メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

車がないと生活できないんです。

23歳で自動車の免許証を取った。

 

  教習所に行った初日は模型のハンドルを回す練習をした。

  すぐに、実際に車を走らせる練習に入った。

  手に汗を握り、教習所内を運転した。

  教官は厳しい人もいたが、ハンサムな人もいた。

 

  楽しかった。

  一緒に教習所に通う5~6人の仲間ができた。

  年も職業も免許が必要な訳もみんなバラバラ。

  仲間の運転を見ながら、お喋りする。

 

  自動車学校はどうなのか知らないけど、当時、教習所では

  運転し、坂道でクラクションを鳴らし、縦列駐車して

  一通りの技術を習う。

 

  教官がコツを教えてくれたお蔭で、私は一回で仮免に合格した。

 

  亡き父親がたいそう喜んでくれた。

 

  本免試験を受けるため、初めての自動車専用道路を

  同乗している仲間と交代しながら向かった。

 

  自動車専用だから、どの自動車も飛ばす。

  ビビりながら、運転免許センターに到着。

 

  本免試験一日目は、教習所の車とギヤの場所が違うことや

  足が短くてアクセルに届かないなどの不手際で失格。

  翌日は、座布団持参で、やっと合格し、免許証を取った。

   

  教習所では運転技術しか習っていなかったように思う。

  車の構造やメンテナンス、なにも知らなかった。

 

33歳

 

 母ちゃんが郵便局の貯金が入ったからと

 車を買ってくれる。

 スズキの軽。お値段100万円。

 

 10年間、ペーパードライバーだった私。

 

 20分で着く職場まで40分かけて運転した。

 なにせ、10年ぶりの運転。

 

 後ろの車が渋滞になるたびに、路肩に避難していた。

 

 運転もなんとか慣れた朝10時、前方にいるオマワリさんが

 おいで、おいでとジェスチャーする。

 (なんか事件でもあったのかな)

 

 車を止めると、ガラス越しにオマワリさんの顔が近づいて

 「制限速度オーバーですよ」初めての経験。

  

 ある日は、駐車場で車から降りると、周りに部品が散らばっています。

 

 見ていたお兄さんが「パンクしてるよ、スペアある?」

 (どうりで車傾くなーって、そうかパンクか。)合点しました。

 「スペアってなんですか?」

  きょとんとした表情のお兄さん。

 「車に積んであるはず」

 「見たことないです」

 

  お兄さんが車のどこかのシートをめくると見慣れないタイヤがあります。

 「しかたないな、こうやって、付け替えて・・スタンド行って」

 親切な人だった。

 

 また、ある日は給油のためガソリンスタンドに出かけた。

 

 どこに給油口の装置があるのかも知らない。

 「初めてで分からないんです」

 スタンドの方が窓から手を入れて「ここ、引っ張るんや」

 なるほど。

 

 「サイドミラー傾いてるけど、直そうか?」

 「いえ、見ないから、大丈夫です」

  え?!って感じで驚くスタンドの方。

 

 またまた、ある日は田舎の実家に始めて車で帰る事にした。

 

 街中をはしり、自動車専用道路に進む。

 自動車専用道路は左右に入口があった。

 

 右に入ればいいのか、左に行けば家につくのか分からない。

 信号待ちの間に隣の車の人に聞いた。

 「あの、すみません。どっちに入れば〇〇に行けますか?」

 返事を待っている間に信号が青になった。

 

 車の流れにまかせて、ついて行った。

 入口付近で「しまった、逆だ」と分かった。

 

 料金所のオジサンに「道間違えました」と言った。

 「ここからは引き返せないから、そのまま走って、最初の料金所で

 降りて下さい」おじさんは助けてくれない。

 

 不安で泣きそうになりながら走り回り、なんとか我が家に着いた。

 

 その後も常識知らずだから、ちょいちょいオマワリさんに呼ばれる。

 

 「ここ一方通行、あれ、シートベルトしてないの?免許証は、忘れたの?」

 

 こういう重複する違反の場合は減点が高いのをひとつ取るらしい。

 若い頃のエピソードだから、オマワリさんも優しかった。

 

 スズキの軽は10年たったとたんに調子悪くなった。

 

 

43歳

 

 街で見かけたかっこいい車を追跡する。

 外車だ。

 外車はスタイルが良い。

 

 研修ででかけた街で中古車フェアをやっていた。

 時間があったので、覗いてみた。

 

 ゴルフが200万円で販売していた。

 私がかっこいいと追いかけていた車だ。

 

 買えないこともないが・・迷う。

 

 慣れた感じのお兄さんが「乗ってみます?」と声かけてくる。

 運転席に座ると、お尻を包み込む感じのフィット感。

 外にでて、再度眺めながら、迷う。

 

 そこへ、お兄さんの上司と思われる年配にオジサンがきた。

 

 「かっこいいでしょ。頑丈だから事故っても安全ですよ」等々。

 

 現場を知っているお兄さんに私は聞きたいのに、このオジサン譲らない。

 (・・・ ここで買わないと、これからも買わないな)

 

 実は、とっても気にいっていたのだ。

 

 ゴルフはオジサンが運転してきた。

 (中古だとトラックに乗せてじゃなく、走ってくるんだ)

 

 ゴルフ時代はオマワリさんには一回もお世話にならなかった。

 

 (私、捕まらない)自信さえでてきた。 

 

 ゴルフは体の弱い子で、度々、部品交換、メンテナンス

 お金のかかる子だった。

 

 中古は買うもんじゃないね。

 

 ある日、山道に入る地点でゴルフの底がはずれ、廃車になった。

 

 

現在、北のミサイルが削っていっても、国内では騒がれないような

小さい田舎の雪国で暮らしている。

 

 井上陽水が歌うコマーシャルソングに惹かれ、四輪駆動国産車に乗っている。

 

 この車は黒味がかった紺色で、若干でかいので車庫入れのたびに

 こすってしまう。

 

 スピードは簡単に150くらいまで出る、出した。

 

 そして、この車はオマワリさんの目に入りやすいのか

 度々、スピード違反をくらっている。

 

 今度、捕まったら生活できないところまで追い詰められている。

 

 お願いします、違反しません、ブラックリストから

 外して下さい。

 

 

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大ちゃん、鉛筆返してして下さい

 

朝早く出かけた。

 

帰宅は午後、3時。

 

疲れた私は寝室のソファに寝転ぶ。

 

早速、大ちゃんの頭がソファの下からでてくる。

 

カーテン閉めきり、電機をつけていない寝室は暗い。

大ちゃんの頭のシルエットが見える。

 

顔を近づけて来る。

 

私は口をとがらせ、チューをしよとすると、

右手ききの大ちゃん、顔をパンチしてくる。

 

しばらく、手で応戦する。

 

眠いので、布団をかぶる、布団に飛び乗り、顎の下に

前足を交差して、横に寝転ぶ私の肩、背中に密着して乗っている。

大ちゃんはの呼吸や体温が伝わる。

犬って温かいんだ。

 

大ちゃんは体から降りると、今度は私の耳の後ろを舐め始める。

耳の後ろって美味しいのかな?

 

ウトウトしていたが、目を開けると、頭に、顔を乗せて寝ている。

鼻息がかかる。

 

夕食を作らなければならない。

 

今日のメニューは豆苗。袋に調理法が書いてある。

豆苗をてきとうにきり、千切り人参を炒め、油揚げを入れて

醤油、みりんで味付けした。

甘すぎたようだ。次は豚しゃぶに玉ねぎのバターソス焼きにしめじ、ピーマン添え。

さあつまいもふかす。そして、大好きなかれー。ねぎたっぷりの卵焼き。

 

大ちゃんは、台所を右往左往している私にくっついて歩くから脚を踏まないよう

気をつけている。

 

立ち食いして食べるのは、行儀わるいけど、座ると大ちゃんが皿をつかんで

舐めるから。

 

この子は私がいないと、ドッグフードを食べない。

水はへっているから、水は飲んでいるようだ。

 

夕食が終わり、茶の間で私は家計簿や体重をパソコンに記録する。

 

大ちゃんはじっとしていない。

 

顔より大きい縫いぐるみを持ってきて「遊べ」とパソコンに落とす。

邪魔だから、放り投げる。

 

またまた、縫いぐるみもってきて私に押し付けてくる。

 

作業する時の注意はテーブルに鉛筆やメガネ、ケーブルを置かない事。

 

テレビの前に置いた、ドッグフードを走りながらつまんでいる。

時々、器を裏返すのはなんでだろう?

 

買ってきたお菓子をだすと、さっそくテーブルに乗り、口や手をだしてきて

うっとおしったらありゃしない。

 

菓子のかけらを放り投げる。

飛んで行って、食べている。

 

菓子のエネルギー量が見たくて袋をいじっていると

わかりもしないのに、手をだしてくる。

私の周辺から、離れないのだ。

 

9時も過ぎると、寝始めるが、車の音がすると、玄関に飛び出して

吠えている。

 

開けた戸は閉めてくれない。部屋の温度逃がさないよう、閉める後からまた開ける子。

 

ペットショップから買ってきて4年。

私が定年してから7か月いつも一緒にいるけど、大ちゃんの行動予測できないよ。

 

私がいない部屋で何しているの?

 

テレビ見てたり、鏡みてたりしているんじゃない?

 

一度こっそり覗いてみるつもりだ。

 

・・・っていってるぞばから、鉛筆くわえて走るワンコ

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「来るか?来るか?」て顔して、こちらを見ている。

 

11月14日、「世界糖尿病デー」があります。かかわる人間ドラマ。そして若く逝ってしまった方に

 

11月14日は「世界糖尿病デー

 

最初に「世界糖尿病デー」は国際糖尿病連合、世界保険機関

によって開催された。

糖尿病の脅威が、世界規模で拡大しているのを受け

国連は2006年に糖尿病対策に積極的に取り込む

決議を採択した。

 

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糖尿病キャンペーンのシンボルマーク「ブルーサークル」

国連や空を表す「青」と団結を表す「輪」を意味する。

 

11月14日は1921年に世界で初めてインスリン抽出に

成功したカナダのフレデリックバンティングの誕生日である。

 

 

11月14日は世界各地で糖尿病予防対策を啓発する

イベントが開催される。                   例えば建造物のブルーライトアップ

 

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夜中、浮き上がるブルーライトが怖いと言うお子さんが

います。

そんな時、ママは糖尿病の事を話してあげてね。

 

糖尿病治療が上手くいっているかどうか、指標となる

検査の一つであるヘモグロビン・エー・ワンシー。

クリスマス、大晦日、年始にかけて悪くなるんです。

 

何故って?

 

学校、仕事が休み。

子供も大人も大忙し。

御馳走がテーブルに並ぶ。

食っちゃね、食っちゃね・・・。

ボーナス、お年玉・・。

みんなワクワク。

一日中ゲームしていても誰も叱らない。

ママまでやるし、ジジ、ババも孫から教えてもらう。

 

過食し、運動しないから

 

結果、ヘモグロビン・エー・ワンシーが悪くなる。

 

糖尿病は過食、運動不足といった悪しき生活習慣の

結果、発症するもの。

体質も関係するから、血縁者に糖尿病の方がいる人は

なおさらバランスの良い食事を適量摂る、筋肉をつける

ため運動を定期的にするなど良い生活習慣を実行するのが

大事。

 

でも、難しいね。

 

今までの都合の良い、生活習慣変更するのって。

 

できない人は、ムショに入れば良いよ。

 

アソコは規則正しく、質素な食事して、日の下で運動

するから。

肥満になるわけないからね。

 

インスリンは膵臓から分泌される、血糖をコントロール

するホルモンなんだけど、生活習慣が悪いとインスリン

が分泌されても効いてくれないとか、分泌不良になったり

最終的には膵臓が疲弊する。

 

血糖が高いままだと、血管が傷つき、内臓や心臓をコントロール

している神経がやられる。

 

糖尿病がもとで引き起こされる病気を合併症と呼ぶ。

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し  神経障害

め  網膜症

じ  腎症

え  壊死

の  脳梗塞脳出血

き  狭心症心筋梗塞

 

インスリンのアイディア、研究、実践などに関わった人物。

フレデリック

f:id:s-dai101030:20171111195634j:plainカナダ出身の医師、医学者

1891年11月14日生まれ。

1921年にインスリンを発見する。当時はウエスタンオンタリオ大学の時間講師をしていた。師匠はジョンジェームスルチャードマクラウド

助手は学生チャールズベスト

1923年にノーベル生理学、医学賞を受賞。

(賞金はチャールズとやまわけしたとか)

ジョージ5世国王からナイトの爵位をもらう。

49歳、飛行機事故で死亡。

 

f:id:s-dai101030:20171111195612j:plainジョンジェームスルチャードマクラウド

フレデリックの師匠であり、インスリン発見の共同者。

フレデリックとともにノーベル生理学、医学賞をとる。

スコットランドの小さな町の牧師の子。フレデリックのインスリン研究の

助手として学生チャールズベストを使用した。

その後、生化学に詳しいジェームスバートラムコリップを

チームに加える。(ノーベル賞の賞金をジェームスと山分けしたとか)

 

 

チャールズベスト

カナダの生理学者。師匠マクラウドの跡を継で、トロント大学

生理学教授となる。

 

世界で初めてのインスリン治療を受けた患者は

トロントのトンプソン少年。

14歳からインスリン治療を初めて27歳で死亡しています。

 

ちなみにノーベル賞とは

ダイナマイト発明によって富を得たアルフレッドベルンハント

ノーベルが遺贈した基金から授与される。

毎年、物理学、化学、生理学、医学、文学、および平和の

5分野において「過去一年間に人類に対して最大の貢献をした

者」に授与される。

 

 

ここで、個人的な事ですが

 

企業では、この週間は町をあげてキャンペーンに参加します。

講師を呼んでの講演、お客様がお座りになる椅子の準備

花の飾りつけ、電気器具の点検、進行の段取り

内部での企画が終了すれば、職員総出の後かたずけ。

そして、夕方になる頃、天高く巨大プロジェクション

マッピング

 

あなたは見事にリーダーとして、企画をねり、人を

動かしました。

 

プトジェクトマッピング時流れる曲は、あなたが

選んだ曲と聞きました。

 

あなたは、私の事を知らないかもしれません。

 

でも、私は感動しました。

 

小さな企業でも、こんなに完成度の高い事ができるんだ。

あなたの力に感謝しました。

 

人づてに、あなたが自死した事を聞きました。

なにがあったのかわかりません。

人は難しい生き物ですね。


 

 

 

心の癒しが欲しいあなた、一緒に育てませんか?

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最近、見つけたアプリです。

クラゲの育成です。

 

ゆらり、ゆらり、揺れ動くクラゲ。

 

育成4日目です。

 

エサやり。

水の交換。

 

ゆっくり成長していきます。

 

BGMが優しい音です。

 

ライトアップ好みで変更できます。

 

そばに置いて、楽しんでいます。

 

今のところ、一匹しかでてきませんが

増えるのかな?

はめられたのは彼、それとも私      

今日は、町に色々用事があったため、でかけたついでに

母ちゃんの施設に寄りました。

 

母ちゃんは、二日前に発熱し、昨日、私はM先生から

「胆嚢炎、肺炎、膀胱炎」があり、治療していると

聞いています。

 

部屋に入ると、母ちゃんは目を開けていまいした。

三日前の苦しい表情が消えていました。

点滴をしています。

 

「なんか食べたい」と私にいうので、お部屋にいた職員の方に

聞くと「食べたらだめねん」と返事でした。

 

今度は「背中が痛い」と言います。

誰でも一日中横になっていたら体が痛くなります。

まして、寝返りも手足も動かせない母ちゃんです。

 

私は背中を撫でました。

背骨が直に感じられるほど痩せています。

 

次は、麻痺側の左肩を揉み、左肘、手首、指の曲げ伸ばし

をしていました。

 

「死にますか」と母ちゃんが言います。

 

「誰も死なないです」右手をマッサージしながら答えます。

 

「背中痛いです」

 

「はいはい、背中ですね」再び、背中を撫でます。

 

母ちゃんは、脳梗塞後遺症のため認知機能が低下しました。

 

もとは、どちらかと言えば、汚い方言で喋る人でしたが

認知症が進むにつれ、美しい言葉で話すようになったのが

不思議です。

 

どちらの奥様っていう感じです。

 

「山の方に向けて下さい」

(山側に向いていますけど?)

 

「反対に向けようか?」

 

それには首を振ります。

 

首も痛いかな、今度は顔や首を撫でていまいした。

 

「先生、お呼びしましょか?」職員の方が聞きにきました。

 

「えー、昨日聞きました、でも先生が空いてるようならお願します」

昨日、CTをしています。

その結果を聞いてもいいかなって思ったのです。

絶食しているのも、聞いたのは、先ほどの職員の方からです。

 

10分も過ぎた頃、M先生が部屋に着ました。

 

「良くなってるから、見たらわかるでしょ」

「はい、ありがとうございます」

 

先生の顔に笑顔はありません。

口調もきつめです。

 

「無理に食べさえないでくださいね!こちらにまかせて下さいね!」

「はい、よろしくお願いします」

 

M先生に叱られたのが、合点いきません。

 

泣きたくなりました。

 

私が誤嚥させたように先生は言いました。

 

昨日説明したのに、また聞きに来たのか。

きっとこんな感じで頭にきたんでしょう。

 

週に数日、それも一食だけの、十分に誤嚥の有無を確認させて

食べさせているのに、肺炎は私のせいではないです。

 

毎食、介助しているのは施設の職員の方です。

 

先生は職員になにを聞かされているんでしょうか。

 

持参してくる桃ゼリーを、勝ってな事するーとか

これみよがしに体を動かしているーとか

 先生にちくったのでしょうか。

 

以前、ケアマネジャーさんからの説明に、リハビリの内容が

不明瞭と口答えしたのも、先生の耳に入っているのでしょう。

 

難しいね。

 

人の付き合いって。

 

間が悪かったね、昨日の今日じゃ。

 

やっぱりM先生、たいした男じゃないな。

 

人に言われて動いている。

 

短気なのは仕方ないけど、怒っちゃだめでしょう。

 

施設長とあろう方が、職員から何聞いてんだか。

 

預けたんだから、家族は黙ってろってか。

 

月に10万払ってるんだ。

 

クレーマーになるぞ、私。

 

投書箱に入れるぞ「性質の悪い人がいる」って。

 

始めて見た塗装工事、声をかけずにはいられない。

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大ちゃんと散歩。

 

彼は青いリードを見せるだけで

より目になり、顔や尻尾をふり、

首にリードが装着されるのを、腰を低くして

待っています。

 

私のポケットにはふたつの袋が入っています。

一つは大ちゃんのウンコをいれる袋。

そして、もう一つは従兄のビニールハウスの

ぶどうをかっぱらための袋です。

 

大ちゃんは裏戸が開くのを今か今かと待ちます。

 

戸を開けると、どっちに行くの?って感じで

私を見上げます。

 

家の裏側の庭を越え、海岸沿いに歩き、道路の手前で

安全確認します。

そう、いつもの散歩コースです。

 

車が来ないのを確認したら道路を走って渡ります。

 

いつものポイントで臭いを嗅ぎ、おしっこをひっかけ

次のポイントめざし、はやさについてこれない飼い主の

重い体をひっぱりながら、しきりに鼻を動かして進みます。

 

私は不思議な光景を見つけました。

 

県道の下のトンネル、そのトンネルを通って

小舟が漁をしにいくのですが。・・

トンネルの下は海につかっています。

そのトンネルのなかで数人のヘルメットをつけた男衆が

なにやら作業をしている様子です。

 

船着き場には私と大ちゃんしかいません。

 

大きなトラックが数台止まっています。

 

(ブドウ狩りは中止。大ちゃん、ゴメン。ちょっと

行ってきたら引き返すよ)

 

大ちゃんは村の中に進むと、タクシーを見つけ

盛んに吠えています。

 

リードを右方向に引っ張り、Uターンです。

 

居ました、居ました、海のトンネルのなかの作業員。

好奇心が抑えられません。

 

 

 

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岸壁に止めてある一台目の車を一周し、会社名を探しますが

ありません。

横に止めてある二台目の車も一周しましたが社名が明記されていません。                         3台目の道具類がいっぱい積んである車も

社名明記されていません。

 

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船着き場から聞いてみました。

 

ペンキ塗ってるって返事がきました。

 

良く見ると車のまわりにアルミ管が多数並んでいます。

 

「初めて見ました」

「そうですか」

地震で壊れたんですか?」

「いえ、〇〇〇・・」

 

海につかっているから、トンネル内の腐食が

おきるのかな?

 

細かいことはわからないけど

でも、なんか面白いものを見たおかげで

気分が良い。

 

村の男衆を見かけたら、あれはなんなのか

詳しく聞いてみよう。

 

そして塗装工事費はどこからでているのか調査しなければ。

 

「変なおばちゃんやな」ってきっと作業員たちに思われたね。

 

個人情報モレモレ、コンビニのカウンターで。

 

小さい田舎町だけど、コンビニが4店舗ある。

 

夜7時には、商店街は電気を消す。

 

歩く者は寝たきりい以外の高齢者。

 

おにぎりなんて作るもので、買うという観念がない。

 

まして水なんて蛇口ひねればどんだけでも出てくる。

 

小さい子供さんのお菓子は、スーパーで買えばお得。

 

コーヒーもお茶も家で準備し、ポットに入れれば良い。

 

弁当なんて家の残り物をつめれば、それで良い。

 

家にあるものを買う人は、この田舎にはいない。

そう思っていた。

 

コンビニなんてはやらないよ、って。

 

ところが、慣れると買うようになる。

 

美味しそうなサンドイッチ、ハンバーガ

アジアンチックな惣菜、旅行用の化粧品、可愛いクシ

レトルト食品も目を引く。

私はカレーが好きだが、グリーンカレーキーマカレー

ほうれん草カレー色々ある。

パンも種類が豊富。好きなのはアップルパイ。

疲れている時はチョコネード、珍しい南瓜パン

チーズベーコンおにぎり、おいなり、手巻き寿司

完熟トマトのエビのアラビアータ

バーニャカウダ風マカロニサラダ、四川麻婆豆腐

糠漬けセット、切り干し大根、ほうじ茶薫るクリームショコラ

もっともっと激辛MAX焼きそば・・・・

 

ネーミングや見た目から、珍しい物が好きな私は試し食い

する。

 

コンビニのお値段はちょっと高くなるけど、利用しやすい

商品が陳列してある。

 

朝は弁当やお茶を買い仕事に向かう作業員さん。

熱々のコーヒーを飲むことを日課にしてしまった会社員。

競馬新聞を買う人。        

 子供のおやつを買って帰るパパ、ママ。

健康志向の女子が買う野菜ジュース。

急なお客様にお出しするため用の冷凍枝豆のストック。

風邪で食欲がない人は、冷凍の鍋焼きうどんを買う。

 

田舎でもコンビニは繁盛したのだ。

 

私が本日買ったのは、これ。

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小腹が空いた時に食べるのにちょうど良い。

 

レジはふたつ。

一人は痩せた若い子、一人は太った先輩風。

 

親近感で私は太った方にかごを置いた。

・・・・・・で思ったんだけど・・・

 

お客さんは無意識に必要な物を習慣的に買うよね。

 

私は最近、お菓子系が多いんだけど。

レジ係さん、知らず知らずに覚えるよね、その客の好み。

 

声に出さないけど、私をどう見ているのか 

 

(菓子ばっか食うから太ってる)

うまい棒って、子供かよ)

(いい歳して、飯つくれよ)

(あっ!、饅頭までかごに入れた)

(ちょくちょく来るけど、仕事してんのか)

(え? おでん買っていくの、作れよ)

(なに、今日は電話料に支払い、14000円

なに喋ってんだよ)

(あー、また一円玉と100円玉間違えてだす。

老眼鏡かけてくれよ)

(いつも、同じ服きてる。白髪染めてくれば)

(短い指しているな、ハンドル握れるの?)

 

 彼の私のイメージ像は菓子買う太ったおばちゃん。

 

 逆にレジ係の太った店員さんを観察する私。

 

(余り物の弁当食べて、食後は甘いコーヒー飲んでる)

(運動は嫌いな感じ。)

(ちょっと、口調がきついよね)

(笑顔がないよね)

(流行りの髪型しているお洒落さんっていないなぁ)

(時間給いくらなんだろ)

(あっ、おしぼりは入れてくれないんだ)

 

待っている間に私の想像は膨らむ。

 

コンビニの店員さんはいろんな人がいる。

幼子を育成中の笑顔が絶えない元気な若い女の子。

なぜか小指の爪が長い、はげざかりのおじさん。

暗く、何があったの?って感じの華奢なお兄さん。

滑舌の悪いおじさん。

バリバリ元気で働き者風のおばちゃん。

必ず、おしぼりいります?って聞いくるケチな女子。

温めますか?とも言わず袋に詰めるお兄さん。

笑顔を絶やさない、これぞサービスマン的なおじさん。

レジに慣れない新人さん。毎回、先輩に教えて貰っている。

いらっしゃいませーを言わないやる気のないお兄さん。

丁寧に袋わけし商品をつめる親切なおばちゃん。

客の歩くあたりで商品の入れ替えをしている、どいてくれない

お兄さん。

 

小さな田舎町。

情報モレモレ。

妄想↑↑