メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

はめられたのは彼、それとも私      

今日は、町に色々用事があったため、でかけたついでに

母ちゃんの施設に寄りました。

 

母ちゃんは、二日前に発熱し、昨日、私はM先生から

「胆嚢炎、肺炎、膀胱炎」があり、治療していると

聞いています。

 

部屋に入ると、母ちゃんは目を開けていまいした。

三日前の苦しい表情が消えていました。

点滴をしています。

 

「なんか食べたい」と私にいうので、お部屋にいた職員の方に

聞くと「食べたらだめねん」と返事でした。

 

今度は「背中が痛い」と言います。

誰でも一日中横になっていたら体が痛くなります。

まして、寝返りも手足も動かせない母ちゃんです。

 

私は背中を撫でました。

背骨が直に感じられるほど痩せています。

 

次は、麻痺側の左肩を揉み、左肘、手首、指の曲げ伸ばし

をしていました。

 

「死にますか」と母ちゃんが言います。

 

「誰も死なないです」右手をマッサージしながら答えます。

 

「背中痛いです」

 

「はいはい、背中ですね」再び、背中を撫でます。

 

母ちゃんは、脳梗塞後遺症のため認知機能が低下しました。

 

もとは、どちらかと言えば、汚い方言で喋る人でしたが

認知症が進むにつれ、美しい言葉で話すようになったのが

不思議です。

 

どちらの奥様っていう感じです。

 

「山の方に向けて下さい」

(山側に向いていますけど?)

 

「反対に向けようか?」

 

それには首を振ります。

 

首も痛いかな、今度は顔や首を撫でていまいした。

 

「先生、お呼びしましょか?」職員の方が聞きにきました。

 

「えー、昨日聞きました、でも先生が空いてるようならお願します」

昨日、CTをしています。

その結果を聞いてもいいかなって思ったのです。

絶食しているのも、聞いたのは、先ほどの職員の方からです。

 

10分も過ぎた頃、M先生が部屋に着ました。

 

「良くなってるから、見たらわかるでしょ」

「はい、ありがとうございます」

 

先生の顔に笑顔はありません。

口調もきつめです。

 

「無理に食べさえないでくださいね!こちらにまかせて下さいね!」

「はい、よろしくお願いします」

 

M先生に叱られたのが、合点いきません。

 

泣きたくなりました。

 

私が誤嚥させたように先生は言いました。

 

昨日説明したのに、また聞きに来たのか。

きっとこんな感じで頭にきたんでしょう。

 

週に数日、それも一食だけの、十分に誤嚥の有無を確認させて

食べさせているのに、肺炎は私のせいではないです。

 

毎食、介助しているのは施設の職員の方です。

 

先生は職員になにを聞かされているんでしょうか。

 

持参してくる桃ゼリーを、勝ってな事するーとか

これみよがしに体を動かしているーとか

 先生にちくったのでしょうか。

 

以前、ケアマネジャーさんからの説明に、リハビリの内容が

不明瞭と口答えしたのも、先生の耳に入っているのでしょう。

 

難しいね。

 

人の付き合いって。

 

間が悪かったね、昨日の今日じゃ。

 

やっぱりM先生、たいした男じゃないな。

 

人に言われて動いている。

 

短気なのは仕方ないけど、怒っちゃだめでしょう。

 

施設長とあろう方が、職員から何聞いてんだか。

 

預けたんだから、家族は黙ってろってか。

 

月に10万払ってるんだ。

 

クレーマーになるぞ、私。

 

投書箱に入れるぞ「性質の悪い人がいる」って。