木が金に変わる
今は亡き父ちゃんが大事に大事に育てた山。
ごめんね、管理できないから、ちゃっちゃっと、木切って
金にかえとる。
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昔と違って、今は木の需要が減り、値打ちが落ちているって
いっても売ればボーナス分ほどの金が入る。
木材市場から送ってくる明細書の見方がわからないもんで
今日、姉と二人で事務所に行ってきた。
応対してくれた人、親切にいろいろ教えてくれる。
木を売る流れーーーー
① 山から木を切り出す業者さんは、私達が選ぶ。
信頼できる人がいいね、山でなにされているか
わからないからね。
切って良い木と、だめな木とを解る人でないとね。
「やべえ、足まで切った」なんて怪我されても困るしね。
木は4mに裁断され、トラックに積み、市場に出荷する。
ここまでが①段階なんだけど業者さんに支払う料金は40万ちょっと。・
②市が開催される日は県外からも買い手がやってくる。
オークション的な感じで値が決まるらしい。
木は乾燥していないとダメ。また、太すぎても、細すぎてもダメ。
腐っているのももちろんダメ。
売れ残るとチップなんかにして処理されるらしい。
②の段階のお世話をしてくれる木材センターへの支払い金は 10万ちょっと。
③我が家へ、売り上げが振り込まれる。
高い値がつく良い木でないと、お金にならない。
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父ちゃん、ありがとね、良い木に育ててくれて。
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事務所をでた私達は晴れ晴れとした感じでランチした。
ここは、蔵をリメークしたお店。
解る人には解る建造物。
布を裂いて作るタペストリー。
好きなんだな、こういう雰囲気。
姉に「サンドイッチマン」面白いからYoutubeで見るよう話しけど
あの人、見ないな、きっと。
お笑いわからん人やから。
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帰宅して大の散歩に行く。
今日も柿を盗む予定だったが、あるじが居た。
あるじは最近、母親の葬式をあげた人だったので(家もちかじかあげるかもしれないから準備しよう)挨拶してお話をしていた。
話題を柿にすると、袋に入れてくれて「散歩の時、取っていっていいよ」とまで言ってくれた。
(すみません、前から盗ってたよ)