メタボののらりくらり日記

こんにちは、メタボです。3月31日に定年退職しました。今のところ太っているだけで健康ですが、いつ、何がおこるかわからないですよね。そこで日々の事柄を記録しようとブログはじめました。よろしくお願いします。

続:廃屋を処分したい

我が家の隣の廃屋はつぶれそうでつぶれない。

草が家じゅうにはえている。

不衛生きわまりない。

外観も見苦しいが、私が一番困るのは

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我が家は急カーブの県道沿いにあり、廃屋の草のせいで見通しが悪いこと。

運転が下手な方は一軒目の家の急カーブを曲がり切れず、

我が家に突入することがある。

 

ガードレールはあるが、我が家では石垣で二重ブロックしてある。

 

さて、隣の廃屋を潰すには所有者の許可がまず必要。

行方不明の所有者を探し、取り壊しの話し合いをしなければ

ならない。

前日、所有者と近しくしていた長寿爺さんから電話があった。

爺さん、覚えてくれていたんや、感激。

「あのなぁ、千葉県舟橋〇〇〇台1-3-3におるらしいわ。

でも、電話番号わからんし名字わからんし、難しいな。

わし、役場行って掛け合ってくるわ」

爺さん、ありがとう。

 

爺さんの次男が私の同級生だから親切なんやろか?

爺さん、教習所の偉いさんだったから役場で顔がきくんだろうか?

爺さん女好きやから動いてくれるんやろか?

 

一時過ぎに爺さんから電話があった。

「住所届け調べ上げ、わかったら連絡するっていっとたぞ」

ありがとう、爺さん。

私なんかのために動いてくれたことだけで嬉しいよ。

 

さぁて、探偵でも雇ってみるか、いくらかかるんだろ?

やばい探偵は困るな。

田舎の探偵より千葉県の探偵がいいかな?

 

 

 そうそう、土建屋にも更地にするにはいくらかかるか見積り一応

してもらおう。

登記って相手方との電話や郵送だけでもできるんだろうか?

 

 

大ちゃんの初めての脱走

 

大ちゃんは生後3か月でうちの子になった。

 

仕事に疲れていた私は散歩に連れていく元気がなかった。

なによりも紫外線をあびるのが嫌だった。

化粧もしない、無精者の私は日焼け止めクリームを塗る、落とす

その作業が面倒。

 

村人にも会うのが嫌だった。

あれこれ詮索されることがうっとうしい。

仕事のストレスから肥満になり、「でかくなったね」って言われるのも

悲しい。

 

私が留守の間は、母ちゃんが茶の間のゲージに入れていた。

母ちゃんの暇つぶしになれば良いかもと大ちゃんをペットショップで

買ってきたが母ちゃんは根っからの動物嫌い。

けっしてゲージからは出さなかった。

大ちゃんも噛み癖があり、噛まれるととても痛かった。

 

母ちゃんに「ゲージに入れるくらいなら部屋においといて」て言ったけど

「それは可哀想や」と毎朝大ちゃんをバスケットに入れ、茶の間のゲージ

に入れていた。

 

遊びまわるのが犬の習性、可哀想な大ちゃん。

代わりに母ちゃんがゲージに入ればいいんじゃないかなって思っていた。

 

私の退職一年前に母ちゃんは脳梗塞で寝たきりになり、施設入所に

なった。

大ちゃんは自由になった。

家じゅう走り回り、好きなところでおしっこし、器用に戸を開け

歯ブラシ、ボールペン、入れ歯、おかずを泥棒する。

噛み癖はいつの間にかなくなった。

 

私が横になっていると踏んでいき私の頭に腰かける。

 

そんな内弁慶の大ちゃんを退職後は散歩に連れ出すようになった。

大ちゃんは青いリードを見せるだけで嬉しそうにしっぽを振り回す。

大ちゃんが初めて見る車、知らない人、いろんな臭い、草、虫。

 

今日、村人と立ち話をしていた時、一瞬、リードが軽くなる。

大ちゃんが走り出した。

慌てて犬を追いかける。

追うとさらに逃げていく。

 

追うと逃げるため、反対の道を歩く私。

飼い犬が飼い主を探して戻ってくるって知っているから。

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いっこうに来ない。

遠くでフワフワ動く物体。

「大! 大!」叫び声がしーんとした村で響き渡る。

大ちゃんは私を残し村の奥に行ってしまう。

追いかける。

逃げる犬。

とうとう県道まで来てしまった。

県道を渡り、海沿いに行くと我が家だ。

大ちゃんの散歩の時に私が気を付けているのが県道をわたる時。

車がけっこう走っている。

跳ねられた時にどこの獣医に行くか考えていた。

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案の定、車がクラクションを鳴らす。

大ちゃんが見えなくなった。

道に転がっていないか探し、家に急いで帰る。

 

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家の前で大ちゃんがお出迎えしてくれていた。

ドアを開けるといそいそと入ってくる。

(あんた、今日は跳ねられんかったけど、次はないからね!)

廃屋を処分したい

家の隣はかれこれ40年あまり住人がいない。

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朽ち果て、草ぼうぼう。

この家は一家離散しており、行方不明。

 

一家は両親と女の子二人の4人暮らしだった。

貧困家庭だった。

父親はアル中で〇沢の精神科に入院しその後亡くなった、

女親は実家に戻った、姉の子は障害者施設にいる

下の子は県外で結婚している、廃屋は不動産に売られた        とか噂は混とんとしている。

 

村に親類はなく、また気にする人もいない。

 

困っているのは、廃屋の隣の我が家だ。

 

草が生い茂ると刈らなければならない。

不衛生だからへびや虫がいる。

 

なんとも忌々しい廃屋だ。

 

そこで今日は廃屋の持ち主をもしかしたら知っているかも

しれない村の長寿に電話してみた。

この長寿は90歳だがいろんな所に女がいると聞いたことがある。

 

「あぁ、かぁちゃんなら金沢におるって聞いたことがある、

住んでいる所しらべてみる」

「お願いします」

 

電話を切ったあと、今度は役場に電話した。

「廃屋があるんですけど壊すにはどうすればいいんですか?」

生活環境課の職員は「まず、所有者に確認とって、(あなたが)買うこと

になれば土建会社に依頼して壊せばいいです。町から50万円補助します。」

 

電話をきったあと、今度は村の区長に会いにでかけた。

区長は元、役場職員で物知りだ。

区長は奥さんと家の前にある畑で作業していた。

区長の奥さんから私は木になっている柿を散歩時、とっていいと

言われており、昨日も10個ほどもいできた。

 

「隣の廃屋つぶす手ないかね」

「そりゃ難しいな。勝手に壊すことできん、持ち主の許可がいる話やし

持ち主探すの面倒やぞ、どこにおるかわからんしな。わかっても登記手続きで会わなならんし」

「雪ふっても台風きても壊れん。草刈しなならんし、虫わいとるし」

「そうか・・どこにでも空き家あって、持ち主がわからんで

町も困っとるんや」

 

 

区長に礼をして帰路につく私は不穏の笑みを浮かべる。

 

(持ち主探しか、なんか面白くなってきたぞ、どんな手を使って

空き家潰すか・・ライフワークや)

 

今日頂いたもの、作った物、活けてみたもの

 

私は5月から、村に住む生け花の先生宅で月一回

お花を習っている。

 

私以外の生徒は3人。

 

🌸 親戚に嫁にきている〇〇ちゃん、この人はいつも朗らか。

ちょっとおっちょこちょいでヘマしては皆を笑わす。

🌸お寺の奥さん、もと教師で落ち着いている。

ちなみにお経も習得しているので住職の都合が悪い時は

奥さんがお経をあげに来る。

🌸もう一人は、奥さんのお友達の〇岡さん。

多趣味、自分で染めたストールを巻いている。

3人はどうやら高校の同級生らしく

お互いを〇〇ちゃんと呼び合っている。

ここに、先生が加わるからお喋りは止まらない。

 

花を活けているより、その後のお茶の時間がみんなの楽しみ。

美味しいお茶を飲みながら、誰かが準備したお菓子を食べる。

先日はナスとみょうがの漬物、栗煮を〇岡さんが持参してきたが

これが実に美味い。

作り方をさっそく聞いたり、答えたり、話題はめまぐるしく

展開していく。

爺さん、婆さんの色恋沙汰なんかもあり。

 

私は最近気になっているブドウハウスの話をした。

たわわに実っている緑色の甘いぶどう・・

f:id:s-dai101030:20171015203510p:plain (この間、こっそり試食したから甘いって知ってる)

 

「あれは〇〇(私の従妹)のビニールハウスや、くれって言えば

くれるよ」嫁さんが言う。

「えー!? あれ 〇〇爺さんのビニールハウスじゃなかったん?」

「違うよ、〇〇爺さんは今じゃ年取って、・・・」と話題は私がブドウハウスの持ち主だと思い込んでいた〇〇爺さんがいかに最近弱ってきたか

その行動範囲に入った。

「耳が遠いから老人会には来なくなった」などなど・・・。

 

昼のサイレンが鳴ってお喋りは終わった。

ーーーー

私は早速従妹に電話する。

「ブドウひと房欲しい」

「どんだけでも持ってけ。誰も食べん」

「なんでぶどう作っとる?売り物じゃないん?」

「なん、ビニールハウスに何か植えておかんと地面腐るから」

(そうか、こんな近くにブドウ作りしとる奴がいたとは知らんかった)

 

気がせき30分後、私は車をハウスに横づけしぶどうを4房取ってきた。

家に着くと、今度は大ちゃんの散歩がてらに坂道の柿を取ってきた。

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買ったら高いよ、田舎っていいね、無料、無料。

 

気分が晴れ、大好きなカレーを作る。                米には五穀米を混ぜ、炊いた。

 

 

 


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ーーーーー

 花は先生宅で活けたあと、ばらして家に持ち帰り、家の水盤に活ける。

何流の生け花なのか、私は何回聞いても忘れる。

先生のご指導も実はちんぷんかんぷんなのだ。

木や花の名前も覚えられない。

そんな私でも、花に相対すると、その凛とした立ち姿に感動する。

生け花っていいね。

花屋さんにどんな花を注文するか、選ぶ時から先生のセンスが

発揮される。

私の先生はおそらくセンスが良いと思う。

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 月謝は2000円。

お茶菓子食って、近所の情報仕入れて、安いもんだ。

チンネンと打ち合わせ、ぶどう試食し、野花を摘み

大ちゃんと散歩。

 

山に上がる坂道に同級生のチンネン(あだな)

を見つけ声かけた。

チンネンはぶどうハウスの爺さんと立ち話をしていた。

 

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爺さんは気を利かしたのかノロノロを場を離れていった。

 

「〇〇(同級生の女友達)と最近ごはん食べたんや。

同窓会でもしたいねって話してたんや」

 

私、〇〇、チンネンは小学校が同じ。

 

小学校には4つの村の子供たちが通っていた。

一学年20人ほどの小さい学校。

のんびりしていた時代だった。

 

理科の時間は学校近くの海で貝ほり。

昼は鼻たらし、おさがりの服を着て、ドッジボールした。

また、学校は山に囲まれていたので、雑木林のなかを走り、草や山いちごを食べた。

 

金持ちの女のが、当時上等と言われていたグンゼのパンツを履いて

木に登るのを下から眺め、うらやましいなあって思った。

 

ゴム靴を履いているのが普通ななか、転校生や金持ちの子は革靴だった。

 

冬は田んぼが凍るのでいまでいうスケートをした。

もちろん、氷は溶けていたりするから、足を田んぼに突っ込み

泥だらけになる子もいた。

大雪が降ると雪を積み上げ固め、長靴の底でピカピカにして

コケてた。

屋根からぶらさがるツララは、私達のおやつだった。

 

私のクラスは男子は13人いるのに、女子は4人と少く

班に分かれると、女子一人づつになるので、嫌だったな。

 

給食がまた苦痛で、好き嫌いがあったから。

食べるまで居残りさせられて。

 

私の村は学校から遠いためバス通学だったけど、土曜日はみんなで遊びながら歩いて帰った。

 

車も今ほど走っていなくて、観光バスや汽車が通ると、みんなで

手を振ってた。

時折、バスの窓から菓子を投げてくれるので、拾って食べた。

 

帰り道に、犬がいる家の前は走って逃げた。

 

お小遣い制度は我が家ではなかったが、母ちゃんの実家の祭りに

行くと、爺がお金をくれる。

それで駄菓子屋でせんべいを買って食べた。

 

駄菓子屋以外にラーメンをだす店があったが、注文したら

インスタントラーメンだされて、子供ながら驚いた。

 

時は流れ、私達も定年を迎え、久々、同じ小学校で学んだ者だけで会おうかって

話になった。

 

チンネンはお世話係。

散らばっている同級生の居場所を知っている。

なぜならチンネンは郵便局で働いていたため、毎年、年賀状を同級生に買ってもらっていたから。

 

ーーーー

チンネンと別れ、私はブドウハウスに向かった。

 

爺さんがいれば、適当なことをしゃべって、頂いていこうと決意していた。

爺さんはいなかった。

 

f:id:s-dai101030:20171015203510p:plain 一粒つまみ食べてみた。

甘いぜよ。

 

これからは爺さんの姿を探しながら散歩をしなければならない。

ひと房ゲットするために。

 

畑への道を歩きながら、途中、猫を飼っている家を覗きに行った。

残念、猫いない。

 

野草を摘み、家で活けた。

 

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ーーーこんなゆるーい日を過ごしたーー

 

 

 

 

遠い国に行くと・・

 

母ちゃんが発熱で二週間絶食し、その間、点滴治療を受けていた。

やっと解熱し、食事を食べても良いと医師から許可がおりた。

 

母ちゃんはベッドにねている。

首が細くなった。触ると顔や首がカサカサ乾燥している。

鎖骨の飛び出しが目立つ。

背中を触ると肋骨の感触がはっきりわかる。

 

f:id:s-dai101030:20171014194639j:plain 口を閉じている顔にしわが増えている。

90歳だと言っても誰も疑わないだろう。

 

母ちゃんに声かける。

目を開け、私を見る。

「誰かわかるか?」

「ユミコ」

母ちゃんは今まで私の名前を間違えたことはない。

母ちゃんの認知が、また進んだのかな。

「違うよ、〇〇子や」

 

時間を置いてから

「ムジナ・・化けてきた・・」

「ムジナじゃないよ、〇〇子や」

 

母ちゃんは目を閉じる。

 

娘とも話もしたくない程、弱っている。

 

母ちゃんに〇〇さんから、柿もらったと話すと

 

指を耳にあて「聞きたくない。遠くの国に行く」

 

「綺麗なとこに行くん?」

「わからん、エンマ様が裁判する」

「悪いことしとらんよね?」

こくりとは母ちゃんは頷く。

「そしたら綺麗な所行けるね。その前に家に来んか?」

 

返事せず目を閉じている。

呼吸する胸の上がり下がりが早い。

 

なにげに手を伸ばしてくる。

私は手を握る。

柔らかく頼りない手。

 

脳梗塞で倒れる前の、ゴツゴツしていて働きの者の手ではなくなった。

寝たきりになっても口だけは達者だったが、今日は喋らない。

 

昼食がきた。

いつものミキサー食。

かわりばえのしないドロドロ食。

食欲失せる形態。

個人の嗜好に応じることをしない施設。

 

でも、食べないと死ぬ。

生きるために必要な水分と栄養。

だましだまし母ちゃんに食べさせる。

 

指を口にあて「食べたくない」と言う。

だよね、私もこんなの食べたくないもん。

持参した桃味のゼリーを食べさせると「美味いわ」と言う。

 

誤嚥していないか途中で「あー」って声を出させる。

湿った声は危険だ、誤嚥している可能性がある。

ごくんと飲み込むのを確認しながら食事をすすめる。

飲み込むのも時間がかかるようになった。

 

食事が終わり「今度いつ来たらいい?」と聞くと

「明日、朝」と返事がくる。

 

認知があるけど、母ちゃんは悲嘆と寂しさを抱えて苦しんでいる。

つらくて逝きたいんだ。

 

いつの日か、別れがくる。

それは遠いものでなく、年内、もしかしたら数日後。

 

 

おいおい野良猫じゃなかったんかい

 

昨日、廃屋で見かけた子猫が気になり

様子を見にでかけた。

 

田んぼで仕事をしているおじいさんがいる。

 

私はぶどうを作っているハウスが、このおじいさんのものだと

知っている。

f:id:s-dai101030:20171014194147p:plainおじいさんに声かける。

(ぶどうもらえませんか?、・・じゃない)

「このあたりに捨て猫いるみたいけど知りませんか?」

おじいさんは、耳が遠いらしく私に近寄ってくる。

(ぶどうの話はいつしかけるかな・・)

おじいさんに「猫しりませんか?」

「あー、あの家におる猫かね・・何匹もおるぞ」

 

おじいさんを置いて、私は廃屋めざして歩く。

廃屋のあたりに猫はいない。

 

隣の家を覗いてみる。

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昨日の猫やらニユーフェイス猫が4匹いる。

(ここの子だったんか・・)

 

猫たちは私に気づくとぱっと隠れる。

遠まわしに私を見ている子がいる。

 

私は車の鍵をペンギンのぬいぐるみに付けている。

ペンギンを振って見せた。

子猫の首が一瞬のびる。

 

(よそんちの子猫。捨て猫でなかったんや、良かった。)

 

 

 

帰る途中、おじいさんからどうにかしてブドウ頂戴したいと

考えたが耳の遠いおじいさんとのやりとりは難しい。

 

(まず試食して、美味かったらおじいさんに挑戦するか。)