母ちゃんが死にました、戦いの幕開けです。ーー住職に挨拶に行くーー
お寺からお借りしていた七条「正式名=御棺掛用七条袈裟」を
葬儀翌日に、返しに従兄(葬儀委員長)と一緒に出掛けました。
住職には、前もってアポをとっています。
家から歩くと15分かかる山の中です。
携帯があって良かった、車があって良かった。
昔の人はどうしてたんでしょうか?
10時の約束です。
住職と奥様がむかえてくれました。
奥様がお茶をいれます。
最初はポットから湯呑に湯をそそぎます。
しばらくしてから急須にいれ、客用蓋つき湯呑にそそぎます。
やっぱり、お寺の奥様となると、お茶が上手い。
「七条お返しします。ありがとうございました。」従兄が物を差し出します。
要件はこれだけではありません。
お布施です。
いくらお布施をお支払いすれば良いのか、定価がないため相手の
様子を探りながら、金額を決定していきます。
従兄の母親は25万円払ったそうです。
家の場合は、奥様も参加したので、その分も考えなければなりません。
「28ってことでどうでしょう?」
従兄が住職に言いました。
住職は「わかりました」と返事されました。
お寺をでると、次は受付をしてくれた村の方へのお礼(1万円)に行きました。
親戚か否か、親しい人か否かでお礼は違ってきます。
葬式って大変だね。
一人じゃできないね。
田舎で、家族葬ができるようになれば、楽なんだけど。
私てきには、火葬場に直行したいくらいだけど。
黙っちゃいないだろう、叔母ちゃん1号、2号、親戚
姉達だって怒鳴りこんでくるだろな。
村の者が騒ぐし。
葬儀が終われば、一週間毎の法要が49日まであり、49日はお経が終われば
食事会の準備。誰と誰に49日の案内をだすかとか、食事会どこでするか、
バスの手配、引き出物準備などなど。
合間に、喪中はがきの準備。
忘れないうちに香典をグループ(姉妹ごとの知りあい、家の親戚、村の人、他の村、 職場の人など)にわけてパソコンに記録する。
これが、現金と記録合わないんだわ、2万くらいね。
(どこかの誰かさんの香典が不明、ごめんね。捜査打ち切り)
郵便箱あけると、石材店や遺物引き取ります的なチラシがゴソッと入っている。
電話もかかってくる「〇〇さん、墓石・・・」きる。
母ちゃんがお世話になったセレモニー会館委託の「にし」という名の仕出し屋さん。
「美味しかったです、ありがとうございました。」と電話を入れた。
明日、セレモニー会館の社長、どんぶり勘定の田舎者の黒ジャンパーの
失礼きまわりない、あのばばぁと最後の対戦が待っている。