メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

納骨日に見たダメな坊さん

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母ちゃんが昨年末に死んで4ヶ月経った

 

母ちゃんの遺品整理をのんびり行っている

 

アルバムの若い頃の母ちゃんを見る

旅行先でも、子供の入学式でも

母ちゃんは出っ歯だった

 

昔は矯正するだけの知識もお金も

なかったから

出っ歯のまま父ちゃんに嫁いだ

 

父ちゃんから「不細工」と

言われ続けたらしい

 

母ちゃんは老後、入れ歯になったため

出っ歯という印象は消えていた

 

そうそう、こんな顔してた

 

古いアルバムは当時を思い出す

我が家の歴史

私の出処

 

これからの私の行先を考える上での

大事な物品だ

 

母ちゃんの残して逝った衣類や小道具は

値の張る物はない

 

でも、すぐに捨てる事もない

偲びながら処分する

 

仲良し母娘ではなかったが・・・

看取りは生きている時も死んでからも

続く

 

定年退職した私は、時間だけは充分にある

 

男勝りで家事が苦手だった母ちゃん

ミシンは使えた、それなりに

 

ミシン、裁縫箱は処分したけど

ミシン糸は形見に残した

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「足が悪くなると山に登れない」

母ちゃんの一言で

 

我が家の墓は、山のなかにある墓場から

15年前、畑に移した

 

 本日、墓に入る事になった母ちゃん

家族が茶の間に集まる

 

愛犬は姉たちが大好き

踊り狂っている

 

先日、我が家は山の木を売った

采配は長姉が行う

売り上げは山分けしている

 

三十本切って、木こりTさんに35万

払ったら、我が家にはわずかしか残らなかった

 

Tさんのために木を切ったような結果になった

 

姉「仕方ないねぇ、あの山はTさんでないと

入れない険しい山だから」

私「あのジジイ、普段は声もかけてこないのに」

 

納骨は墓のある現場に、時間が来れば僧侶が

やって来る段取りだ

 

バケツの中に線香や蝋燭、マッチ、水、花

忘れちゃいけない骨箱

 

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姉「イヌどうする?」

私「留守番だよ」

 

一台の車で畑に出向く

 

墓に物品をセットし始めると

小雨が降り出してきた

 

止みそうで止まない

姉が傘を取りに戻った

 

もたもたしているうちに

僧侶が軽トラでやって来た

 

相変わらずセーターの上に法衣を

羽織っている

 

読経の前に、「お骨入れて」と言う

相変わらず声が小さい

寒いですか?

 

墓石をずらして、洞穴を見る

10年前に死んだ父ちゃんの骨が見える

 

私「父ちゃんの骨あるよ」

みんなで覗く

 

オーと驚く

 

僧侶が読経のグッズ(茶碗と棒と座布団)を

置こうとするが、なんだか

もたついている

 

腰が痛いんですね

 

小雨は振り続け、姉たちが

僧侶に傘をさしながら

 

線香や蝋燭に火をつけようとするが

雨に濡れ、なかなかつかない

 

早く終わらないかな、疲れた

 

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小雨のなか、読経が始まる

 

覇気のない声

滑舌悪い

5分くらいで終了

 

何か一言あるのかなと待っていたら

帰って行った

 

どんな状態であろうと

プロなんだから読経くらいは

きっちりやって欲しい

 

姉「なんや、あれ、奥さんのほうが

ましじゃない?」

 

僧侶の奥様も修行して読経くらい

できるようになっている

 

これがまた堂々として、声量もあるので

聞き入る程だ

 

都会生活後に実家の跡継ぎとして

返って来たあの僧侶は

いまだに読経が下手だ

 

腰痛を患ってから痩せてしまい

ますます読経が下手になった

 

法話もへた

何言いたいのか良く分からない

 

人を仏の道に案内する立場に

あると思えない

 

また、僧侶はちょいちょいお金を請求をしてくる

先日は、祠堂料だ

 

祠堂料とは

●寺の維持費

●年に二回、お寺で先祖を読経する

●仏の道についてご指導がある

 

早い話、そこんちに見合った

寄付金だ(私の解釈)

 

我が家は、月に一度、母親の死んだ日に

僧侶がやってきて読経をあげている

その都度、2千円お布施を出している

 

さらに亡父の命日は一万円払っている

 

お布施とは別に仏壇の花、茶菓子も

準備しており、お金もかかるが時間も

とられており

はっきりいうと面倒

 

僧侶話好きなので、すぐには帰らない

人徳者にも思えず

わたしにとっては要注意人物

 

先日、僧侶「祠堂いくら払いますか?」

ストレートに聞いてくる

 

私「20万です」

僧侶「20万ですね」

納骨日に祠堂料を払う事になった

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納骨の後、ランチに行って

帰りにお寺に寄る

 

奥様が笑顔で出迎える

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ホールに張り出されてある

あれが噂のアレです

 

誰がいくら祠堂料払ったかと

記されたアレ

 

多く払った方は優越感があり

少ない方は面目立たず

 

なんでこんな慣習があるのか

不思議

 

張り紙を見て村の中で

ささやきが始まる

 

奥様が居間に案内する

僧侶は、セーターを着て

座椅子に腰かけている

 

私達は挨拶後に祠堂料を差し出す

僧侶「20万ですね」

私「はい」

 

確認か、後で数えろ

はしたない

 

僧侶が我が家の「過去帳」をプリントして

あった

過去帳というのは、先祖の命日が記録されている物

 

おばあちゃんの死亡について、

備考として、プロレス観戦中に死去と

なっている

 

訂正してください

プロレス観戦中に倒れましたが

死んだのは一週間後だ

 

データーは正確に!

 

 

 

 

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