い

 

忙しい現代人は何事も早く済ませたい事情がある

故人を偲ぶのは近親者だけで良いと割り切っている

 

知り合いの知り合いの知り合いなんていう

ほぼ他人という方に挨拶するのも遺族にとっては

煩わしいだろう

 

最後は遺族が知る故人の人柄でしめくられている

 

頑張りやさんでした

優しい子でした

働き者でした

カラオケが好きな明るい人でした

友達おもいの人でした

料理上手でした、世話好きでした

お話上手でした、真面目でした

孫のためにアイスをいつも用意してくれました

等々

 

故人の様子を知る事が出来る

最後の行が好きだ

故人に親近感がわく

 

 

この世に生まれ、生き、逝ってしまった

故人の方がたの記録と記憶

たった100文字だけど

ありがとうございました

 

ちなみに亡き母の人柄を新聞社に聞かれた時

「おしゃべりで好物は饅頭でした」と話した

 

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同窓会とは記憶のパッチワークだ --後編ーー

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小学校卒業して50年、初めて同窓会が行われた

 

鼻たれ小僧や脱脂粉乳が飲めなくて泣いていた子が

ビールをいっちょまいに飲むのが

可笑しい

 

 

 

同じ時間、同じ経験をしていても

個人によってその記憶は曖昧だ

 

たしか私の記憶では

①小学校二年生あたり、同級生のK君が

自動車に接触し、頭から血を流し泣いていた

 

②女先生に引率され、数名でK君の見舞いに

町の病院に行った、川が氾濫していた日に

 

③女先生の家でとろろのおにぎりを食べた

 

以前、幹事会でその思い出を喋ったが誰も事故の事も

お見舞いの事も知らないと言っていた

 

・・・オカシイナ、事故現場を私は見たし

おにぎりは最高に美味かったのに・・・

 

 

同窓会でみんなにその記憶を話してみた

 

テーブルの端に坐っていたT君と向かいのM君が

「俺、見舞に行った」と手を上げる

 

私の夢ではなかった、事故は本当にあったんだ

 

隣のやんちゃ坊主S治が笑いながら言う

「俺、そん時、川に落ちた」と

 

あぁ、それで先生のお家にお邪魔したんだね

・・ということは、お見舞いに行ったのは

私とT君、M君、やんちゃ坊主のS治の4人だったんだ

 

記憶が繋がった

 

みんなの関心は本日欠席のK君が

「今、どうしてる?」だった

 

K君の母親は早くに病死し、継母に育てられたが

K君はぐれて、実家と疎遠になっているらしい

 

父親と継母の間にできたK君の腹違いの弟さんが

跡継ぎとなったが

その弟さんも実家を出たとか・・

 

K君は父親の葬儀にも出席せず

家族の歯車は噛みあわなかったようだ

 

S治「若い頃は一緒に飲んだけど、K君は

酔うと愚痴が多くて、綺麗な男なんだけどな」

 

I君「K君はいつも年上のばばぁがくっつくんや

綺麗な男だから」

 

綺麗、綺麗と連発するから

確認しようという流れになった

 

幹事が用意してきた卒業アルバムがテーブルを

回り始める

 

「えー!、白黒写真!」

「俺は?、俺どれ!」

「これは誰だ!」

「チョビ髭の、こんな先生いたっけ?」

「6年の時の担任、生きているかな?」

 

K君はどこかにいってしまった

 

アルバムの影響は大きく

頭をくっつけあいながら、笑いながら

盛り上がる

 

トイレはボットントイレだったとか

登下校時、靴はいていたけど、校内は裸足だったとか

 

潮干狩りしたら、獲物を教室内のストーブの上で

焼いて食べたとか

 

小学校の前の駄菓子屋にみんなが行ってしまい

教室が空になって、先生が怒ったとか

 

チョークを投げる怖い先生がいたとか

誰かが小便ちびってたとか

 

それぞれの記憶の断片が繋がり出す

 

みんな孫がいる爺ちゃん、婆ちゃんなんだけど

全員集合記念撮影では

身体を寄せあい、頭をこずいたり、ポーズに凝ったり

大はしゃぎだ

 

写真って大事

記憶を呼び起こしたり、つないでいくのに

有効活用できる

 

断捨離が流行っているけど

アルバムの処分は最後にしたほうが良いかと思う

 

 

町内会の都合で欠席となったタクちゃんからの

差し入れの酒があって良かった

みんな大酒飲みで予算オーバーになるとこだった

 

 

やんちゃ坊主のS治が大声で叫ぶ

「おい、次回の同窓会、いつする?

 

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