メタボンの行きあたりばったり

昨年定年退職しましたメタボンです。毒を吐きます。

いくつになっても人付き合いに苦戦する

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ただ今、人気のハーバリウム

 

作り方は簡単

瓶の中に好みのドライフラワーを入れて

オイルを注ぐだけ

 

オイルを入れる事で透過性が増し、

ドライフラワーの色合いがはっきり見える

 

癒しの一品だ

これを先月の押し花教室で作った

 

ーー

 

押し花教室の先輩N川さん(見た目80歳)から

電話がきた

 

「公民館のウインドウに作品展示するから

なんか持って来て」って

 

N川さんは、押し花教室の古株で

おとなしそうなたたづまいでありながら

教室を牛耳っている裏ボスだ

 

年寄りだからってなめてはいけない

気にいられるようにしなければ

私が次のボスになれない

 

ハーバリウムを手に取り、車を走らせる

 

先輩達の地味な作品のなかで、私のハーバリウムはきっと

輝く存在になるはずだ

 

今まで駄作を作り続けてきたけど

ハーバリウムは自分がとても気に入っている

 

公民館でN川さんと待ち合わせる

 

高齢者だけど軽自動車を運転している

田舎では車がないと移動できない

 

N川さんの作品は大きいサイズが多い

車から取り出し運ぶのは私の役目だ

 

N「ウインドウに展示してもらえるのは

今回が初めて、ずっとキルト教室が独占してたから」

 

デビュー戦ですね

はりきりましょう

 

N川さんの心をつかむために話題を提供する

 

私「カーペット欲しいんですけどどこに行けば

売ってますか、犬がいるから洗濯しやすい

薄地のやつが良いんですけど・・」

N「ニトリに行けば」

 

そんなこんなしているうちに教室の他のメンバーも

作品を抱えて公民館ウインドウ前に集まり出す

 

ハーバリウムは私だけ

みんな額だ

額の大きさは様々、形も縦長だったり横長だったり

 

公民館ウインドウ係のおっさんがディスプレイの

実行者で

私達は作品の配置をおっさんに指示するだけだ

 

生徒さんなら誰でも自分の作品を人目につきやすい

位置のおきたいはずだ

だけど自らは動かない、だから私が先導する

 

一歩前でておっさんに指示する

私「これ(裏ボスの作品)、中央にかけて」

 

裏ボスは満足げにほくそ笑んでいる

 

後にかける品は、やはり作者の教室内でのパワーを

考慮して選択する

 

同期ライバルのごくみが私の指示を聞かない

勝手に先輩方の作品をおっさんに渡している

 

OK、ごくみ

ここは仲良くしよう、話合って決めようね

・・って、聞けよ!

 

先輩達も先輩達で「この花なんて言うの?

染めたの?、こんなやり方あるんだ~~・・」

わちゃわちゃお喋り始めている

 

アメまで配り出したり、ほうばったり

ごくみが輪の中で笑っている

 

配置に熱くなっている私だけが孤独だ

 

 

適当に、緩く、協調して、笑顔を絶やさず

場の空気を読んで、、、むきにならないで、、

 

 

61にもなって人づきあいに苦戦している

 

人と交わるのが面倒なくせに

それでは前に進めないと思う

 

強いメンタルが欲しい

何かに夢中になりたい

自信が欲しい

 

私のハーバリウム

みんなの配置が終了したあとで

ウインドウの隅っこに置いた

 

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