メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

若者たちへ、桜を愛でろ

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日本の良い所

四季がある事

 

春、3月

春一番が過ぎると

芽吹きに気づく

 

土の中からつくし、フキノトウが顔を

だす

チューリップの葉が伸びてくる

 

水仙が手入れもしないのに

花を咲かせ、良い香りを発する

 

タラの芽の天婦羅が美味しい

 

進路進学、転勤、就職など

別れと出会いがあり

どこか春は気ぜわしい

 

 

、8月

蒸し暑さに汗がにじみでる

わきがには、苦痛の期間だ

 

緑のすいか、切ると赤い実が現れる

すいかはワクワクする

絵的にも大胆な描写

 

すいかのタネをだすか、飲み込むか

みんな、正解を知らない

甘さを噛みしめる

 

ハウス栽培によって、年中、すいかは

出回るけど、本当に美味いのは

夏だ

 

夏は怪談話で盛り上がる

霊がでると噂を聞きつけ、テレビ局が

ビディオを回す

 

花火、これも夏

恋人たちの遊びだ

 

女は怖がって見せなくては

ならない、厄介だね

 

ひとりぼっちで花火はしない

大勢で花火を見上げる

 

屋台、

タコ焼き、焼きそば、リンゴ飴

得たいのしれない店主

 

人でごったがえす

なかなか買えないもどかしさ

 

短気は、行列から出てしまう

のんびりさんは愛する人のため

前を覗いては待つ

 

海、プール

おしっこでいっぱいだよ

飲んだらダメダメ

 

バイクにはまる子が出てくる

風を切って走る

 

お母さんから言われてるでしょ

「ユズル君、ヘルメットしてよ」

 

深夜、家から抜け出して

コンビニあたりで溜まる

 

彼女、彼氏が欲しい思春期

夏は大人になる季節

 

 

、9月

松茸

卑猥な外見

山に行かないと獲れない

 

地球環境の変化により

松茸は数が減少

珍品となって、料亭で出される

 

香り、歯触りが良い事で

貴重品扱いされるが

味覚音痴は食うな

 

しめじと区別つかないなら

しめじ食え

 

米の収穫を祝い

地方ではお祭りをする

 

なんだかんだで

群れたがる国民性

 

島国で生きて行くためには

みんなと協調しなければ

暮らしていけない

 

 

、12月

肌さむい季節

クリスマスだとか

忘年会だとか

何かと盛り上がる

 

人は急ぎ足で走り回る

 

おっと

宝くじ買っとこ

 

年賀状はもはや書かなくなり

メールで済ませる

これも時代だね

 

 

1月

こたつ

みんなで一緒に入るこたつ

潔癖さんはこたつ苦手かも

 

朝起きると

あたり一面雪景色

思わぬプレゼントに感謝する

 

でも、大雪は生活を乱す

雪かきは大変な作業だ

 

車の運転もままならぬ

暖房費も馬鹿にならない

 

 

そして

3月

暖かい日差しに包まれる

 

見上げれば

桜の命は短い

 

開花から2週間足らずで花は散る

春風に乗って、はらはらと散っていく様は

また、いちだんと美しい

 

満開の桜を目にして

人はロマンチックになる

 

花見酒、花見団子、いいんじゃない?

瞑想にふけるのもいいんじゃない?

 

枝は切れないよね、可哀想で

酔っ払いさん、桜を揺らさないでね

 

 

先日、テレビで取り上げていたのは

花見の現場に行かなくても

花見気分を味わえるホテルの紹介

 

勿論、桜は造花だ

一室に造花を飾るという、バーチャルな世界

 

責めるのは部屋を借りる客じゃない

こんな企画を提案した経営者さん

 

生きる物の風情を理解していない

 

日本人が古来からいつくしんできた

情感、感性を壊している

 

情感、感性は人として大切なものだ

愛情深い人になるために

欠かせない要素だ

 

茶道、生け花、陶芸、絵画、日本料理・・

愛情がないと継承できない

 

愛情がないと人は育たない

そこんとこ、検討してくださいね

 

 

 

 

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ハチメの塩焼き

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スーパーで食材を買う事が多い

 

野菜、キノコ、こんにゃく、豆腐、卵、肉、

など

 

魚を買う事はほとんどない

 

鮮度の良し悪しが分からない

そもそも骨だらけで身が少ない

 

さばくのも面倒だ、シンクが汚れる

調理器具が魚臭くなる

 

煮るか、焼くか、刺身か

魚料理のレパートリーもない

 

スーパーの魚は、絶命してから

数時間後、または数日後の物

 

素人だからどの魚が

美味しいのかわからない

 

朝とれ」とシールが貼ってあると

新鮮なのかと買う事もあるが

 

家でパックを開けるとシナーっと

身がたるんでいる事が多い

 

町の商店街はさびれていて

道路を歩いている人はいない

 

それでも、読経の前日になると

私は商店街の花屋と和菓子やさんに行く

仏壇にお供えするために

 

ある時、商店街を運転中

魚やさんを見つけた

 

興味本位で小さな店内を覗く

3人の老女が椅子に座っている

 

一人の老女が調理台で魚をさばいている

老女の足下には、発泡スチロール箱が1つ

置かれていた

 

氷の上で跳ね上げる魚たち

ショウケースの上にも発泡スチロール箱が

置いてあり、魚が口をパクパク開けている

 

生きている、いや瀕死の魚始めて見た!

 

私「お母さん、生きてる、凄いね」

魚や老女「あんた見た事ないの?

 

私「凄いわ、凄いわ、何にして食べたら良い?」

奥に坐っていた老女①②③が私たちを囲む

 

老女①「ハチメ、これ煮て食べてよ

うまいよ」

私「魚さばくのが面倒だね」

 

老女②「それは、言えばさばいてくれるよ」

魚や老女「いくつ欲しい?

 

私「煮魚って、沸騰してから入れるんですか?」

 

過去数回、煮魚に挑戦しているが味が決まらず

調味料の継ぎ足し継ぎ足しで、ツユの多い

味のしみていない悲しい魚料理になっていた

 

老女③「味付けしてから魚入れて、火をつけるんだ

落し蓋をしてね」

 

ハチメ2匹買った

 

私「いつも営業してますか?」

魚や老女「月曜だけ

 

奇跡的な出会いだった

 

魚が生きているのも感動だが、老女たちの

教えも頂けて嬉しかった

カレンダーに書く「毎月、魚」

 

月曜 朝9時過ぎ、町の小さな魚やに到着

魚や老女が店内をホースで洗っている

奥の椅子には老女④が座っている

 

私「あれっ、魚がない。いつ来ますか?」

魚や老女「9時半ごろかな・・」

魚や老女は店内を磨くのに忙しいそうだ

 

「待つか」私は奥の老女④のそばに行った

立ちながら老女④に話しかける

 

シャイなのか、ノリが悪い

私が聞いたりしても返しが悪い

 

警戒しているな、私が何処の誰か

知らないから

 

田舎ものはよそ者を受け入れるまでに

時間がかかる

 

どんな人か、どんな仕事をしているか

何人家族かなど、情報不足だと

不安がる

 

目の前に立つ人の、抱えているものが

見えないと不信感がつのる

 

魚や老女「あんた、この間、ハチメ買った人だね」

ナイスフォロー

 

私「うんうん、上手くハチメ煮たよ

今日もハチメ欲しくてね」

 

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一台の軽四が店に停まる

中から若いお兄さんが

発泡スチロール箱を降ろし出す

 

 

 

 

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ハチメ、かれい、イワシ、するめいか、あとは分からない

車内には、貝類、干物がのっている

 

・・と新しい老女⑤が背後からでてきた

・・とまたも背後から老女⑥が現れる

 正面からは老女⑦が軽やかなステップで登場

 

自動車が右折し、魚やの前で停まる

初老の男性が降りて来て、タコを沢山買っている

 

私「そんなにたくさんどうするんですか?」

よく見れば、その男性、同級生のタキカワ君だった

彼は家業の食堂やさんを継いだ

 

覚えてくれてるかな?

彼の店に20年前に食事に行った事がある

 

あの時、私は痩せていた

こんなに顔が垂れていなかった

 

タキカワ君は笑みを浮かべ「おめぇには

関係ないの」そう言って新聞で

私の頭をはたいて行った

 

老女④「あんたにタコは扱えないよ」

老女⑤「かれいのから揚げ、美味いよ」

 

老女⑥「するめいか、バター焼きうまいよ」

魚や老女「ハチメ今度は塩焼きしてみれば」

 

一瞬、納屋にある水槽に泳ぐかれいが

見えた

ペットまたは食材として泳がそうか・・

 

 

私「魚って冷凍にしても大丈夫ですかね」

老女⑤「あたしはしないね、味が落ちるね」

 

老女の意見を尊重し、ハチメとするめいかを

買った

 

かれいのから揚げは来週だ

魚や老女「いかのわたはどうする?」

 

 

老女たちと少しづつ仲良くなった

長く生きてきた人には、地についた

生活の知恵がある

 

これからも付き合いたい老女たち

 

 

 

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絶命してから1時間後

身は硬い

 

オス、メスってあるのかな

死ぬとき辛かったかな

 

塩をふる

焼く

 

 

 

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身がはじけている

うまそう

 

 

 

 

 

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イタダキます

 

 

 

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ガンチャンを観に行こう

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「ガンチャンの映画見に行こう」Kちゃんが言う

 

ガンチャンって誰か知らないけど

お伴する事になった

Kちゃんの白い車が待ち合わせ場所で停まる

 

車で40分行った先にイオンがある

そこの2階に映画シアターがある

 

Kちゃんの車の助手席に座る

体が前のめりになる

 

私「ねぇ、これきついよ、後ろに倒して」

レバーを探すが、人の車は構造が違うので

わからない

 

Kちゃんが車を沿道に停める

K「自分も座らないから分からないな」

 

そう言いながら助手席を触っている

「あったわ、これや」

 

再び車に乗り込む私達

助手席の私は、レバー調整していた

えいやー!体が180度に倒れた

 

私「助けて、起こして

二人の珍道中が始まる

 

イオン到着まで、お互いの近況情報交換する

Kちゃんは、54歳と年下だが対等に喋る

 

K「娘、結婚することになって、向こうの

ご両親と食事したんだけど、箸の使い方が下手くそ

な家だった、うちの家族も箸の持ち方変だから

やっていけると思ったわ」

 

私「結婚するのか良かったね、どんな相手?」

K「高い車に乗っていて、ロ・・ロ・・なんとか

て言う時計していた」

 

私「ロレックスかな、仕事は?」

K「転勤族、36歳、ちょっと背が低い」

私「遊び人かな、背は高いのがいいね」

 

Kちゃんは天然、いつも話が可笑しい

柔和な雰囲気があってみんなから好かれる

 

K「相手のお母さん、お洒落で細くて

私負けたわ

 

Kちゃんの娘さんはかなりの美人さん

私も良く知っている

 

Kちゃんが言うのでは、娘の笑い方が

キモイと言う

ヘエッ、ヘエッと笑うらしい

 

予定通りにイオンに到着

ランチしてから12時35分開始のガンチャンの

映画を見る事になっている

 

ランチに行こうとするとKちゃんがチケット先に

買いに行こうと言う

 

K「土曜日だよ、満席になって入られないかも

しれない」

私「そうだね、チケット買ってからランチにするか」

 

シアター近くの洋服屋の店頭にひっかけてあった

紺色の膝下までの、着やすそうな上着に目がとまる

 

店員さんに13号の私でも着れるかと聞くと

着れると答えたので買った

 

K「試着すれば良いのに」

私「面倒や」

 

チケット売り場でKちゃんが

60以上は安くなるよ」

私「でも、身分証明証ないけど・・」

 

言わなくても分かるらしく1100円で買えた

Kちゃんは1400円払っていた

 

ランチはパスタ+サラダバー

箸の使い方がおかしいKちゃんは

フォークを使う

 

酢ジュースというものを初めて飲んだ

私「うまい、飲んでみて」

 

Kちゃんと二人で一つのジュースを分け合う

レジで店員さんに聞く

 

私「酢ジュースのレシピある?

Kちゃんが引っ張るように私を連れ出す

 

ガンチャンは、別名 岩田剛典

「去年の冬、君と別れ」主演

 

ストーリ

 

自称ジャーナスト、ヤグモ(ガンチャン)がある出版社に

現れる。火災事故で死んだ視覚障害者若い女性の

焼け死んでいく写真があるとネット上に書き込みがあり

 

この火災事故現場にいた写真家木原坂(齋藤工)を取材したいと

の旨を編集長(北村一輝)に申し入れる

 

ヤグモは写真家木原坂に接近し、何故か気に入られる

出入り自由、家の鍵まで貰う

 

木原坂は子供時代に大学教授の父を自宅火災で失っており

姉とともに救出されるという過去があった

なぜか二人の子供は刺傷の跡があった

 

ヤグモは木原坂の関係者の取材を始める

 

蝶収集家から、被写体を撮る木原坂の異常性

同級生からは父親がDVだと噂があった事

 

元警察官からは、父の火災事故に不審な点があった事

 

姉と木原坂が近しすぎる行為をしているとか

 

ヤグモは木原坂の狂気を感じて行く

 

一方、ヤグモは結婚を約束している女性(山本美月

がおり、木原坂に彼女を知られる

木原坂が彼女にゆっくり近づいて行く

 

ヤグモ(がんちゃん)は優秀、好青年を演じた

木原坂役の齋藤工もなかなかの狂演だった

 

衝撃のラストシーンは                            誰も予想できない仕上がりに

なっていた

 

1100円払う価値のある映画だった

もう一回、詳細にストーリを追いたいと思った

 

個人的には写真家木原坂役は、一生君が適役かと

思った

 

帰り道、Kちゃんは喋り続ける

ジェイソールとか、カタヨリ君、カズハラ等々

 

なにがなんだかついて行けない

 

BGMも車内に散らかっているグッズも

全てが私の知らない世界

 

Kちゃんはおかまいなしに興奮した形相で

喋り続けている

 

5月にはコンサートに出かけるらしい

 

娘の結婚話は大丈夫?

お相手のご家族と段取り進めているの?

 

ハマルものがあると楽しいね

息抜きしないとね

 

 

楽しんできな

 

 

 

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あなたに会うために生きてきた

 

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私は、標準体重より20Kgオーバーのデブ

 

退職を機に痩せるぞと奮起したが

運動が嫌いなため、現在に至る

 

細身だった頃の知り合いに会うと必ず言われる

どうしたの!?」

 

白米を控えたり、夜遅くは食べないとか

心がけているが、反動で深夜に菓子をむさぼり食うと

いう事態を起こしている

 

太極拳を始める事にした

家で楽な服装でゴロゴロしたい

 

それで、〇ニ〇ロに出かけた

ジャージを買うために

 

デブなので3Lが良い、色は黒

そう決めていたが、股下が極端に短い

私に着れそうなジャージが見つからない

 

なんで短足用ってないかな

 

探し続け疲れた私の目に入ってきた

コジャレたシャツや着心地良さげな上着

ワンピース・・・

 

シンプルで着回しできそうな衣類たちが

私を呼ぶ

 

雑誌クロワッサンにでてきそうな

お洒落な世界に突入してしまった

 

ジャージを買うはずが、次回女子会用に

着て行く服探しに方向転換する

 

断捨離中で、服はたくさんあるのに

ハヤリの服が欲しくなった

 

退職して、優雅にすごしていると

思われたい

 

グレーのパーカーと紺ノースリーブシャツ

合わせて、ネイビー水玉スカート

サイズはXL

 

XLが3Lより小さいのかどうか知らない

 

若者の店は現代っ子の体形に合わせた品揃えだから

太ったおばちゃんは悲しい

 

試着しない、面倒だから

 

帰宅して着てみると、サイズOK

 

最近、朝にシャワー浴をする習慣になってきた

寝ぐせの髪より、洗髪ブロー後が良い臭いがする

 

入念にボディクリームを塗りつけて

昨日買った服一式を身につける

いつものクリニックに行く

 

相変わらず繁盛しており、待合室は老人で

いっぱいだ

除菌、脱臭機械がフル回転している

 

もし、機械が故障したら大変だ

加齢臭、尿臭、病気臭、口臭、箪笥臭、・・・

 

オールマイティに患者を診ることが

できる医者だから、愛想が良いのも重なり

連日、患者が押し寄せる

 

誰にでもか知らないけど

いつも胸の音、背中の音を聴くと言っては

服をまくれと合図する

 

はいっ、どうぞ

 

 

次は郵便局に寄った

亡母の保険や貯金の解約手続きだ

 

各種書類の書き込みに神経使った

カウンターで係の方に解約手続きに来たと

話す

 

係の方、書類を受け取り、その場で処理し始める

通帳、印鑑、マイナンバー、運転免許証も

添えてあるのに、

 

後ろには、お客さまが並んでいる

 

私「ちょっと、ここではまずいです」

 

個人情報漏れるじゃないですか

貴重品失くしたらどうするんですか

 

係の方が案内したのが、待合室のテーブル

 

馬鹿か、お前

周りの客が見ているじゃないか

 

私「個人情報です。別室ありませんか?」

 

この無神経野郎、田舎ものが!

接遇ベンキョウして来いや!

 

・・で、無事手続き終了

 

 

郵便局の玄関に向かう私

玄関に入ってきた男性とすれ違う

 

私「あれっ、ナカガワ君?、ナカガワ君?」

司法書士をしているとチンネン(同級生男子)

から聞いていた

 

男性は立ち止まり、私を見る

私「わたし、〇〇です、覚えている?」

 

でかい顔の男性はうなづいた

 

ナカガワ君は中学の時の同級生

顔は知っているけど喋った事はない

 

私が探し求めている職業を持つ男だ

司法書士、ここは掴んでおかないと

 

これから相続や不動産、遺言書など

司法書士がらみで行っていく作業が出てくる

いつか、会いたいと願っていた人物だ

 

私「チンネンから聞いていたよ、司法書士

してるって」

ナカガワ君「チンネン?誰、それ」

 

私「えっ、〇〇のあだ名、チンネン

ナカガワ君「俺ら、〇〇って言うよ。」

 

長年の疑問が解決した

そうか、小学校の同級生はチンネンって

あだ名で呼んでいたけど、中学から名字にかわったんだ

 

女子に連絡しないといけない、女子の間では

未だに「チンネン」で噂している

 

ナカガワ君と椅子に腰かける

顔がでかいので迫力がある

 

笑わなくても出ている歯が白い

金持ちだ

金持ちは歯にお金をかける

 

私「最近、家を建てたって?、〇〇から聞いたけど」

ナカガワ君「うん・・」

 

私「床暖?」

ナカガワ君「いや、それはしなかった。

最近は断熱材がしっかりしているから」

私「うち、築100年でガタガタ。寒い寒い」

 

ナカガワ君「ちっこいの建てれば?」

私「もう死ぬかもしれないから、それはないな

そうだ、遺言書ってどうすれば良い?」

ナカガワ君「自分で書けばいいよ、公証役場〇〇・・」

 

でかい頭に脳細胞びっしり詰まっていそうだ

 

私「今喋っているけど、これ料金発生中?」

ナカガワ君「いや、喋っているだけだから

お金とらないよ」

 

私「いろいろ聞きたい事あるんだ、

名刺もらえる?」

 

ナカガワ君は完全に私にコントロールされている

腕に抱えていたカバンから名刺を取り出す

私に差し出す

 

私「忙しい?競争相手何人いるの?」

ナカガワ君「もう一人、〇〇って言う人がいるね」

 

私「ねぇ、孤独死する人多い?」

 

 

 

私は心の中で小さくガッツポーズをしていた

 

昨日買った服を着ていて良かった

シャンプーとボディクリームの臭いもする

髪も綺麗に整っている

 

会いたい人に会えた、喜ばしい

 

昨日から、あなたに会うために生きていた

そう思った

 

 

 

これからもよろしくね

ナカガワ君

 

 

 

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女の鼻毛

 

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人には、いくつも穴がある

 

耳の穴

涙腺

鼻の穴

汗腺

尿道

肛門

 

穴は重要な役割を持っている

 

耳は聞くため

涙腺は涙をだすため

 

口は喋るため、食べるため

汗腺は汗をだす、体温調整のため

 

尿道口はおしっこをだすため

肛門は便をだすため

 

穴はアナドレナイ

どれが欠けても人は生きづらい

 

穴に触ると懐かしい気持ちになる

穴に指を入れるとやや興奮したり

安堵したり

 

子供なら、砂場で一心になり

穴を掘る

楽しい、何か出てくるようで

 

洞窟探検もワクワクする

未知との遭遇があるようで

 

身近にある穴、そう鼻の穴

大事な役目を担っている

 

空気を吸い込み、気道、肺に

送り込む

 

肺でガス交換され、酸素は血流にのり

全身を駆け巡る

 

鼻の形が悪かったり低かったりすると

みんなからからかわれる

 

鼻はどこかユーモラス

 

鼻は印象的、高いと高貴な方のように見られる

鼻ぺちゃは泣くしかない

 

鼻の奥には、鼻毛がある

 

鼻毛は機械に例えるならフィルターのようなもの

埃を適度に振り払う

 

鼻毛は穴から飛び出してはいけない

飛び出すことに意味がないから

 

でも、顔を洗ったり、鼻をかんだりすると

たまに出てくる「こんにちわ

 

 

 

明日は女子会Aがある

 

前日、茶の間でテレビを見ていた

何気に指が鼻の穴に触れた

 

指にかすかな圧迫感

感度の良いくすり指に代え

再度、穴に当ててみる

 

鼻毛です

左側の鼻から鼻毛が出ているようです

 

鼻の下を伸ばしたり、縮めたりして

鼻毛の長さ、量、部位を確認します

指でなぞって

 

鼻毛は日陰の身です

陽の当るところに出てくると大変

 

 

話相手の方の視線が、目を離れて

鼻毛にとまり、最後まで相手は

鼻毛を注視しながら話す展開になります

 

どんなに素敵な方でも

鼻毛が出ているとアウトです

 

たとえ

溺れていて、救助の手が差し伸べられても

レスキュー隊は、鼻毛を見た瞬間に

身を翻すかもしれません

 

法廷で無罪判決が下された瞬間に

裁判官があなたの鼻毛を見たら

無期懲役」と言い直すかもしれません

 

中の良い友達でも「鼻毛でてるよ

なかなか言えないです

 

言ったところで簡単に処理できないから

 

苦悶の表情で生死をさまよっている

あなた、人工呼吸器を装着するか否か

 

瞬間、医師は鼻毛を発見

そして言います「ご臨終です

 

救命さえしてもらえない鼻毛

厄介ですね

 

 

・・・で鼻毛を抜きます

かなり痛い、でも抜けた鼻毛を

見ると痛快に思うのは

私だけでしょうか?

 

 

女子会Aは、かれこれ20年にわたり

続いています

 

みんなが集まりやすい時間、ランチに

なります

 

喋りたいから個室のある店を予約します

 

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今回はこんな和風のお店です

 

 

 

 

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何故かトイレにパジャマの

飾り物

意図不明

 

 

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テーブルは輪島塗とか

子供連れてこれねぇよ

 

 



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ウサギの箸置き

売店に売っていると

係の方が言います

 

買わねぇよ

洗いにくいって

 

 

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着物を着ている係の方

制服だとか

着付けは自分でするとか

 

 

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同じく係の方

正社員とパートで着物の

違いがあるとか

 

客から言うとどっちでも

いいけど

 

 

 

 

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有田焼とか

お洒落です

 

でも洗いにくいし

収納に困る

 

一般家庭には不要の物

 

 

 

 

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桜の花が入った黒蜜いりのアイス

最中の皮に包んで食べれとか

 

面倒くさいなぁ

皮ぽろぽろ割れて落ちるし

 

 

女子会トーク

家族葬っていくら?」

「40万円かな」

「へー!、セレモニー会館なんか150万円したよ」

 

「ねぇ、結婚した息子、いまだにお金貸してって

言って来るけど・・」

「うちの息子は、子連れと結婚したのよ」

 

「私、今58だけど、旦那が国民年金だから

65まで働かないと・・」

 

「母のね、具合が悪くて・・」

「いよいよ介護か、大変だね」

 

生活を延々と話し続ける

食事が済んでも帰らない女子会A

 

係の方が皿を下げに来たり

お茶のお替りを運んでくる

 

早く帰れのサインです

 

レジに、あるサッカー選手の色紙が飾ってあった

Honda (自動車さん?)

可愛い文字で「がんばってね」と書いてある

 

色紙の下の写真をみて

初めて気が付いた

 

あの派手な、強気の言葉を発するあの子か

似合わず可愛い字を書くんだと

驚いた

 

厨房に同級生がおり、たち寄ったんだとか

 

あの色紙の価値は上がるのか、下がるのか

今後が楽しみだね

 

こっそり、鼻の穴に指を当ててみる

出てない

 

 

女子会、楽しかったわ

ありがとう

 

 

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木は生きている、山が泣いている

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今年も愛犬のワクチン注射のため

町の獣医に行く

 

待合室には、3人の先客がいた

みんなペットを大事にしている

 

何気に壁に貼ってある犬の年齢を

人間に換算してある表を見る

 

愛犬4歳、人間に換算すると

32歳らしい

 

犬の寿命は15年前後

一年ごとに4つ年をとる

 

32歳なら、人間は家族を

養う立場、それなりに大人だ

 

でも愛犬、いまだにどこでも放尿

ゴミ箱あさり、威嚇、歯ブラシかじり

 

盗み食い、ぼっちにするとショゲル

目を離せない子

 

 

木は苗から育て、大きくなるまでに

20~30年はかかる

 

この間、雑草を刈ったり、枝打ちをしたり

定期的に見回り、環境の手入れが必要だ

 

山へは、たどり着くまでに急斜面を登らないと

いけない

 

けもの道をすすみ、石、崖に足をとられないよう

丈夫な体幹と剛腕な手、土を踏みこむ脚力が

ないと山に登れない

 

作業衣を着て、長靴をはき、軍手を身につける

背中にナタ、小刀、ロープ、タオルを担ぐ

 

山の作業は一日がかりだ

 

疲れたら休憩する

小川で汲んできた水を飲み、弁当を食べる

箸は要らない、小枝を切って、事足りる

 

胸のポケットから煙草をだして

ふかす

 

孤独はない、木があるから

自分が育てた木だ、暖かい気持ちになる

 

夕暮れになれば降りてくる

 

慣れている道でも、暗いと迷子になる

足がすべると怪我をする

 

亡父は、家の跡取りとして

山を守った

 

現金が必要になれば、木を売った

そして、また苗木を植える

 

手入れの滞った山は雑草が生い茂り

枝が日光を遮り、道もなくなり

 

暗くなる

至る所で折れた木

 

 

山が泣いている

 そう、思う

 

雑草ばかりではなく、電化製品、びん、

車の部品、誰かが棄てて行く

 

世話する人がいなくなると

木は成長できなくなる

 

若い跡継ぎたちは、肉体労働を嫌がり

都会に行ってしまい、故郷には年老い

親が残される

 

親は、子供達がやりたいようにさせる

親の愛は深い

 

 

 

・・で、今年も我が家は木を売りさばく

段取りにはいった

 

父ちゃんには悪いけど、山の面倒みれない

 

山には、一応、住所があって毎年税金収めている

でも、山と山の境界線は曖昧で

生き証人がいないと分からない

 

隣の山を切ってしまうと騒動になる

 

生き証人(亡父の友達Gさん)及び

木こり(Tさん)が生きているうちに切らないと

 

急がないと、老人たちは死んでしまう

 

 

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 生き証人Gさん

(姉は身軽なので、もう上にいる)

 

我が家の山には、あて、杉の木がある

どちらも住宅を建てる時に用いられる

 

木を切り、町の市場まで持って行く

木こりTさんでも、業者さんでも

いずれにも依頼してもできる

 

ただし、どの木が切り頃かは

慣れた者でしか判断できない

 

木こりTさんなら、そういった所は

長年の経験で解っている

 

①  木にロープを巻き、切る

 

② ユンボを使い、トラックに乗せる

 

③ 市場に持って行く

 

④ 県内外から関係者が集まり

  競りで買い落す

 

質の良い木、需要のある木は

高値がつく

 

⑤売れ残ると、チップに回されるらしい

 

一連の流れに、随所随所で手数料、税金が発生する

およそ50万前後

 

我が家には、残ったお金がはいるのだが、

 

消費と需要

へたすれば、手数料、税金払ったら

なにも残らない事態もあり得る

 

 

山も泣くけど、我が家も泣く

 

 

 

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「逆光だよ」可愛い瓦屋さん

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晴れ、天気が良いので

愛犬と散歩にでかけます

サンポッスカ!

 

愛犬は興奮しやすく吠えまくる子です

吠えすぎて、ゲロを吐く子です

 

散歩が大好き、盛んに臭いを嗅ぎまくって

います

 

はるかぜに長毛がなびいています

 

天気が良いと

人は心が弾みます

 

昨日は雨でした

先日、瓦屋さんに屋根の

応急処置して頂きましたが

雨漏れが再び始まったのです

 

未熟者!

 

職人さんは師匠について

その技を習得しなければ

一人前になりません

 

セミナーに参加すれば

ある程度の知識は覚える

でしょうが、感触、感覚

場数を踏まないと分かりません

 

先日の瓦屋さんは若い子達で

大丈夫ですか?」不安と

 

あまりの美しさと落ち着いた雰囲気

時代は変わったなと驚きました

 

・・でも、やっぱり修行不足ですね

  

 

村の中です

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ここは、もと議員さんのお宅

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石垣が見事です

「うちにはお宝がある、入って来るな!」

 

敷地が広く、維持費がかかります

大掛かりな家を建てると、後々子孫が

大変な目にあいます

 

朽ちていく様は人事ではありませんね

 

今日は、天気が良いので

ちょっと散歩コースを変え

最近、越してきた方(Hさん)を訪ねます

 

民宿にするため、ただ今、改修工事中です

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餅つきの道具があります

我が家でも、亡父がこれで餅つきをしていました

 

 

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懐かしいグッズが並びます

野外活動(山、田んぼ)で使う物です

 

 

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玄関を開けた所
油絵がお出迎えです

Hさんの父上は画家だったそうです

 

 

 

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風情があります

タッチはやはり素人と違いますね

 

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私が好きな絵です

泥臭いけど訴えてくるパワーがあります

 

Hさんは、綺麗な子を連れてこないと

家に入らず、ひたすら改修作業を続けます

 

つまり、家の中は私と愛犬

そしてHさんの愛犬チョコだけです

 

チョコは愛犬が大好きで

近づいてくるのですが

愛犬、苦手なようで固まります

 

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囲炉裏です

赤のソファがアクセントになります

まきストーブもあります

くつろげますね

 

 

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天井から帯が降りています

アイディア満載です

帯はインテリアとして生きますね

 

 

 

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暖簾もお洒落です




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可愛い小物です

 

 

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かまどで炊いたご飯

うまいですね

 

Hさん、人柄も良いし、お客が来れば

村も活気づきます

 

目の前には、海が広がってるので

ボート、シュノーケル、魚つり

 

楽しいと思います

 

 

我が家に戻ると、瓦屋さんが屋根に

います

 

私に「こっち、こっち」と

呼びかけてきます

 

獲物を見つけた私

さっそく写真を撮ろうとすると

逆光だよ、それじゃ映らないよ」

 

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初対面時より

親近感があります

 

友達と話すように軽いノリです

 

 

 

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地下足袋ではないんですね

今日は

うちにあがってく?

 

 

 

兄貴が愛犬と遊んでいます

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スニーカーですか

簡単に脱げますね

(うちにあがらない?)

 

兄貴「〇〇が〇〇で、こう修理した」

みたいな説明をしますが

 

おばちゃん、建築、物理苦手

分からんわ

 

ウンウンって頷くけど

ゴメンね、馬鹿なんです

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弟の道具一式カバンが気になり

「はい、撮るよ」

 

弟、分かってるよって感じで静止する

もう、モデルです

 

 

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また、雨漏りしたら呼ぶよ

見送る



彼らをうちに入れたいが

ここは我慢だ

 

あの子たちも遊びたい盛り

予定があるだろうし

 

私が相手だと

得るものもないからね

 

また、楽しめた

ありがとうね

 

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