メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

同じ時代を生きている

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美容院で、サイドテーブルに置かれた雑誌。

一冊を手に取り、ページをめくる。

 

近藤真彦の記事が載っている。

Ⅰページ使い、現在の全身姿、赤いジャケットを着ている。

53歳になった記されている。

あの、鼻たれ小僧が。

(若いわ!、とても53に見えない)

 

若い男性スタッフが近づいてきてブローを始める。

「ねぇ、コンドーマサヒコ、53歳なんだって、若いよねー!」

「・・・あぁ、名前なら聞いた事あります」

テンション低い。

 

「知らない?コンドーマサヒコ」

「すみません」

 

(コンドーマサヒコを知らない世代と共に生きているんだ私!)

 

私もコンドーマサヒコに詳しい訳ではないが。

あんな下手くそな歌手が、マイクを握るのは許せない。

先輩づらして、ジャニーズの子の番組に出てくるのは、腹立たしい。

何で食べているのか知らない。

 

けど、彼が中森明菜の人生を狂わせたことは知っている。

 

中森明菜は、人気絶頂時、彼の部屋でリストカットした。

お金を貢いでいたとも。

 

中森明菜がテレビにでたきっかけは「スター誕生」という

オーディション番組。

予選を勝ち抜き歌い、最終的には、芸能プロダクションのスカウトが

名乗りを上げれば合格だ。

 

デビュー当時は、ぽっちゃり系の可愛い女の子だった。

外見に似合わず低音ボイスで、歌の上手い子だった。

 

運良く、彼女は、良い曲に恵まれた。

「飾りじゃないのよ涙は」井上陽水作詞作曲

「難破船」加藤登紀子作詞作曲

「ミ・アモーレ」作詞康珍化、作曲松岡直也

「SAND BEIGE」許瑛子、作曲都志見隆

「禁句」作詞売野雅勇、作曲細野晴臣

 

明菜ちゃんは、売れた。

 

人気が追い付かないくらいに、美しくなった。

鼻筋が通り、その下に形の良い唇が光る。

子供のようだった邪気のない目が、目じりの上がった大人の瞳になった。

 

バランスのとれた美しい顔を覆う柔らかく長い髪。

斬新な衣装を着こなす、くびれた腰と大きな胸。

 

低音からの、ビブラート、歌唱力がある。

 

マサヒコ君と明菜ちゃんが惹かれ合ったのは本当だろう。

だけど、同じ土俵だったのが、不運だったね。

 

女の方が、実力も人気も収入もある。

これでは、男は面白くない。

 

男は、追いかけてくる女をうざいと思う

一時は接点があっただろうけど、すれ違い始めた。

 

明菜ちゃんは一途だった。

もう修羅場だね。

 

リストカットされたら、人は引くよね。

狂気になるほど追い詰められたんだね。

病気だから精神科的治療がいるね。

 

会ってはいけない二人だったんだね。

明菜ちゃんは、未だに公の場に出てこれない。

このまま、老いていくのかな?

 

みんな年齢も性別も考えも収入も別々だけど、同じ時代を生きている。

同じ時代を生きている・・・・。

 

いやいや、住む世界が違うか。

 

 

 

 

 

 

 

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紅白歌合戦、高橋君って本当はどんな人?

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いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

主演:有村架純介護福祉士、杉原 音役)

   高良健吾 (引っ越し屋、曽田 錬役)

貧しくても、誠実に生きる若者たちのヒューマンドラマ

 

高橋一生演じるサビキジョウジは、錬の勤務先の先輩

精神破綻者の役だ

言動がまともじゃない、物を盗んだり、殴りかかってきたり

落ち着きのない、意地の悪い奴

 

高橋君は見事に演じきった

 

ドラマは、正直者だけではつまらない

波乱を招く悪役がいてこそ面白くなる

 

 

「僕のヤバイ妻」

主演:伊藤 英明(レストラン経営 望月 幸平役)

   木村 佳乃 (妻 望月 真理亜役)

夫が愛人とともに、妻を毒殺しようとするサスペンスドラマ

 

   高橋君は、ここでも悪役だ

   優しく誠実そうに見えるが、実は人殺しもいとわないヤバイ奴

   望月夫妻の戦いに、入り込み、金を奪って行く

 

若干36歳にして、悪役でのしあがった高橋君

彼の卓越した演技力には感嘆する

 

脇役が如何にキーポイントとなるか、改めて認識する

知性と芸術性を感じる

彼はきっと、役者の醍醐味を楽しんでいる

 

そう思ってたんだけど・・

 

今回の紅白歌合戦

どうなんだろ、司会者の後ろに審査員が並んでいる舞台演出

 

二宮君と架純ちゃんの間に常に移っている高橋君

ただいま、ブレイク中の高橋君で視聴率稼ぎたかったNHK

 

真ん中に高橋君を挟んで司会者が言い合っている

変だな

 

高橋君、目線をどこにするか困ってたんじゃないかな

時々、上向いたり、横向いたり、かと思うとしっかり視線をカメラに

あわせたり

 

ずっと笑顔だったけど

脇役ではなく、主役狙ってたのか?

 

主役なんかじゃ彼の演技力いかせないと思う

暴れていい、キレテテいい、狡くていい、何しても良い

物語を盛り上げる彼の才能、大事に育てようよ

 

高橋君をひな人形みたいな飾り物扱いして

画面に置いておきたかったら、サブの司会役とか・・

 

ごめんなさい、個人的感想です

 

 

 

   

   

  

 

 

 

振り返ろう、うちが貧乏になった訳

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素敵な財布、好みだ。

気にいったら絶対買う。

身につける物は、自身を表現する。

 

でも、来年からは、もう買わない。

うちは貧乏になったから。

 

散財を振り返ろう。

 

8月

母ちゃんの部屋を囲む廊下の板が壊れた。

 

母ちゃんは、昨年2月に脳梗塞をおこし、寝たっきりになり

施設入所になっている。

50キロあった体重が32キロにまで減った。

老衰だから、長くないねって家族で話していた。

 

フローリングにするため、見積り業者の面接を5社行った。

結局、村の大工の前田さんに依頼した。6万円。

 

自動車保険の契約更新、10万3千円。

私はちょいちょい車をぶつけているので割高だ。

主に自損事故。いつまでたっても車庫にぶつかっている。

 

一度、代車でアクアに乗ったことがあるが、小回りがきいて

驚いた。

でも、道路の振動が直に感じ、やっぱり車高の高いのが

良いと思った。

 

私は車にこだわる。個性的な車が好きだ。

国民車は、遠慮する。

 

この時期は、中学校の部活でやっていたソフトボ-ルを

数十年ぶりに再開した頃で、楽しくて楽しくて。

 

10月以降、母ちゃんの体調が悪くなる。

食が細いのは、以前からだが発熱、嘔吐が続くようになる。

 

施設の医師は、膀胱炎ですと言って、絶食し点滴していた。

膀胱炎と絶食とのつながりがわからない。

 

でも、施設におあづけしている以上は、口出しできない。

毎日、面会に行って、写真をとるようにした。

 

このころは少しなら喋れて、カメラを向けると手を振っていた。

「母ちゃんの調子が悪い」と姉たちに連絡した。

 

村のお友達が面会に行った。

姉たちが孫をつれて面会に行った。

 

11月

初雪前にタイヤ2本新しく購入、9万8千円。

タイヤ交換が終わるまで、ガスリンスタンド内で時間を

つぶしていて、初めて衆院議員という方を見た。

 

地道に議員さんは、応援者を廻っている。

議員さんの町から、このガソリンスタンドまでは

2時間もかかるのでは?

 

このガソリンスタンドの肥満店長は、なかなか

行動範囲が広い。スタンド内には特産物が並べられている。

議員さんを応援しているのも店長なりの思惑があるはずだ。

 

 

 

  ーーー8月、9月、10月、11月ーー

     4か月で36万1千円

     4月からの累計では約290万円

 

あれっ、たいして使ってないようね。

 

ここに母ちゃんが4月から退床するまでの施設料約90万円

外泊時のレンタルベッド料金4万円

外泊時に使用したタクシー代4万円

膵臓癌で入院した11月17日から死亡した12月7日分の病院代12万円

   4月から11月までの累計400万円

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

月々の食費7万円(二人分)→63万円

        ※お友達とのランチ代込

   通信費(携帯、タブレット、ネットなど)19万4千円

   電気代 13万5千円

   水道代 3万6千円

   新聞代 2万7千円

   ガス代 2万5千円

 

ーーーー合計85・3万円+400万円=累計485万3千円ーーーー

 

断捨離していて、着れない服はクリーンングにだしてから

知人にあげていたので、クリーニング代約5万円

お高い化粧水10万円

毎月の美容院代9万円

ジュエリー鑑定料2万2千円

お友達と行く先々で買った服、靴、カバン約9万円

車の故障代、洗車3万円

ぺットのシャンプー、ホテル代、保険、ドッグフード、シート約5万円

知人の香典代3万円

エアコン修理2万1千円

生命保険約15万円

携帯買い替え時のなんとかで1万5千円

       (合計64万8千円)

 

他にも雑費、漫画代、洗剤、花代、菓子代、切手代

      喪中はがき代、座布団代、シーツ代

      細かいけど重なれば多額。

      冬は灯油代がはいってくる。

  このダラダラしたもの約5万円とアバウト

 

4月から12月までの累計は約554万円でした。

 

(母ちゃんの葬式については香典のおかげで無事に終わった。           残金20万円。これは49日法要で消える。)

 

ーーーーーーーーーーーーー

家計簿つけてて良かった。

 

これからは、節約していこう。

・・・と言いつつ、3月には茶の間を畳からフローリングにする予定。

大工の前田さんに依頼するつもり。

 

茶の間以外にも修繕が必要な個所がいくつかある。

なにせ、築100年だから。

 

本に乗っていた記事からだけど、こまめに掃除、整理整頓が良いらしいね。

何がどれくらいあるか分かるから、無駄買いしないらしい。

 

箪笥に入りきらない服は処分、買わないようにしよう。

エアコンの掃除は怠らないようにしよう。

車も大事にしなきゃね、洗車くらい自分でしよう。

 

最近、小瓶に入った小麦粉買った。確かに便利だけど

買わないで、空き瓶に詰め替えるとか工夫もしよう。

パセリくらい自己栽培してみよう。

 

愛犬のペットシーツもばかにならないぞ。

おしっこは庭に放してさせよう。

 

中性脂肪が高くて、クリニックに通院しているけど

これも体重落とせば改善するらしい。

先日もクリニックの医師に怒られた。

「痩せろ、間食やめろ」

みかんが上手い時期だから、ひとつかみ、ふたつかみ

食べていた。血糖が高くなるとは気がつかず。

イモもビタミン豊富と聞いて、ふかしイモにして

食べていたけど、これも辞めた。

私の体に欠けている食品はないのだ。

 

食べ過ぎしていただけ。運動しないで。

 

ちょっと、見えてきた生活改善点。

家計簿は、詳細に記入を心がける。

財布の中は、整理整頓。

 

ソファの上で昼寝している愛犬よ。

シャンプー、カット、自宅できっちりやるからね。

いままで、お店でお願いしてたけど

これからはそうはいかないよ。

ホテルに泊まるのもなし。

爪切りだけはお店に行くね、老眼で見えないから。

保険も止めるよ。あんた病気しないから。

 

 

 

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さようなら、うちは貧乏になったのよ

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部屋を開けると、飛び跳ねながら茶の間に走る愛犬。

その姿を後から追い、思う。

(可哀想に、うちは貧乏になったのよ)

 

二日がかりで、家計簿をまとめた。

退職した4月から、母ちゃんが死んだ12月までの9か月分。

 

一日目にだいたいの数字が出た。

驚いて、その日は寝た。

現実逃避。

(頭の調子が良いときに、もう一度確認しよう)

 

二日目、やっぱり高額な数字がでた。

 

4月

健康保険任意継続料43万円。(これは仕方がない)

固定資産税約10万円(これも払わなければ)

部屋の畳替え約5万円(腐ってたから、仕方がない)

 

遺影写真に2万円

愛犬と一緒の写真も欲しかった。

 

ショッピングモールの中にあるカメラ屋さんに電話する。

「もしもし、遺影写真とりたいんですけど・・」

「はっ?イエイ?」男性の声だ。

「はい、遺影です。それと犬と一緒の写真もお願いしたいんですけど」

「イヌ?、駄目ですよ、ここ動物禁止です

「そこを何とかお願い」

「仕方がない、外で撮る事になるけど、それでもいいですか?」

「ありがとう、今から行きます」

 

電話をきったあと、久々に化粧をすることにした。

もとから化粧しないので、化粧のやり方が分からない。

化粧水をつけ、下地クリームを塗る。

 

何年前からあるのか分からないファンデーションを塗る。

馬鹿殿にならないよう首も塗る。

 

眉を描きたいのだが、どんな形にするか迷う。

若い時は、眉同士がつながる程、濃かった。

今では、元気のない薄くて短い眉になった。

しかも左右の形が微妙に違っている。

手元が震える。

眉は人物の印象を変える程のパワーがある。

左右対称に描くのは、非常に難しい。

いつの時代のものか分からない、アイシャドウを塗る。

なにを目的にシャドウを塗るのかさえ分からない。

 

作業に成功したか不明だがスーツに着替え

愛犬をキャリーバックに入れ、ショッピングモールに行った。

入口付近のカメラ屋さん。愛犬は車の中で待機だ。

 

お爺さん店長が出迎えてくれた。

立ち姿と椅子に座ったのを撮ってもらう。

 

「イヌはどこにいるの?、連れてきて良いよ」

愛犬を見せるとお爺さん店長が笑う。

「小さいね」

 

いよいよ、撮影が始まる。

私は椅子に座り、暴れる愛犬をおさえつける。

店員さんや店長が愛犬に手を振ったり、おもちゃを見せて

気をひいてくれた。

写真撮影は無事に終わった。

 

後日、写真を取りにカメラ屋さんに行った。

お爺さん店長は、気を利かせて、私の顔のシワを修正してあった。

不自然な顔。

堀ちえみを太らせた感じ。

私の葬式に来た人が「誰、これ?」って。

来年も遺影写真とらないと。

 

5月

ニトリでソファ等購入約20万円

 

将来的に和室で座る様式は膝に負担がくる。洋式に移行するため

仕方がない。ただ、ソファの選択を間違えた。寝心地の良さだけで

決めたが、汚れがついたらアウトの綿カバー。色は白。

しかも、三人掛け一つ。

 

これ、おかしい、客と並んで話すのか?

慌てて、もう一つソファを買いに行く。

 

今度は、汚れがついても拭き取れる合皮性に決めていた。

そして、ソファの決めては座り心地だ。

フィット感が合わないソファは、地獄だ。

高さは、頭がもたれかかれるくらいのが良い。

 

座ってみたり、寝てみたり、どれもこれも

しっくりとこない。

(なら、やめとけば良かった)

 

やっと見つけた二人掛け合皮性ソファ、色は茶色。

店員さんにカタログを見せてもらったが

茶色しか気にいる色はなかった。

 

色違い、材質違いのソファが二つ。

トータル感なし。

馬鹿やろうです。

(白い方は、茶色のカバーかけよう・・)

 

テーブルは高低が調節できるところが気にいって買ったが

低くしても高さ53㎝。

ソファより、高くて使いずらいと、評判悪い。

 

ニトリは楽しい素敵なクッションカバーがある。

ついでに色々買った。ソファにクッションは欠かせないからね。

 

固定電話、インターホンを買い変え、自室にいても

対応できるようにした。約6万円。

 

自動車税が4万5千円(田舎暮らしだから車がないと生活できない)

 

6月

県民税14万5千円(これも仕方がない)

 

退職記念に親戚と行った温泉。

祝われる本人が、全額支払う、うちは代々そんな習慣。

これからも、よろしく的な意味がある。

およそ、45万円。楽しかった!

 

誰からも褒められる事のない、さえない人間だったが

犯罪に走る事もなく、人並みに定年という節目を迎えられ

とてもホッとした。

 

(好きな仕事ではなかった。自分には向いていないと思っている。

稼ぐためだけに働いた、割り切って・・・。)

 

今からでも間に合うかな、好きな事見つけるの・・。

 

 

7月

まだ、茶の間のインテリアにこだわり続けている。

今度は、サイドボードだ。色は茶色、高さ85㎝が欲しい。

 

「在庫処分」の張り紙をでかでかとウインドウに貼って

ある家具屋に、好みの物件を発見する。

 

ちかじか、閉店する店だ。

「これ、幾らします?」

「これは、良い物で、20万円の値打ちあります」

昔は美しい方だったと思えるおばちゃんが笑顔で答える。

「いくらまけてくれますか?」

(どうせ、売れないでしょ)

「値引きできません。」

(売れない家具置いててもしかたないよ)

 

その店には、その後2回足を運んだがまけてくれなかった。

 

別の店でサイドボード買った、5万7千円。

 

亡き父ちゃんが掛けていたのを引き継いだ形で

年10万円の支払いをしていた火災保険。

30年契約が終了した。

 

この火災保険は、ほぼ全額がかえってくる。

(続けて良かったよ)

 

多額の金が手に入ると、人って気が大きくなる。

また、同じ保険会社と火災保険契約した。

今度は10年分、88万円収めた。

 

―――3か月で230万円使ったーーーー

 

パソコンで入力していたアバウトな家計簿。

通帳と帳尻が合わない点がボチボチあり。

金の出どころは一本にした方が良いみたい。

何時、何に、幾ら使ったか、詳細に記録することが

大事って今頃、わかった。

 

私の金使いの適当なところが、その後も続く。

ーーーー

 

今日は、後輩から化粧水とナイトクリームを買った。約5万円。

さよなら、もう買えない。

 

昼からいつもの美容院に行った。

アロマのいい香りがするトリートメント1本5千円購入。

もう、手がでない、今回で最後。

 

今、台所でいたずらしている愛犬、私達貧乏になったよ。

 

今後はシマムラ、マツモトキヨシに通うことにするよ。

 

肉は今晩で最後かもよ。

 

 

 

 

 

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今日面白かった事、気がかりな事。

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久々に掃除機をかけていた10時。

固定電話が鳴った。

120〇〇〇・・見慣れない番号が表示されている。

 

家に居ると変な電話が電話がかかってくることに気づく。

例えば「健康酢のサービスです。郵便箱に入れておきますので

良かったら飲んで下さい」

(気味悪い、飲むかそんなもん)

 

例えば「不良品回収しています。要らない服とかジュエリー

ありませんか?」

(本当の目的なに?)

 

例えば「墓石屋です」

(要らん、墓あるよ)

 

例えば「・・・・・」

(息さえ聞こえない)

 

普段なら取らない電話、なぜか受話器を耳に当てた。

「のりこだよ」

 

カナダに住む、父ちゃんの従兄ののり子さんだ。

詳しく知らないが、故郷恋しか、去年

私の住む町に家を買った。

 

冬はカナダで過ごし、春から秋までを日本で暮らすらしい。

 

先日、母ちゃんが死んだことを悔やむお手紙と菓子を

頂いた。

お礼言わないといけないと思いつつ、国際レターって

どう書けば良いのか分からず、放置していた。

 

「母ちゃん、死んだって?」

のりこさんはイギリス人の夫をもち、普段は英会話。

 

ところが、私たち日本の知り合いと話す時は

幼少の頃、私の村に疎開していた時に覚えた方言で喋る。

実家は、埼玉県だが、何故かこちらを恋しがっている。

 

膵臓癌で入院して20日で死んだよ」

「そうかい、淋しくなるね」

みんなから、そう言われるけど、今は雑事で忙しい。

(外人でも、こんな時は、そんな言葉かけするのか)

 

「仕方ない、老衰。葬式の時もみんな笑っていたよ」

(人が死んでるのに笑う家って可笑しいかな?)

 

「菓子届いたかい?」

それの確認ですね)

 

「美味しかったよ、有難う。のりこさんの手作り?」

のりこさんは農園をもっている。

「手作りしたかったんだけど、そういうのは送っちゃ

ダメって言われたよ」

「のりこさんに連絡とろうと思ってたんだけど・・」

「電話じゃつながらないね、シアトル行ったり

アトランタ行ったり、息子、赤ちゃん生まれたから

ニューヨークまで見に行ったりしているからね」

 

(息子って、あのアレルギー性鼻炎の小さい子か?)

 

「そっちの事は知っているよ。日本のテレビ入るからね」

町のケーブルテレビを見ており、私より町の事詳しい。

 

買った町の家には、防犯カメラを設置してある。

(きっとパソコンで見ているんだろうな)

 

世界の商売人は、いろんな手段を駆使している。

 

「ところでユミちゃんはどうしている・・・」

私たち親族の近況を聞きたいらしい。

電話はなかなか終わらない。

 

「のりこさん。そっち何時?」

「夕方5時だよ。日本とは17時間違うね、日本の方が

時間早いね」

(夕方か、暇なんですね?)

 

「3月になったら、またそっち行くから、会おうね」

(来るのか、面倒くさいな)

 

「娘たちも10日間ほど、行くからね」

のりこさんは以前、私が娘に似ていると言っていた。

どんなデブが来るんだろう。

 

「食べ過ぎちゃダメだよ、じゃあね」

のりこさんの娘さん、日本語できるらしい。

聞いておかないと

両親が突然死したら、火葬か土葬か

 

思い出した。のりこさんの旦那の名前、クライブだ。

買った家でのホームパーティに招かれた私。

家がどれか分からなかった。

 

クライブが自転車に乗り、坂道をこいで来て、手を振った。

外人てなんであんなにカッコいいのかな

 

田舎の親戚が集まった、ホームパーティ。

最初に出てきたのは、香辛料のきついカレーライス。

(軽くチーズとかではなく、いきなりカレーライスっすか!)

 

次に白い皿に乗って、味噌汁が運ばれてきた。

(落ちるよ、お盆ないの?)

 

親戚が「寿司買ってきたの」と一人前づつの折詰をだす。

みんな食べる、私飽きれる。

(おかしいよ、どんな胃袋している!)

 

やがて・・、やっとビスケットとかチーズとか果物。

(遅いって、主食こんだけ食べたのに・・)

 

あの時、親戚が主導権をにぎり、喋りだすと

途端にのりこさん、仏頂面になった。

 

ホストがゲストをおもてなしするのがマナーでは?

 

のりこさんは70歳、元気なお婆ちゃん。(今はね

でも、心配なのは、これから病気を発症するリスクが高い事。

 

のりこさん知らないと思うけど、町の病院の医療水準低いね

生きたい人は、他の町に行く。

行けなかった人が、町の病院に行く。

 

病院の医療水準はどこを見れば良いのか?

地元に住む私でさえ、見抜けないけど。

 

ども、この町の病院だけは行ってはならない。(噂だけど)

病院は密室だ。

母ちゃんの入院中に思った。

ーーーーーーーーーーーー

 

町まで車で出かける。

久々に貯金通帳に記帳をしてきた。

今晩は4月からつけてきた家計簿のまとめをする予定。

 

歳末のためかスーパーでは、なんでも高い。

好物のトマトが一個250円、こんなの買えないって。

でも買った、カレーの具材に欠かせないから。

 

ちらし寿司にするか、イクラのしょうゆ漬け、680円!

一粒イクラ?

辞めた、「すし太郎」にきゅうり混ぜるだけにしよう。

 

帰り道、自販機の近くで立ションしている30代くらいの子

を見かけた。

側に軽トラが止まっている。(知名度高いお茶屋さんのロゴ入り)

 

コンビニまで5分とかからないのに、不思議。

 

立ションして良いのは、大工さんとか植木の剪定の人たち。

 

帰宅して、玄関先を雪かきをした。

デブなのですぐに息があがる、今日はここで辞める。

 

テレビでは「速報!」相撲の事を取り上げている。

貴さまのネクタイが曲がっている。

母の紀子さんがシワのない顔でコメントしている。

 

(平和な日本)

 

留守番していた愛犬を茶の間にだすと、早速、新聞に

放尿。

 

 

 

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カナダからの手紙と菓子、あんた金持ちやろっ、貴金属くれや。

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カナダに住む親せき(お婆ちゃんの妹の子)から、荷物がきた。

 

 

中身これ。

 

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みんなから「のりこさん」と呼ばれている。

 

埼玉県人だが、通訳していいた頃に知り合ったイギリス人の

夫ともにカナダに住んでいる。

 

噂だが日本人相手の毛皮商を営んでいたとか、最近は大きな

農場経営しており、移動には飛行機を使ってるとか。

 

70歳になるが、故郷恋しか、昨年から私の住む村の町に

大きな空き家を買った。

 

(不思議なのは、夫がいること、夫の故郷、イギリスはどうでも

いいのかな?)

 

夫は、日本妻を持ちながら、未だに日本語を話せない。

日本語を覚えなくてもいいらしい、のりこさんが喋るから。

 

いつまでたっても夫の名前を私は覚えられない。

のりこさんが喋るから。

 

夫妻は、四季に合わせ、カナダと日本を住みわけるようだ。

のりこさんの子供さん達、どんな仕事しているのか

聞かないし、のり子さんも言わないから、知らない。

でも東京に来る事もあるらしい。(スケートのコーチか?)

スケールのでかい外人の生活は、庶民には分からない。

 

昔、のりこさんの息子アンドリューが村に来たことがある。

体格は残念ながらのりこさん似。

鼻をクスクス鳴らし、「鼻アレルギーです」と躊躇な日本語で言った。

父親が話せない日本語を、何故、息子が先に覚えるのか

変なのっと思った。

アンドリューは正座もできた。

 

昨年、8月、のりこさんが買った家でホームパーティを

した。のりこさんって、自分以外の人間が喋ると、途端に

機嫌悪い表情になる。

自分中心、私の母ちゃんに似ている。

 

のりこさんの夫は、のりこさんには勿体ない程のイケメン。

勿論、背が高い。

とても優しい表情を浮かべている。

 

短気でちびでお喋りののりこさんに、完全に敷かれている。

離婚もせず、ましてや日本について来るんだから、のりこさん

相当の魅力があるんだろうね。

 

金持ちさんののりこさん、お土産はいつも、?、?って

奇妙な物を送ってくる。

シャケ缶?(謎)、数個。駄菓子数個。ジャツキー?

そんな感じ。

家で処分できない物を、「そうだわ、村の子にくれてあげよう」。

 

裕福な時代になっている村の生活レベルを把握していない。

 

ーーーー「荷物の中に添えられていた手紙」ーーーー

 

〇〇さんから、母ちゃんが亡くなったと知らせがきました。

もう会えなくなってしまい悲しいです。

日本に帰ると母ちゃんに会いにいくのが楽しみでした。

 

小さい頃いつも夏休みは〇〇宅に(のり子さんたちは埼玉県人だったが

疎開で、うちの村に過ごしていた。

のりこさんの母親の姉がうちの婆ちゃん。いとこ同士のとうちゃんと

のりこさん。〇〇はうちの名前。)

世話になり、とうちゃんきょうだいと過ごしました。

 

おばあちゃんがいて、母ちゃんがいてみんなで

一人一人黒いお膳で食事をしました。

 

今考えると用意する人たちは

大変だったろうなと思います。

 

ああ、もうこの世代の人達は皆んな逝ってしまいました。

母ちゃんが最後でした。

さみしいです。

 

以下は菓子の紹介と、私に食べ過ぎるなと警告文。

そして、2018年3月に帰る予定と。

 

のりこさん、菓子より欲しい物があるよ。

いい加減、貴金属くれよ。

金のネックレスとか・・・。

 

 

ちなみに空き家の管理まかされている人

親戚でもなんでもない。

電気やさんだ。修理に行った事があるだけ。

それだけなのに、遠いカナダから

「草刈りして」「写真送って」等々指示されている。

気の良い人だから、断れないみたい。

 

 

 

 

 

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収支決算、父ちゃん自宅葬、残金100万円。母ちゃん会館葬、残金20万円。

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父ちゃんは65歳の時に脳出血で倒れ、後遺症として四肢不全麻痺、言語障害    嚥下障害がみられた。(おそらく認知症もあったと思う。)

 

家での介護は、できないため老健施設に入所した。

 

当初、全介助すれば車椅子に乗り、むせながらでも食事していた。

病状は悪化していき、しばらくすると寝たきりになった。

むせがひどく度々、肺炎を起こし入退院を繰り返していた。

 

栄養は胃瘻増設し、そこから注入するようになった。

痰がからみ、しょっちゅう、吸痰される。

吸痰されると、息ができない。

苦痛で顔がゆがむ。

 

年に2回、それぞれ5日間ほどの休みを取り、父ちゃんを外泊させていた。

今と違い、その時代は、施設の職員が送迎してくれた。

エアーマット、吸引物品、胃瘻物品を持って。

 

認知が進み、喋る事がなくなった父ちゃんだったが

私が「家帰るか?」と聞くと「うん」と返事する。

父ちゃんが生まれ育った家。

 

でも、外泊してきても、寝たきり、胃瘻からの栄養には

変わりない。

 

四肢麻痺の重い父ちゃんを車椅子の乗せれる者はいなかったから

庭を見せてあげるなんて考えもしなかった。

 

男親って損。

 

会話する事もないし、手足をマッサージする事もなかった。

ただ、オムツを替え、時間がくれば吸痰して、胃瘻から

栄養をいれる、やくめづまし。

笑いかける事もなかったな。

 

倒れてから10年後、父ちゃんは急変し病院に3日入院して

死んだ。

 

自宅で葬式をあげるのが当たり前の時代。

 

村の親戚、知人の男たちが家じゅうの家具をどっかに放り込み

仏間、座敷の戸をはずし、外では、点灯を持った誰かが

車の誘導をする。受付係は寒い玄関口に机をだして記帳を始める。

 

遺族は、台所に入ってはいけないというルールがあり

5~6人くらいのお母ちゃん連中が遺族、知人、男たちのための

まかない作る。

 

お母ちゃん達のリーダーが3日分のメニューを考える。

食材の買い出し、調理器具の持ち込み、皿洗い、ゴミ捨て係

味付け係、整理係、そして自分達も適度に休憩し世間話する。

斉二場に持っていくためのおにぎり作り、重箱に煮しめを

詰める係。客や男たちがいれば、お茶だし、ビール運び。

朝7時から夕方6時くらいまで、働きづめでとても疲れる。

 

みんなでやらないと葬式が終わらない。

 

父ちゃんの場合は、10年間不在であったが香典数では

300万円あった。弔問客が多すぎて座敷に入れない客が茶の間で

座っていたくらい。

 

住職も客の多さにうろたえたのか

式の段取りを間違えたり(終わったの?って感じで帰り出す客)

今度は、自分が軽トラを

買った自慢話をしたり、法話もなかった。

 

大事な父ちゃんの葬式に何てことしてくれたんだと

私は、腹がたった。

 

葬儀が終わると、仕出し屋から運ばれてくる御前。

 

客とともに、手伝ってくれた裏方、村の人が席につく。

 

今度は、遺族が感謝の挨拶を述べながら、一人一人に

お酌をしてまわる。

 

みんなで協力して行う自宅葬。手伝ってくれた方々に商品券を

わたす。

 

花屋、スーパー、酒屋、仕出し屋、饅頭屋、病院

ガス屋(台所だけでは調理が間に合わないので納屋にガスボンベ

を設置してまかないする)、お布施(通夜の段取りを忘れた奴に30万円)

各所にでむいて支払いをする。

あと、忘れて行ったザルや鍋を持ち主に返しに行ったり。

(村の人は、調理器具に名前を書いている。)

 

家じゅうに人があふれ、緊張しっぱなしの自宅葬。

収支決算は残金100万円。

 

母ちゃんの場合は、セレモニー会館に香典の7割持っていかれた。

でも、家でくつろげるのでとても良かった

家族でいろんな話しあいもできた

 

父ちゃんの時のように、みんな忙しいのに、申し訳ないという

思いがなくて、良かった。

 

母ちゃんの場合、香典200万円弱。病院代やお布施代、施設料金

病衣代などひくと、残金は20万円だった。

 

できれば、家族葬が良いと思う。

故人の親しい人達だけで、見送りする

 

田舎は無理だわ。

人間関係が密着しているし、掟があるからね。

 

 

 

 

 

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